2018年10月25日

◆ ヘリ墜落の調査報告

 ヘリコプター墜落の原因は居眠りだったらしい……という調査報告が出た。
 
 ──
 
 これは昨年3月の墜落事故への調査報告。
 長野県防災ヘリコプター「アルプス」が昨年3月、同県松本市の山中に墜落して機長や整備士ら9人全員が死亡した事故で、国の運輸安全委員会は25日、報告書を公表した。機長が一時的な居眠りに陥るなど意識状態が低下したために危険を回避できず、墜落した可能性があると指摘した。
報告書によると、搭乗者が撮影したビデオから、ヘリは約1740メートルまで高度を上げた後で右旋回し、水平飛行を約1分30秒間続けたことが判明。その後樹木にぶつかりながら直進し、山の斜面に墜落した。
 この間、機長が衝突や墜落を回避しようとする様子も、意図的に衝突しようとした様子も確認されなかった。機体の異常を示す警告音なども録音されておらず、墜落後に回収されたエンジンにも異常は見つからなかったという。
 一方、機長は事故の6日前まで時差が7時間あるフィンランドへ10日間の海外旅行に行っていた。また、事故当日の午前中は救助でヘリを緊急運航していた。報告書はこれらの経緯などをふまえ、水平飛行中に疲労や時差の影響で一時的な居眠り状態に陥るなど機長の意識状態が低下し、衝突や墜落を回避できなかった可能性があると指摘した。ただ、「実際にそのような状態に陥っていたかどうかは明らかにすることができなかった」とも述べた。
( → 機長が一時的に居眠りか 長野のヘリ墜落、国が報告書:朝日新聞 2018-10-25

 似た話があったぞ、と思って調べたら、これだった。2カ月前の事故だ。
 群馬県の防災ヘリコプター「はるな」が同県中之条町の山林に墜落し、乗員9人全員が死亡した事故。
 記録によると、ヘリは午前9時59分ごろに予定の折り返し地点より手前で急旋回を始め、同10時1分に通信が途絶えた。墜落現場周辺は2千メートル級の山岳地帯で起伏も激しいが、ヘリは直前の約2分間、高度2167〜2201メートルの範囲で上下動していた。最後の記録の高度は、山肌からの高さ約215メートルにあたる。
 この間、速度も時速約20〜約145キロの範囲で急加速と急減速を繰り返した。墜落現場周辺の斜面の木々が水平に切り取られていることから、機体は水平に近い体勢で斜面に突っ込んだとみられる。
( → 墜落ヘリ、直前に低空飛行 音声記録なく原因解明は難航:朝日新聞 2018年8月16日

 これについては「居眠り」にそっくりな「意識を失ったか死亡した」ということを推定した。
  → ヘリコプター墜落の謎: Open ブログ
 
 冒頭の記事を読んだときは、同じ事故かと思ったが、そうではなかった。1年半もズレていた。場所も違った。
 
 今回、1年半前の事故の調査報告が出たが、2カ月前の事故の調査報告はまだ出ていない。これも1年以上かかるのかも。ずいぶん遅いね。
 


 [ 付記 ]
 それにしても、「居眠りでヘリコプターが墜落」というようなことは現実にあるわけだ。居眠りでなくとも、似たような事故は、他にもありそうだ、とわかる。



 【 関連動画 】







posted by 管理人 at 19:34| Comment(1) | 安全・事故 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
零戦が戦闘からの帰還飛行中に居眠りで墜落することが多かったらしい。同僚機が居眠りで下降していくのを見ているしかなかったと。
意外にも航空機は枯れた技術で動いていて最先端技術を即採用ということはないそうだ。(認定のハードルが高い)
居眠り回避技術なら車の方が進んでいる。
Posted by 検証家 at 2018年10月26日 04:54
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