2018年10月24日

◆ 教員の部活の負担

 学校教員の部活の負担が大変だ、という問題がある。これをどう解決するか?
 
 ──
 
 学校教員が部活で顧問をする負担が大変だ、という問題がある。これについて調査が出たが、意外なことがわかった。教員は負担が大きくて困っているのかと思ったが、過半数の人が「楽しい」というふうに肯定的に受け止めているのだ。
 公立中学校の教員で、「来年度、部活動の顧問をしたい」と考える人は約52%で、「したくない」の約48%とほぼ半々であることが……明らかになった。
 「顧問をストレスに感じるか」の質問に約62%が「とても」「どちらかといえばあてはまる」と答えたが、「顧問は楽しい」という質問に「とても」「どちらかといえばあてはまる」と答える人も約60%いた。
 「ストレスに感じる」と「楽しい」を掛け合わせると、「ストレスを感じ、楽しくない」が約34%、「ストレスを感じず、楽しい」が約33%、「ストレスを感じ、楽しい」が約28%と大きく三つに分かれた。
( → 部活顧問、ストレスの感じ方に差 若手や男性は積極的:朝日新聞 2018-10-24

 記事の続きでは、若手の男性がいっそう積極的らしい。これは「若い男性はスポーツが好き」ということから、むべなるかな、という感じである。

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 さて。以上のことからすると、「教員の部活の負担が大きい」という問題については、単に「削減すればいい」という問題ではないようだ。
 削減すれば、いやがっている人はありがたがるだろうが、楽しみにしている人には逆効果である。外部の人材を招いて部活の顧問をやらせる、という方針もあるのだが、それが最善とは言えないようだ。

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 そこで私としては、次の案を出したい。
 「やりたい人には、やらせる。やりたくない人には、やらせない」

 これを基本原則とすればいい。これなら、誰にとっても満足となるはずだ。

 ただし、これだけだと、負担の大小が生じて、不公平になる。そこで、負担の大きさを公平化するために、次のことを組み合わせる。
 「部活顧問もまた、正当な業務と見なす。この業務をした分、他の業務を減らす。具体的には、授業や行事の負担」


 実際の例で言えば、次のような傾向となる。
  ・ 若手の男性は、部活顧問をやる量が多い。
  ・ 高齢の人は、かわりに授業や行事をやる量が多い。


 こうして、負担の公平化が図れる。と同時に、各人は自分の得意な(好きな)ことをやれるようになる。

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 以上の基本は、こうだ。
 「適材適所」


 これはまあ、経済学でいう「パレート最適」みたいなものである。こうやって、人的資源の最適化を図るわけだ。
 この問題は、経済学の問題に似ている。

 かくて、ただの教育の問題みたいなことが、経済学の原理と結びついていることが判明する。

posted by 管理人 at 20:00| Comment(1) | 一般(雑学)5 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ブログ主のテーマとは少し離れるが、
『部活の負担』は教員自身だけではなく、その家族も考えての問題であると考えなければならないであろう。
少し古いが
https://news.yahoo.co.jp/byline/ryouchida/20170717-00073370/
この辺の統計情報をご存知の方はいらっしゃらないだろうか?
Posted by 寿限無 at 2018年10月25日 08:45
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