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これについて朝日・社説が論じている。「ゲノムベビー」というタイトルで。
エイズウイルスに感染しないよう受精卵の遺伝子にゲノム編集を施し、その受精卵から双子が生まれた――。昨年秋、中国の大学副教授が国際会議でした発表の真偽を調べていた広東省の調査チームが、内容は事実だと認定した。8組の夫婦が協力し、さらにもう1組が妊娠中だという。副教授は倫理審査の書類を偽造し、血液検査では替え玉を使っていたらしい。
ゲノム編集の技術は安全性がいまだ確立しておらず、子孫に未知の影響が及ぶ。副教授の試みは人体実験というべきもので、到底許されない。
中国はゲノム編集の研究に豊富な資金を投入し、多くの研究者を抱え、強い影響力を持つ。
( → (社説)ゲノムベビー 納得できぬ中国の対応:朝日新聞 )
社説は「反対だ」というふうに旗幟を鮮明にしているが、それは当然なので、本項ではことさら取り上げず、別の観点から論じたい。
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中国はこの手の研究にとても熱心だ。他の先進国が「倫理的な問題がある」といって自粛しているような分野で、やたらと研究を進めている。いかにも「人権無視」だ。
実は、これは、中国の「人権無視」という体質と同じ根源によるのだろう。一般社会では「人権無視」をしているから、研究分野でも「人権無視」をする。ここでは、個々の人間の人権を無視するというよりは、人類全体の人権を無視している感じだ。かくて、試験管ベビーないし人造ベビーみたいなものを生み出す。
では、その目的は? 人類改造計画だろう。中国だけで人類改造計画を実施することで、中国人の遺伝子を改善する。それも、他国に先んじて、自分たちだけで。
で、その狙いは、最終的には「軍事的強化」だろう。遺伝子的に優れた兵士や技術者を量産することで、軍事的に西側社会を圧倒しようとする。
つまり、「人権無視」と「軍事的強化」は、一体化しているのだ。その二つを結びつけるのが、「人類改造計画」すなわち「遺伝子操作ベビー」(ゲノムベビー)なのである。
まことに困ったことだ。ここでは、中国に圧力をかけるトランプ流の政策に頼るしかなさそうだ。
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さて。ここで問題だ。
人権無視をする中国に対して、日本政府はどのような態度を取るか? トランプみたいに中国に圧力をかけるか? それとも腰砕けになって、何も言えずに黙っているか?
この問題については、似た問題と対比するとわかる。そえれは、ベネズエラの問題だ。独裁政権であるベネズエラに対して、日本政府はどういう態度を取っているか? これについては、次の記事がある。
→ ベネズエラ政変、世界を二分 暫定大統領を承認 「内政干渉だ」反発:朝日新聞
記事の要旨:
ベネズエラでは、独裁大統領がいる。昨年の大統領選では、野党の候補者の立候補を認めずに、非民主的な選挙をして、勝手に当選を宣言した。本年1月10日に任期切れ。野党は「選挙無効」を宣言して、「大統領は不在なので、憲法の規定でグアイド国会議長が暫定大統領に就任」と宣言した。西側諸国はこれを認めたが、中国やロシアのような独裁国家はこれを認めない。日本政府は、様子見で、どっちつかず。
国別の色分けは、下記の図にある。
→ ベネズエラ政権に対する主な国の姿勢(画像)
民主主義の国はこぞって野党側を支持しているのに、日本だけはその仲間に入らないで、中国やロシアのような独裁国家との間で、様子見をしている。何ともまあ、情けない状態だ。
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となると、冒頭の遺伝子操作ベビーについても、日本は何も強いことを言えないだろう。ベネズエラにすら何も言えないのだから、まして中国のような大国には。
この二つの問題を並べてみると、日本政府の姿勢がよくわかる。
本項では、一見無関係な二つの問題を並べてみることで、日本政府の姿勢をあぶり出した。そこには「民主主義の重視」という姿勢はまったくなく、「独裁国家にひよる」という姿勢が見られる。
では、なぜ? 日本政府はなぜ、そんな馬鹿げたことをするのか?
考えれば、理由は明らかだろう。安倍首相自身が独裁的な人物だからである。れっきとした独裁者が、(よその)独裁国家を批判するはずがないのだ。同類なんだから。
【 関連サイト 】
中国の人権侵害の問題については、次のサイトでも詳しく論じている。ご一読あれ。
→ 絶体絶命のファーウェイ、西側世界が忌み嫌う理由 テクノロジーで中華秩序圏の拡大を支援

100%純正の日本人という人間を作ってもらってそれを輸入すれば外国人労働者の問題が解決して,島国ニッポンの体を維持できますね・・・。
まさかずっと実験室で暮らさせるわけにはいかないし。
将来的に改変人間が増加して、旧人間(我々)が淘汰されていくかもしれない。
これは国家間の戦争なんかよりもずっと大変なことだと思うのですが。
クローン人間の項目で扱いました。下記。
http://openblog.seesaa.net/article/453993729.html
ひとことで言うなら、普通の人と同じ。同じでないと思うのは、人々の誤解による。