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物理学の「シャルルの法則」で明らかなように、(一定体積では)空気圧は絶対温度に比例する。
秋〜冬に 14度ぐらい温度が低下すると、5%の圧力低下が起こることになる。これは相当大きな数値だ。
タイヤの空気圧が低下すると、転がり抵抗が増す。自転車では踏む力が大きくなる(疲れる)し、自動車では燃費が悪化する。
だから冬の前には、意識して空気圧を高めるようにするといい。
・ 自転車ならば、自分で空気を入れる。
・ 自動車ならば、ガソリンスタンドで空気を入れてもらう。
いずれにせよ、冬の前には空気圧を高めておくといいだろう。そのことで、かなり大幅な効果が出る。自動車では相当大きな省エネになるはずだ。
たとえば、燃費が5%改善するだけでも、日本全体では相当大きな省エネ効果が出る。ガソリンの使用総量は莫大だからだ。
ひるがえって、レジ袋の節約なんて、ほとんど微々たるものである。石油消費量全体の 0.15% であるにすぎない。
→ レジ袋有料化よりも……: Open ブログ
この 0.15% は、2012年以前の数値だ。最近ではレジ袋の使用量が減ってきているから、最近では 0.1% ぐらいまで低下しているはずだ。ここでレジ袋を全廃しても、ほとんど効果はない。(誤差レベルだ。)
その一方で、タイヤの空気圧を高めれば、ものすごく多量の石油節約ができる。
だから、省エネのためであれば、「レジ袋の削減」なんかをめざすよりは、「タイヤの空気圧を高めよう」という運動をする方が、ずっと有効なのだ。
また、それをなすべき時期は、タイヤの空気圧が低下する、今この時期なのだ。
【 関連サイト 】
冬場には空気圧を上げるべきだ……という趣旨のサイトを探して、ググってみたら、そういうサイトはあった。
→ 気温ともに下がるタイヤの空気圧 ? WEB CARTOP
→ 【知ってまっか】冬こそタイヤの空気圧を高めに | AUTO MESSE WEB
→ 気温でクルマのタイヤの空気圧は変わる! 寒くなる時期は……
【 関連商品 】
自動車のタイヤの空気入れは、ガソリンスタンドでやってもらえるが、自分でやることもできる。器具は普通の自転車の空気入れと同じものでいい。ただし、ソケットみたいなもの(アタッチメント or バブルコネクタ or アダプタ)には、次の3種類がある。
・ 自転車用 …… 英式(軽快車)・仏式(スポーツ車)
・ 自動車用 …… 米式
通常の自転車は英式だが、他に仏式・米式があるわけだ。
詳しくは
→ 3タイプの説明
こいつを切り替えることで、自転車にも自動車にも使える。
変換用のアダプタは自転車屋で売っているので、自分で変換することもできる。
→ https://amzn.to/2PSXZst
一方、もともと両方が使えるタイプもある。たとえば下記。
https://amzn.to/2TzYoxY
これは普通の空気入れだが、一方、携帯用の空気入れというのもある。しかしそれは、小型で運搬可能ではあるが、腕の力で空気入れをするので、腕が疲れてしまって、通常の使用には向いていないことが多い。
携帯タイプの空気入れを買うと、「失敗した!」と後悔する羽目になりやすいので、ご注意あれ。
一方、足踏み式というのもある。
https://amzn.to/2R6Z9Nf
ただし足踏み式は、自動車用を念頭に置いているので、英式のコネクタが付いていないことがある。つまり、普通の自転車には使えない。(自動車とスポーツ自転車にしか使えない。)
間違えないように、ご注意あれ。
【 関連動画 】
[ 余談 ]
朝日新聞では相も変わらず「レジ袋の削減」をめざす記事を掲載している。
→ 脱レジ袋 共感生み、企業イメージの向上につなげるには:朝日新聞
科学的・合理的に考えるよりは、もはや環境運動の宗教的信仰に近い。運動自体が自己目的化している。
【 追記 】
自動車の空気圧の調整は、ガソリンスタンドでやってもらう場合、基本的には無料だ。また、時間も5分間で済む。
→ タイヤの空気圧をガソリンスタンドで調整してもらうときのポイント
→ セルフスタンドでも無料でやってもらえる
手間もお金もかからないのだから、やってもらうのに越したことはない。
街乗りならともかく、高速道路を走る場合には、燃費に大きく影響する。安全性にも、ちょっとは影響する。(空気圧が不足すると、危険度がちょっとだけ高くなる。)
自分の命を危険にさらしてもいい、と思うのでなければ、ガソリンスタンドで一声かけて、空気圧を最適にしてもらうといい。特に、冬の前後と、夏の前後には。
※ 自分の命は安いので、いつ捨ててもいい、という人を除く。
何も付けないと米式ですがアダプターが付いていて英・仏に対応できます。値段もさほど高くなかったと思います。
但し、自動車のタイヤは容量が大きいので0.1〜0.2kgf/cm2上げるのに数10回ポンプのピストンを押し下げるので、そこそこの負荷になります。
今見ましたら、私のと同じ物の新版がアマゾンで1777円でした。
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%91%E3%83%8A%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC-%E3%83%95%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%97S-SG%E8%A6%8F%E6%A0%BC%E5%AF%BE%E5%BF%9C-%E4%BB%8F%E5%BC%8F%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%96%E5%AF%BE%E5%BF%9C-FTP-YBG-S/dp/B007VIB9SG/ref=sr_1_7?ie=UTF8&qid=1543022870&sr=8-7&keywords=%E3%83%91%E3%83%8A%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%80%80%E7%A9%BA%E6%B0%97%E5%85%A5%E3%82%8C
一般的にかつてよりもロープロファイルになってきているので目視で気づきにくくなっているわけですが。
グリップ力が多少なりとも増加することを期待しての処置である。
燃費競争が過熱した際に、軽自動車・コンパクトカーを中心にメーカーがタイヤの空気圧を従来に比べ高い数値に指定にする事が多かった。
これは、転がり抵抗の軽減を狙ったのであろうが、タイヤの接地面積の減少を伴うため、安全上如何なものかと疑問に感じたものだ。
なるほど。だけど東京だと、雪が降るのは年に1〜3日ぐらいですからね。しかも、雪が降ったら自家用車は動かさないから、実質的には、年0日。積雪時に走る個人はほとんどいません。(業務用を除く。)
東京以南なら、雪の心配は不要でしょう。
セルフスタンドばかりで めんどくさいし 極限の走りなんて するもんですか
タイヤなんて 自家用は 車検時に 確認すれば十分と思います
私の場合 手組します もちろん ラジアルになってから 隣りの国の粗悪品は論外ですが 空気圧 気にしたことないです 燃費 違いが判るもんですか
管理人さん 些末 ほんとうの大事なこと読み取りたいですよ
ガソリンスタンドでは、無料で簡単にやってもらえる、という話。
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> セルフスタンドばかりで めんどくさい
というコメントもあったが、原則、セルフスタンドでも無料でやってもらえる。スタッフに一声かけるだけで済む。
→ https://kakakumag.com/houseware/?id=9977
より大規模な調査は、公的な試験があるが、詳細すぎて、読むのが大変だ。
→ http://www.jari.or.jp/Portals/0/resource/JRJ_q/JRJ20131003_q.pdf
二つ目の報告ではスタンダードタイヤで2%燃費を向上させるためには空気圧を210kPa→260kPaにしなければならないようで。ここまで上げて走る勇気はないな、というのが素直な印象です。おとなしく規定圧維持につとめます。
本項は「規定よりも上げろ」という趣旨ではなく、「規定より下げるのをやめましょう」という趣旨。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00AEIS6FY/ref=oh_aui_detailpage_o09_s00?ie=UTF8&psc=1
昨今は日常点検として運行前ではないにしてもこまめに見ましょうとなったようです。
私はガソリン入れたり洗車の際にはタイヤ、ブレーキは見ますね
上の方で車検ごとと言ってますが、26項目の法定点検は自家用車は1年ごとなんですが…
放っておけば空気圧は勝手に下がっていくので、夏はそれほど気にしなくてもいいでしょう。
ただ、この時期は空気圧を上げるべきでしょうね。
まさか2年間空気を入れずに過ごすのですか?