2019年01月16日

◆ ご飯とおかずの関係

 ご飯とおかずの関係は? そこには主従の関係ではなく、マリアージュの関係がある。

 ──

 ご飯とおかずの関係は? 伝統的な考え方では、こうだった。
 「ご飯はカロリーを取るための主食である。主食それだけでは味や栄養が不足するので、主食を補う副食として、おかずがある」

 これはカロリー不足の時代には成立したが、その後、カロリー過剰となる肥満が問題になると、「炭水化物ダイエット」という発想が広がった。
 「ご飯を食べるとカロリーが過剰になるので、ご飯を食べない方がいい。炭水化物は取らずに、野菜とタンパク質だけを取ればいい。炭水化物をゼロにしろとは言わないが、なるべく減らすのがいい」

 この方針を私も取ったが、そうするとたしかに肥満気味の問題は軽減したのだが、「食事がおいしくない」という問題が発生した。ご飯なしで、野菜とタンパク質だけの料理を食べても、おいしくないのである。

 ──

 そこでじっくり考えた。その結論は、こうだ。
 「料理というものは、ご飯といっしょに食べてこそ、食事として完成する。ごはんなしでは、おいしいはずがない」

 具体的な例では、こうだ。
  ・ 寿司はおいしいが、刺身だけではおいしくない。
  ・ 中華料理は、ご飯や麺類なしだと、おいしくない。
  ・ キムチは、ご飯なしだと、すごくまずい。
  ・ サラダを食べるより、サンドイッチにする方がおいしい。

 
 以上をまとめると、こうだ。
 「しょっぱい味付けの料理では、炭水化物(ご飯・麺類・パン)といっしょに食べた方が、ずっとおいしくなる。それ単品で食べても、あまりおいしくない」


 これの例外となるのは、焼き肉だ。焼き肉は、脂肪がたっぷりとあるので、その脂肪が炭水化物のかわりになる。ここでは、炭水化物は必要ない。
 しかしそれ以外のたいていの料理では、炭水化物がいっしょにある方が、ずっとおいしいのだ。
 実際、お寿司やサンドイッチで、ご飯やパンを除いて食べたら、あまりおいしくないはずだ。

 ──

 以上からわかることは、こうだ。
 「ご飯とおかずの関係は、主従の関係でもなく、補い合う関係でもない。両者が一体化することで、1ランク上の別物に成り代わるのだ。それはマリアージュとも言える」
 マリアージュ
 フランス語で「結婚」のこと。→結婚
 ※ フランス人はしばしば、もともとふたつで別々だった存在があたかもひとつの存在のように調和した状態になることを、詩的に(メタファー的に)「mariage マリアージュ」と言う。
 例えば肉料理や魚料理などとフランス流ソースの味がうまくひとつになって調和した味が生まれている時もシェフやお客は「マリアージュ」と表現する。
( → マリアージュ - Wikipedia

 人間同士の結婚もまた、主従の関係でなく、マリアージュの関係でありたいものだ。

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posted by 管理人 at 18:39| Comment(1) | 一般(雑学)5 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 本項と似た(同趣旨の)話は、前にも記したことがあった。そちらも参照。
  → 炭水化物は最後に食べる?
    http://openblog.seesaa.net/article/448121738.html
Posted by 管理人 at 2019年01月18日 07:28
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