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労務コストを少し下げようとした結果、業務が質的に低下して、いい加減な業務をしてしまうせいで、最終的には莫大な損失が発生する……というわけだ。
確認された事例もあるし、疑いだけの事例もあるが、いくつかを示そう。
(1) 新宿御苑で入場を徴収せず
環境省が管理する東京・新宿御苑で、元男性職員(73)が「外国語が話せず怖かった」として外国人客から入園料を徴収せず、会計検査院が調べた結果、未徴収の額が2014〜16年で計約2500万円に上ることが24日、関係者への取材で分かった。
元職員は環境省OBで、御苑に期間契約職員として勤務。
( → 外国人から料金未収、2千万円超 新宿御苑元職員「言葉話せず」 | 共同通信 2018-10-25 )
契約職員がいい加減な業務をした。そのせいで大損だ。まともな職員を雇用しておけばよかったのに。たとえ非常勤でも、正社員なら、まともであったはずだ。
(2) スバルのリコール
スバルが、エンジンの部品が壊れる恐れがあるとして、複数の車種について大規模なリコール(回収・無償修理)を近く国土交通省に届け出ることがわかった。国内だけでなく、海外で販売した車種にも影響が及ぶ可能性がある。対象は少なくとも数十万台にのぼる模様だ。
バルブスプリングというエンジン部品が不具合を起こし、エンジンの作動に影響が出る恐れがあるという。
( → スバル、数十万台以上リコールへ エンジン部品に不具合:朝日新聞 2018-10-25 )
バルブスプリングという部品が不具合を起こすなんて、常識的には考えられないことだ。あるとしたら、こうだろう。
「バルブスプリングを作っている下請けの中小企業が、契約社員が外国人技能実習生であるせいで、まともな仕事ができなかった。だから、こんなことで不良品を作ってしまった」
これも、まともな正社員を雇用しておけば、こんなことにはならなかったはずだ。(粗悪品を生産しないで済んだはずだ。)
なお、下請けだけでなく、スバルの工場本体でも、契約社員を雇用している。(募集している。)
→ <慰労金最高122万円!!>スバル車の製造 - 群馬県 太田市 - Indeed.com
朝晩と遅番の二交代勤務という超激務。勤務時間が8時間。それで日給 9000円。しかも「4ヶ月以上勤務」が条件だ。3K状態ですね。
参考:日産自動車の雇用例
(3) 免震ダンパーの不正
免震ダンパーで不合格品を合格と偽って出荷した……という不正があった。
→ KYB改ざん:免震ダンパー、7割超で基準未満か - 毎日新聞
これもひょっとして、契約社員あたりが、いい加減な仕事をしたせいではないか……と私は疑っている。(今のところは真偽不明。)
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ともあれ、今の日本は、労働者については、「賃金引き下げ」のことばかりを考えているせいで、生産の品質低下が著しい。一文惜しみの百失い」「安かろう悪かろう」になってしまっている。情けないことだ。
で、(さらに輪をかけて)これをもっと押し進めようというのが、「外国人を招こう」という安倍首相だ。
→ 優秀な外国人を薄給で: Open ブログ (前項)
亡国政策ですね。

その製造元が仕入れる素材の欠陥が真因だったはず。(溶鉱炉レベルの話)
そのため耐久性の低い物が混入してしまった。材料欠陥による対疲労性の悪化はすぐには露見しないので
次元爆弾を抱えながらメーカーは知らずに販売していたことになる。
作業者のスキルの差異が今回のスバルの原因ではなく上記の可能性が高いと見る。スプリングの製法は確立していて問題はここではないだろう。
そうであればコストダウンが裏目に出たのだが決定者は上位の経営側となる。
コストダウンが裏目に出て浮かせた額の何百倍の損失を被る例は多い。
仮に、未習熟の契約社員による不良品の製造・検査工程のミスがあったとしても、その場合は不良品の混入・流出となる。
”改ざん”となると少なくとも課長職以上(経営者層)の判断で行われたと考えるのが妥当ではなかろうか。