2018年11月19日

◆ 国境なき医師団の無駄宣伝

 国境なき医師団が、寄付を募るために、ボールペンを送ってきた。無駄なので、やめるべきだ。

 ──

 国境なき医師団は、非常に立派なことをやっている。
  → 国境なき医師団・活動内容

 しかるに、資金不足のせいで、募金を募っている。
  → 「緊急チーム」募金|国境なき医師団日本

 それはいいのだが、別のことがある。私の家に、募金を募る郵便が来たのだが、そこにはボールペンが封入してあった。ノベルティ・グッズだ。これで海老でタイを釣るように、募金を釣ろうとしているらしい。

 しかしながら、このボールペンは 100円ぐらいしそうな感じで、けっこうコストがかかっている。おまけに印刷料金と郵便料金も数十円はかかっていそうだ。人件費も合わせて 200円ぐらいかかかっている感じだ。
 そして、その費用は「国境なき医師団」に向けて寄付してくれた人々の金からひねり出しているのである。
 換言すれば、人々がせっかく寄付をしても、そのうちの何割かは、ボールペンに化けてしまって、国境なき医師団の活動費用にはならないのだ。もったいない。
 こんな状態では、「寄付してくれ」と言われても、「やなこった。金が無駄になるだろ。金がボールペンになるだろ」と言いたくなる。

 ──

 そこで提案しよう。
  ・ ノベルティグッズには金を使わない。
  ・ かわりに、ネット広告に金を使う。


 ボールペンなんかに金を出すより、ネット広告に金を出す方がいいのだ。
 そもそも、ボールペンなんかをもらって喜ぶのは、乞食根性の貧民だけだ。そんな乞食根性の貧民が寄付をするわけがない。一方で、寄付をしたがるような金持ちの善人なら、100円ぐらいのボールペンをもらっても、ありがたがるどころか、「こんなゴミはいらない。邪魔になる」と思うだけだ。
 だから、寄付してくれそうな人を狙うには、そういう人向けの広告を出せばいいのだ。
 
 ──

 では、どこに広告を出すか? 単にページビューばかりを基準にすると、「2ちゃんねるまとめ」とか、保守系政治サイトとか、とんでもないページが含まれてしまう。
 かといって、それをやめようとしても、ネット広告を扱う会社は、多くのサイトを一括してネット広告の対象としたがるから、サイトごとに選別することは困難だ。困った。

 そこで、困ったときの Openブログ。うまい方法を出そう。こうだ。
 「新聞社のサイトに限定して、広告を出す」


 これが最も有効だ。なぜなら、
  ・ 新聞社のサイトの読者は、政治意識が高くて、知性的。所得も高め。
  ・ 寄付してもいいと思う人と、人々の層が重なる。
  ・ 金を得た新聞社自体が、公益的な存在である。


 金を払う方も受け取る方も、どちらもが最善となる。つまり、 win-win だ。これがベストの方法と言えるだろう。

 ※ 新聞社は、どこがいいか? 《 朝日・読売・毎日・日経・共同・時事 》の各社でいいだろう。それぞれの媒体に高頻度で広告を出稿すればいい。たとえば、下記。
   → 朝日新聞 Web 広告の出稿



 [ 付記 ]
 もう一つ、別案もある。Google の検索広告だ。時事的な語句についてのニュース検索を対象として、検索広告を出すといいだろう。
 ニュース検索の場合は、ライバルとなる会社は少ないだろうから、広告出稿の料金は高くないはずだ。

  ※ 「自動車」「旅行」「ホテル」「保険」のような用語だと、料金はすごく高くなるが、「戦争」「飢餓」というような用語では、料金は安くなるはずだ。なぜなら、「戦争」「飢餓」を商売にしている民間会社はないからだ。(競争がない。)

 ともあれ、ボールペンはやめろ、と言いたい。
( ※ 私は乞食じゃないんだから、ゴミみたいなものをもらっても、嬉しくない。途上国の子供なら、ボールペンをもらって喜ぶだろうが、どうやら相手を間違えているな。)



 【 関連動画 】




posted by 管理人 at 19:44 | Comment(1) | 一般(雑学)5 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私のところにもボールペンが送られてきます。以前寄付したことがあるからでしょうか。南堂さんに同感です。全く無駄だと思います。寄付がこのように使われているのかと思うと、集めたお金を本当に世界の貧しい人に使っているのか、杜撰じゃないのか、疑いが生じます。人間の基本的な人権を守れとか、平和憲法を守れとか、世界の貧しい人を助けよとか、こういう主張をするいわゆる左派系の人たちは異論を言う人、少し違った主張をする人を排除し純化していきます。本当に気のあった人だけでまとまろうとします。その方が楽しくて気分が良いからでしょう。この世で私たちだけが正しいことをしているんだ。他の人間はバカだと、そう思っているからでしょうね。
Posted by sm at 2018年11月24日 07:24
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