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チャンネルを切り替えているうちに、たまたま小芝風花という注目女優(「あさが来た」で見た)が登場したので、そのまま見ていたら、引き込まれた。
オタクの話なんて、面白くもないと思っていたのだが、オタクの自虐が満載で、すごくコミカルで、オタクでなくとも楽しめた。というか、オタクでない方が楽しめる。(オタクだと自虐ネタが、つらそうだ。)
その上、作り込みがすごく上手だ。特撮も上手だし(調べたら東映が特撮協力している)、台詞はうまく書き込まれているし、役者は芸達者がそろっている。配役も絶妙で、小芝風花や倉科カナという美人をそろえている。
( ※ 美人女優を使ったのは、良い変更だ。)
ちなみに、原作漫画は3巻まで無料だというので、ちょっと見てみたが、出来のひどさに唖然とした。まるで素人の作品だ。こんなに低レベルの作品を、あそこまで高度に実写化したのかと思うと、拍手喝采したくなる。それも、原作を破壊しているのではなく、原作のテイストをそのままで、レベルを大幅に引き上げている。原作以上に、原作の世界を上手に構築している。
おまけに、最後には感動のシーンもあって、ちょっと涙が出そうになった。
全体としては、とても楽しいコメディとなっている。近年ではまれに見るような良質なコメディだろう。これほど楽しめるコメディは、滅多にない。
愉快に楽しめて、レベルも高くて、美人女優も目の保養になる……という、一粒でたくさん楽しめるお得なドラマだ。NHK の底力を見た感じだ。称賛したい。
※ 再放送は、火曜日の深夜。
【 関連サイト 】
→ トクサツガガガ|NHK ドラマ10(公式)
→ 特オタの葛藤をコミカルに描く #トクサツガガガ のドラマが再現度高くて思わず心に刺さる人たち - Togetter
→ 「仲間はほしいがオタバレしたくない」くっそわかる! 擬態して生きる全隠れオタが #トクサツガガガ に共感の涙 - Togetter
twitter でも「トクサツガガガ」で検索すると、多くの声が見つかる。ただ、放送後かなり日がたっているのに、声は次々と湧き起こっていて、とうてい読み切れたものではない。テレビ番組で、これほどにも twitter で声が湧く番組も、珍しいだろう。他の人気番組を大きくしのいでいる。「幅広く」よりも「深く」心に響くようだ。
→ Wikipedia
※ 「ガガガ」の意味が書いてあるが、こじつけっぽい。
気にしない方がよさそうだ。調べると面倒になる。
【 参考画像 】
小芝風花とか倉科カナの役じゃねーというキャスティングの問題とか細かい台詞がオタっぽくないとか、NHKが何か媚びたい理由があるのか?とか色々引っかかるけど今回はイクトゥス作戦の成功を祝おうではないか。#トクサツガガガ pic.twitter.com/6WbIgF4tro
— 黒男 (@kuroneko402) 2019年1月18日
番組中のシシレオーフィギュアを購入できる。
詳細は → 公式サイト
Amazon でも予約受付中らしいが、非公式なので、発売日まで待つ方がいい。
トクサツガガガ 15 フィギュア付き特装版 (特品)
https://amzn.to/2U4sLfo
https://natalie.mu/comic/news/316816
→ https://pid.nhk.or.jp/event/PPG0328385/index.html
→ http://bit.ly/2T97twY
・ 最終回の小芝風花の演技に絶賛。
・ 倉科カナが毎回、かわいい。
このようなツイートが大量にあふれている。
単なる特撮ドラマに留まらず、人間的な普遍性にまで高めた、見事なドラマだった。特に、キャストが素晴らしかった。全員が はまり役というドラマも、滅多にない。脇役っぽい白石マイちゃんもよかった。
https://mainichi.jp/articles/20181105/dyo/00m/200/027000c