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NHK の「ガッテン」で、1000回記念ということで、特集番組。(10月31日放送)
→ 放送1000回!風邪に負けない真の“免疫力”ゲットSP - NHK ガッテン!
免疫力を高める方法で、新たな医学的な知見を得たそうだ。
免疫細胞の主役“リンパ球”。実は今このリンパ球の働き方には2つのモードがあることが注目されています。それが、リンパ球が体中を巡ってウイルスに感染した細胞やがん細胞を見つけて退治する【パトロールモード】と、リンパ節と呼ばれる組織に留まり、病原体などについて学習する【学習モード】です。この2つのモードを適切に切り替えることによって、免疫システムがうまく保たれているのです。
最近の研究で、免疫の2つのモードのコントロールには交感神経が深く関係していることがわかってきました。交感神経が活性化すると【学習モード】に、落ち着くと【パトロールモード】になると考えられています。
どちらのモードも、免疫にとっては重要です。でも、仕事が忙しい時期が続いたり、ストレスがあったりすると、交感神経が活性化したままになりがち・・・すると2つのモードの切り替えがうまくいかなくなる危険があります。
( → 放送1000回!風邪に負けない真の“免疫力”ゲットSP - NHK ガッテン! )
交感神経が高まった状態と低まった状態の双方が大切だ。適宜切り替わることで、二つのモードが交替して、免疫力は最大化する。(一方だけでは駄目だ。)
ところが現代人は、日中は交感神経が高まっているばかりのことが多い。これではまずい。そこで、日中も休んで交感神経を下げることが大切だ。
番組では「免疫力が異常に高くて、いっぺんも風邪を引いたことがない」という人の例が示されていたが、その人は、散歩などをして、リラックスしている時間が多いそうだ。
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では、交感神経を下げるには、どうすればいいか? 番組では 20の方法を示していたが、有効な順に言うと、こうだ。
1.昼寝
2.ウォーキング
3.足湯
4.瞑想
これに次ぐのが、ランキングとは別に示されたことで、こうだ。
「特定の何かをするのではなくて、各人が自分の好きなことをする」
例は、落語鑑賞・アニメ鑑賞・テレビ鑑賞など。
ただし、20の方法のなかでも傑出して効果が高いのが「昼寝」だ。なるほど。さもありなん。
なお、睡眠時間が7時間以上の人と、6時間以下の人を比べると、後者は前者の4倍以上も風邪を引きやすいそうだ。さもありなん。
以上は、要約です。もっと詳しい話は、番組を見るか、後述の【 関連サイト 】で。
[ 付記1 ]
20の方法のなかでは、意外だったものがある。
コーヒーが含まれている。交感神経を下げる働きがいくらかあるそうだ。へえ。興奮させると思っていたのだが、逆だったんだ。(飲んでいる間だけリラックスさせるだけかも?)
緑茶は、交感神経を下げる働きが大きいそうだ。これも意外だった。へえ。
なお、コーヒーも緑茶も、水分の補給により、血圧を高める( or 低血圧を緩和する)効果はありそうだ。このことで、だらけた神経に鞭打つような効果はありそうだ。
[ 付記2 ]
昼寝はたしかに有効だが、それでもインフルエンザを引きやすいという人も多いだろう。
私の経験では、最強の方法は「予防接種」である。インフルエンザを引きやすい人の場合には、予防接種をした方がいいだろう。
費用は 4000円弱である。インフルエンザで仕事を休むことの損失(これは1週間分の損失だから莫大だ)に比べれば、はるかに少ない費用である。
【 関連サイト 】
番組の紹介をしているサイト。
→ ためしてガッテン|免疫力を高める最も効果的な方法の第1位は?
→ 【反響要約】ガッテン!免疫力をアップして風邪やがん細胞をやっつけよう!
→ ガッテン!免疫力をアップさせる最大の方法とは?
→ 【ガッテン】免疫力ランキング TOP20!スーパー免疫になる方法!
→ ためしてガッテン|免疫力を高める最も効果的な方法の第1位は
どんなに睡眠時間が少なくても栄養が足りてなくてもなんか「気合」で乗り切れちゃって、そんなときには風邪もひかないんですが、
それらが片付いて一段落して気が抜けるととたんに熱を出したり体が超ダルくなったりしてしまうことが時々あります。
「ガーッと」の間も、適宜ゆるめる時間を取ることが重要なんでしょうね。
タイムスタンプは 下記 ↓