2018年12月10日

◆ 日産を脱ゴーン化せよ

 ゴーンがいなくなったあと、日産を再生するべきだ。それにはどうする? ゴーンのやったことの逆をやればいい。

 ──

 日産はゴーンのせいで駄目になった、と何度も書いてきた。たとえば、これ。(まとめあり。)
  → ゴーンの不正の問題点は?: Open ブログ

 ゴーンのせいで駄目になったのだから、ゴーンがいなくなったあとは、日産を(駄目になった状態から)再生すればいい。
 では、再生するには、どうすればいいか? 話は簡単で、ゴーンのやったことの逆をやればいい。つまり、「ゴーン化」の逆で、「脱ゴーン化」だ。
 具体的には、次のこと(ゴーン化)をやめる。
  ・ 過剰なコストダウン (品質低下の元)
  ・ 検査機器などの設備投資の停止 (検査不正の元)
  ・ モデルチェンジの停止 (商品の旧式化の元)
  ・ 高額な部品の不採用 (自動ブレーキ、充電池で)


 あわせて、次のことも廃止したい。
  ・ 英語の社内公用語化
  ・ 一般社員のコミットメント
  ・ デザインの統一

 
 (1) 英語の社内公用語化がいかに弊害があるかは、前に述べたとおり。
  → 英語の社内公用語化は?: Open ブログ

 (2) コミットメント(発言に責任を取ること)は、一般社員には必要ない。なぜなら、仕事のための権限を与えられていないからだ。こういうふうに「責任を取る」のは、権限のある上級管理職だけでいい。具体的には、事業部長クラス以上だけだ。技術系なら、主管以上。それ以下のレベルでは権限を与えられていないのだから、コミットメントは不要だ。

 (3) デザインの統一( Vモーション ,Vモーション2 )も駄目だ。これは前に述べたとおり。
  → 日産自動車の没落: Open ブログ
 特に、最近の Vモーション2 は、以前の Vモーション ほど気持ち悪くはないが、そのかわり、「ナンバープレートを付けるとカッコ悪い」という難点がある。また、グリルが傷つきやすいという難点もある。
  → 日産の新グリルは欠陥デザイン: Open ブログ
 こんな馬鹿げたデザインに統一するのはやめて、ユーザーが好きなデザインを(車種別で)選べるようにする方がいい。
 特に、日産にはシックなデザインの車がないのが悲惨だ。ボルボみたいにシックなデザインにすれば、日産車も売れそうだが。

 ※ ボルボは2年連続で、日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。デザインも秀逸で、リアデザインは日産のリーフがパクったほどだ。逆に言えば、日産はボルボのデザインをパクるほど無節操なんだから、ひどいものだ。中国メーカーみたい。

 ──

 なお、以上のすべてをひとことで言えば、
  「技術の日産に戻る」
 ということだ。
 ちなみに、現状は、
  「コスト・カットの日産」
 だ。別名、「安かろう、悪かろう」だ。中国メーカーみたいですね。だからデザインも(中国ふうに)パクリの方針になって、ボルボをパクるのかな。

 参考画像:
  → 日産の新型リーフ、テール部分がVOLVO(ボルボ)っぽいと話題に



 [ 付記 ]
 文中の
 「高額な部品の不採用 (自動ブレーキ、充電池で)」

 というのは、次の2点が典型的だ。
  ・ 自動ブレーキは低コスト・低性能の単眼カメラだけ。
  ・ 充電池は、冷却システムがなくて短寿命。

 
 特に前者が問題だ。自動ブレーキが低性能であるせいで、まともに作動せず、事故が起こりやすいからだ。特に、薄暮や雨天のときにはそうだ。この件は、「国が薄暮や雨天のときで自動ブレーキをテストしない」という問題と相まって、欠陥の存在を隠蔽している。前に述べたとおり。
  → 自動ブレーキの問題(またも): Open ブログ

 この問題は、人の命に関わるので、きわめて大きな問題だ。この点では、最近話題になった検査の不正よりもずっと大きな問題だ。(自動ブレーキは人命に最も関わる。)
 似た話題だと、「高速道路であおり運転をして夫婦を死に至らしめた」という裁判がある。この被告の罪は大きく、世論の指弾も厳しい。
  → はてなブックマーク
 しかし、これよりももっと大きな問題だとも言えそうなのが、ゴーンの不正だ。彼は自分が数十億円の不正所得を得るために、日産ユーザーの何百万人もの人命を危険にさらしているのも同然だからだ。(低性能の自動ブレーキで。)

 ※ なお、対処策は簡単で、単に「ミリ波レーダー」を併用するだけで済む。コストは1万円ぐらい。うまく行けば 5000円以下。現状では、その金がゴーンの不正所得に化けるという構造になっているが。(ユーザーの命のかわりに。)……さすがに、コストカッターだ。(ユーザーの命もカットするほどだ。)



 [ 補足 ]
 ついでにもう一つ。
 日産をルノーに隷属させられる状態も解消した方がいいだろう。
 最初にやるべきことは、日産の保有するルノー株 15% の議決権が凍結されているのを、解除することだ。このような「議決権の凍結」は、不平等条約も同然だし、理不尽の隷属的な契約だ。そのせいで、同じく 15% の株しか持っていないフランス政府が我が物顔だ。こういう問題を解消するべきだ。
  → ゴーンの法律的な罪名は?: Open ブログ
 この [ 余談 ]とコメント欄を参照。

 
posted by 管理人 at 23:58| Comment(10) | 自動車・交通 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 最後に [ 付記 ] を加筆しました。
Posted by 管理人 at 2018年12月11日 08:00
>「技術の日産に戻る」

いつ頃の時代を想定されていますか?
Posted by 作業員 at 2018年12月11日 12:53
910ブルーバード。  http://j.mp/2PtbyJL
日産の絶頂期。

 その後、901運動のころも、復興した。
Posted by 管理人 at 2018年12月11日 13:00
あ、間違えた。「技術の日産」というテーマなら、510 ブルーバードが絶頂期でしたね。
910ブルーバードは、大ヒットしたけど、あれは商品企画が良かった。技術面で優れていたのは、圧倒的に 510 だった。
Posted by 管理人 at 2018年12月11日 18:38
実現可能性については言及されていませんから、可否を云々するつもりはありませんが、「技術の日産」に戻せる人材が果たしているのだろうか、甚だ疑問ではあります。

そういった人材が社内で豊富ならば、ゴーンを三顧の礼を以って迎えざるを得ないような苦境には陥らなかったはずじゃないかと...
Posted by 作業員 at 2018年12月12日 00:38
 経営とは、人材の有無ではなく、すでにある人材をいかに生かすか、です。
 人材を変えたければ、全員をクビにしてから新会社を興すしかない。しかしそれはナンセンス。
 マジレスすれば、日産の人材は世界水準で一流レベルです。日本国内でも、往時は東大卒が最も多かった。最近ではトヨタに負けつつあるけど。
 ま、自動車業界は給料がいいので、電器産業よりはずっと有望です。

> ゴーンを三顧の礼を以って迎えざるを得ないような苦境

 兵は一流、将は三流。
Posted by 管理人 at 2018年12月12日 00:55
ここで指している人材とは”技術の日産”に戻すマネジメント能力のある人材という意味です。

兵の時は一流かもしれませんが、将に昇進して経営側に回ったら三流で、苦境に陥いらせたというのがゴーンが来るまでの経緯では。
Posted by 作業員 at 2018年12月12日 01:11
 経営者の人材不足は、日産に限ったことではなく、どの企業にも共通するので、日産だけを心配しても仕方ない。
 そもそもルノーの方がもっとひどい人材不足だし。そもそもゴーン自身からして、最初の5年間は優れていたが、以後は益よりも害が目立った。だから私は「ゴーンを排除しろ」と何度も書いてきた。

 なお、「技術の日産に戻す」だけなら、話は簡単だ。本文中に書いてある通り。何かをするのではなく、やめるだけだ。

 ゴーンをひとことで言えば、「帳簿のことはよくわかっているので、リストラをするには最適だが、自動車のことはろくにわかっていない」と言える。もともと自動車業界には向いていない人だ。一時的なピンチヒッターやリリーフには向いているが、長期的に経営するには向いていない。
 阪神の「代打の神様」みたいな感じ。
Posted by 管理人 at 2018年12月12日 07:54
Posted by P助 at 2018年12月13日 09:28
 ジュークで似ているのはテールランプがブーメランランプであるところだけ。あとは似ていない。
 ブーメランランプは他にもいっぱいあるので、関係ない。
 パクったのは、別のところ。間違い探しみたいに、共通点を見つけましょう。私はブーメランランプ以外に、6箇所見つけた。(正解は書きません。)
Posted by 管理人 at 2018年12月13日 12:12
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