2018年12月27日

◆ 日産のガバナンスの評価

 ゴーン不正問題の関連。日産自動車のガバナンス(の評価)は、世界では最下位だが、国内では最上位。

 ──

 企業の情報公開についての話で、下記記事(コラム)がある。
 もっと聞きたいテーマは第1にガバナンスで58%、次がサイバーセキュリティーで53%。…… 一番の話題はガバナンスだった(70%)。
 では日本ではどうか。米大手データ会社のESGランキングのガバナンス指標で、日産自動車は世界の自動車会社41社中で最下位。ゴーン氏の長期統治やルノーの影響力、独立した報酬委員会がない点が指摘されていたという。他方、10月に発表された国内のアナリストによる評価で日産は自動車・同部品・タイヤの業種の19社で、ガバナンス部門の評価では1位だった。この違いは何なのか。
( → (経済気象台)投資判断にESG評価も:朝日新聞

 投資家が重視する点はガバナンス。そのガバナンスの評価では、日産自動車は、次のようになる。
  ・ 米国の評価では、世界 41社中で最下位。
  ・ 日本の評価では、国内 19社中で1位。


 これは、二通りの解釈ができる。
  ・ 日本の評価基準がデタラメすぎる。
  ・ 日産以外の国内各社が駄目すぎる。


 後者であれば、日産にとっては嬉しいことだが、そうか? 両方の評価では共通するはずの会社がある。それは、
  トヨタ・ホンダ・マツダ・スバル・三菱自動車
 の5社だ。これらの5社は、両方の調査に重複しているはずだ。
  ※ ちなみに世界の大手自動車メーカーの一覧。
     → 自動車メーカーの品質ランキング
    ここには 40社弱の会社名があり、上記5社が含まれる。

 この5社を含めた調査で、日産は、米国のランキングで最下位、日本のランキングでトップ。
 とすれば、評価の方法そのものがおかしい、ということになる。

 ということは……? 
 日産自動車のガバナンスが駄目なのかと思ったら、さにあらず。日産だけの問題ではないのだ。世界基準では最悪を見なされる日産のガバナンスを、国内で最高レベルと見なすほどにも、日本のガバナンス評価システムが狂っているのだ。日産1社の問題というよりは、国全体のレベルでガバナンス体制(その評価体制)が狂っているわけだ。

 問題は非常に根深い、とわかる。

 思えば、スバルや日産の検査不正も、次から次へと問題点が噴出する。また、日立その他でも、同種の問題が発生する。それでいて、たいていの事例では、系絵社は責任を取らずじまいだ。(「社長を辞任しました」という例では、「社長を辞めて会長になりました」ということもある。)
 もう、国全体でメチャクチャだな。

  ※ 安倍首相を真似ているのかもね。首相がひどいと、それに「右へならえ」で、国全体がおかしくなる。

posted by 管理人 at 23:30| Comment(0) | 自動車・交通 | 更新情報をチェックする
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