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これは、朝日新聞の記事にあった。
北海道南東沖の千島海溝で起こる「超巨大地震」が注目されている。国の地震調査研究推進本部は一昨年末、「切迫性が高い」とする見解を公表、東日本大震災の前にみられたような地震活動の変化を指摘する研究者もいる。
( → 研究者にじむ危機感、「切迫」する北海道沖の超巨大地震:朝日新聞 )
登録すれば、記事の全文を読める。
ともあれ、このあたりでは地震の危険が切迫しているわけだ。南海トラフ地震ばかりが警告されていたが、そればかりではない、ということのようだ。
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私の感想を言うと、こうだ。
前に三陸沖で地震があったが、そのあと、千葉のあたりでいくらか地震があった。また、熊本で地震があったり、草津白根山の噴火があったり、口永良部島の噴火があったりした。その空白域が南海トラフなので、南海トラフ地震の危険がいっそう高まったと思えた。これらはいずれも三陸沖よりも南側の出来事だった。
しかし、もうひとつ、三陸沖よりも北側にも地震の危険はあるのだ。というのは、地殻のの歪みが溜まっていったあとで、三陸沖でそのひずみが解放されたあとで、他の領域では歪みが溜まったままであるからだ。やがてはその歪みが解放される必要がある。そして、歪みが解放されるというのは、それすなわち、地震である。その時期が差し迫っているわけだ。
[ 付記 ]
それとは別に、先の北海道地震というのもあった。
ただしこれは、苫小牧のそばなので、内陸部における地震だった。とすると、日本列島の東側で起こる巨大地震とは、別の種類の地震だろう。規模も小さい。
この地震については、話が別なので、特に考えに入れなくてもよさそうだ。
2003年の十勝沖地震
が起きて以降、震度3〜4クラスの地震はほぼ毎年起きているものの、気象庁が名前を付けるほどの大地震は起きてないから、そろそろ起きてもおかしくないかもしれないですね。
1994年 北海道東方沖地震
というのもおきてある。
ただ、根室半島沖の海域で起きていないのが不気味。