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国境なき医師団は、非常に立派なことをやっている。
→ 国境なき医師団・活動内容
しかるに、資金不足のせいで、募金を募っている。
→ 「緊急チーム」募金|国境なき医師団日本
それはいいのだが、別のことがある。私の家に、募金を募る郵便が来たのだが、そこにはボールペンが封入してあった。ノベルティ・グッズだ。これで海老でタイを釣るように、募金を釣ろうとしているらしい。
しかしながら、このボールペンは 100円ぐらいしそうな感じで、けっこうコストがかかっている。おまけに印刷料金と郵便料金も数十円はかかっていそうだ。人件費も合わせて 200円ぐらいかかかっている感じだ。
そして、その費用は「国境なき医師団」に向けて寄付してくれた人々の金からひねり出しているのである。
換言すれば、人々がせっかく寄付をしても、そのうちの何割かは、ボールペンに化けてしまって、国境なき医師団の活動費用にはならないのだ。もったいない。
こんな状態では、「寄付してくれ」と言われても、「やなこった。金が無駄になるだろ。金がボールペンになるだろ」と言いたくなる。
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そこで提案しよう。
・ ノベルティグッズには金を使わない。
・ かわりに、ネット広告に金を使う。
ボールペンなんかに金を出すより、ネット広告に金を出す方がいいのだ。
そもそも、ボールペンなんかをもらって喜ぶのは、乞食根性の貧民だけだ。そんな乞食根性の貧民が寄付をするわけがない。一方で、寄付をしたがるような金持ちの善人なら、100円ぐらいのボールペンをもらっても、ありがたがるどころか、「こんなゴミはいらない。邪魔になる」と思うだけだ。
だから、寄付してくれそうな人を狙うには、そういう人向けの広告を出せばいいのだ。
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では、どこに広告を出すか? 単にページビューばかりを基準にすると、「2ちゃんねるまとめ」とか、保守系政治サイトとか、とんでもないページが含まれてしまう。
かといって、それをやめようとしても、ネット広告を扱う会社は、多くのサイトを一括してネット広告の対象としたがるから、サイトごとに選別することは困難だ。困った。
そこで、困ったときの Openブログ。うまい方法を出そう。こうだ。
「新聞社のサイトに限定して、広告を出す」
これが最も有効だ。なぜなら、
・ 新聞社のサイトの読者は、政治意識が高くて、知性的。所得も高め。
・ 寄付してもいいと思う人と、人々の層が重なる。
・ 金を得た新聞社自体が、公益的な存在である。
金を払う方も受け取る方も、どちらもが最善となる。つまり、 win-win だ。これがベストの方法と言えるだろう。
※ 新聞社は、どこがいいか? 《 朝日・読売・毎日・日経・共同・時事 》の各社でいいだろう。それぞれの媒体に高頻度で広告を出稿すればいい。たとえば、下記。
→ 朝日新聞 Web 広告の出稿
[ 付記 ]
もう一つ、別案もある。Google の検索広告だ。時事的な語句についてのニュース検索を対象として、検索広告を出すといいだろう。
ニュース検索の場合は、ライバルとなる会社は少ないだろうから、広告出稿の料金は高くないはずだ。
※ 「自動車」「旅行」「ホテル」「保険」のような用語だと、料金はすごく高くなるが、「戦争」「飢餓」というような用語では、料金は安くなるはずだ。なぜなら、「戦争」「飢餓」を商売にしている民間会社はないからだ。(競争がない。)
ともあれ、ボールペンはやめろ、と言いたい。
( ※ 私は乞食じゃないんだから、ゴミみたいなものをもらっても、嬉しくない。途上国の子供なら、ボールペンをもらって喜ぶだろうが、どうやら相手を間違えているな。)
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