2018年12月30日

◆ ふるさと納税で 100億円の損

 ふるさと納税で、大損している自治体が多いそうだ。横浜市は 100億円もの損。

 ──

 ふるさと納税が悪であるのは、他の自治体の金を奪うからだ(泥棒も同然だからだ)……と前に述べた。
  → ふるさと納税が悪である理由: Open ブログ

 続けて、都会の自治体も工夫すれば、ふるさと納税で収入を増やせる、とも述べた。
  → ふるさと納税を逆用せよ: Open ブログ

 これらの話は、別に、ニュースで話題になったわけでもないのだが、本サイトではたまたま取り上げた。(読者のコメントに反応する形で。)
 すると、朝日の記者も本サイトを読んだのかどうかは知らないが、まるでタイアップみたいにこの件を掘り下げた記事が出た。本日朝刊の記事。
 ふるさと納税による自治体ごとの昨年度の「収支」が、全国の自治体の約6割で前年度より悪化したことが朝日新聞の調べでわかった。
( → ふるさと納税、6割「悪化」 返礼品競争過熱、流出の規模拡大:朝日新聞

 わざわざ調べてくれたんですね。私が頼んだわけじゃないんだけど。

 記事によれば、「地方が得して、都会が損する」という当初の狙いとは逆に、たいていの自治体が赤字になっているそうだ。一部の「勝ち組」みたいな特定の自治体ばかりが大儲けして、他の大部分の自治体は赤字になる。もちろん地方の自治体もそうだ。たいして特産品があるわけでもないので、赤字になるそうだ。

 ただし、赤字が大規模になるのは、都会の自治体だ。赤字ランキングのと、黒字ランキングの、トップ5は、下記だ。
【赤字】
 (1)横浜市      −102億3千万円
 (2)名古屋市     −58億円
 (3)大阪市      −50億9千万円
 (4)川崎市      −41億9千万円
 (5)東京都世田谷区  −40億3千万円
 
【黒字】

 (1)大阪府泉佐野市  49億8千万円
 (2)佐賀県みやき町  40億1千万円
 (3)宮崎県都農町   31億6千万円
 (4)宮崎県都城市   23億3千万円
 (5)和歌山県湯浅町  20億7千万円

( → ふるさと納税、地方も「赤字」 「よそ様の肉のほうがいいのか」嘆き:朝日新聞

 黒字については、こうある。
 寄付を多く集める「勝ち組」には、高級和牛やカニなどの産地が目立つ。1万円の寄付でビール24缶などを送る大阪府泉佐野市や、金券類を期間限定で出していた静岡県小山町など

 たかがビールぐらいで、50億円(49億8千万円)も儲かるのか。だったら、他の自治体も真似ればいい。特に、横浜市は真似ればいい。
 
 ちなみに、関東のビール工場の配置図。





 見ればわかるように、横浜にもある。(キリンビール横浜工場。)
 だから、ここのビールを返礼品にすれば、横浜市は赤字を大幅に縮小できるはずなのだ。(行政の怠慢だな。)

 さらに言えば、地ビールの工場もある。こっちも狙い目だ。





 先の項目では「ホテル券」という案も示した。これに習えば、横浜市では、「ホテル券」も使えるし、ついでに「中華街券」というのも使えそうだ。こういうのをどんどん導入すれば、ふるさと納税の大幅赤字(100億円)を解消することもできそうだ。

 ともあれ、こういうふうにいろいろと努力すれば、都会の自治体でも大幅赤字を解消できる。そのことで、地方を衰退させる効果が生じるので、ふるさと納税という馬鹿げた制度を廃止に追い込めるだろう。
( ※ 前述したとおり。 → ふるさと納税を逆用せよ: Open ブログ



 [ 付記 ]
 東京都渋谷区恵比寿には、「ヱビスビール記念館」がある。ここには、今では工場はなくなったが、以前は工場があった。今はミュージアムがあって、各種グッズやビールを販売している。
 だったら、ここのビールを返礼品にしてもよさそうだ。一応、理屈は立つので。(渋谷区限定。)

 練馬区にも、ワイン工場がある。「東京ワイナリー」という醸造所。
posted by 管理人 at 18:47| Comment(1) | 一般(雑学)5 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
地方交付税の交付団体の場合はふるさと納税による税収減の75%分は地方交付税で補填される。
朝日新聞の記事は収支にこの補填分がはいっていない。

なお、寄付による増収分は地方交付税には影響しないらしい。
したがって、地方交付税による補填分は国民負担らしい。
Posted by nb at 2019年01月04日 15:55
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