2018年10月21日

◆ 外国人労働者の導入の記事

 外国人労働者の導入を推進しよう、という朝日の記事が出たが、これは論理のペテンだ。

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 外国人労働者の導入を推進しよう、という朝日の記事が出た。
 濃紺の制服に身を包んだ同社の徐芳美(シュファンメイ)さん(29)は、外国人を含む乗客27人を笑顔で見送った。
 中国内モンゴル自治区で生まれ、遼寧省で育った。日本に留学した親類から経験談を聞き、2008年に来日。福岡市の日本語学校を卒業後、佐賀大学で学んだ。JR九州に就職したのは「育ててくれた九州に恩返しを」との思いからだ。
( → (多民社会)日本に移り、暮らす 労働者・生活者として溶け込む外国人

 「外国人労働者を導入することは素晴らしいことだ」
 「外国人労働者を差別することはけしからん」
 という趣旨で、日本の大学に留学してから今は社会で活躍している人を記事で紹介・報道している。

 しかし、これはペテンだ。
 記事で紹介されているのは、「日本の大学に留学してから社会では高度技能者として活躍している」という事例だ。これは、日本語もしゃべれるし、知性も高いし、給料も高い。外国人労働者のなかでは上級クラスだ。
 一方、政府が推奨しようとしているのは、外国人の単純労働者だ。これは、「日本人がやらないような劣悪な低賃金労働者を増やして、コストカットすることで、企業が不当利得を上げよう」ということを目的としている。

 前者のような上級クラスの外国人労働者を導入するのであれば、反対は少ないだろう。日本で被害に遭う人はいないし、日本の経済力を高める効果がある。日本にとって有益だ。
 一方、後者のような単純労働者が増えれば増えるほど、益よりも害の方がずっと大きい。日本の単純労働者の賃金は切り下げられてしまうし、生産性の低い劣悪企業がのさばるからだ。社会に害をもたらして、雇用した企業だけが不当利得を得る。これは一種の「社会からの泥棒」だ。自分自身は利益を得ても、(生産性の低さゆえに)社会が損をする。そのことで、国全体では損をする。このことは「外国人技能実習生」という形では典型的であって、「現代の奴隷制度」とも批判されている。

 ※ 生産性の低い企業がのさばると、企業や労働者が納税しないので、政府の税収は減る。その一方で、政府の支出は迫られる。これをまかなうには、外国人労働者以外の人々から大幅増税をするしかない。要するに、まともに納税しない低賃金労働者は、社会的には害悪なのである。国民ならば、低所得者が福祉的に(免税で)優遇されるのも仕方ないが、税負担をしないで受益ばかりをむさぼる労働者を、わざわざ招き寄せるのは、愚の骨頂としか言いようがない。国全体の富をプレゼントするようなものだ。

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 朝日新聞は、「外国人労働者を招くことは人道的だ」と思っているようだ。なるほど、それは、ある意味では正しい。ただしそれは、「国民の富を奪われる」ということであり、「泥棒を優遇する」というようなものだ。やっている本人は、「貧しい人を助けてあげて、おれは何て善人なんだろう」と自己陶酔しているのだろう。しかしそのとき、国全体の富は奪われているのである。朝日のやっていることは、国全体の富を奪うことで、自分の勝手な善行をしているようなものだ。国の富を奪って、寄付をして、自分が善人になったつもりでいる。これは、「善行詐欺」とも言えるし、「善行泥棒」とも言える。ほとんど犯罪的だ。
 ※ 実質的には詐欺と泥棒をやっているのも同然だ。

 朝日は自分が犯罪行為を推奨していることを理解できないから、他人の金を盗んで善行をしようとする。あまりにも頭がおめでたすぎる。「貧しい人を助けてあげる」という善行をしたければ、その金の出所がどこであるかを考えるべきだ。なのに、それを考えないから、「金は天から降ってくる」とか「金はタナボタでもらえる」というつもりで、勝手に国民全体の金を使おうとする。まったく、経済観念のない阿呆だな。

 朝日というのは、毎度毎度そうだが、「金の出所を考えずに、素晴らしい善行をしようとする」という方針だ。文学部の出身ばかりで、経済学部や経営学部の出身者がいないのだろうか。そんな感じだ。

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 思えば、「太陽光発電の推進」というのもそうだった。2012年ごろにこれが制度化されたが、結果として、莫大な金を投入した割には、太陽光発電はたいして推進されなかった。
 仮に、6年間遅らせたなら、同じ金で何倍もの太陽光発電を実現できていたはずだ。あのときは何もしないでいて、今から制度化すれば、日本の太陽光発電の発電量は、需要の大部分をまかなえるぐらいになっていただろう。ちょうど、今の九州のように。
 朝日みたいな連中が、「太陽光発電の推進」なんかを急いでやったせいで、日本の太陽光発電の発電量は、大幅に縮小してしまったのである。あわてる乞食は儲けが少ない。急いては事を仕損じる。そういう阿呆が、朝日だった。
 経済的な計算をしないで、感情だけで焦って行動すれば、やればやるほど逆効果になるのである。

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 ともあれ、朝日の推進する「外国人労働者の導入の推進」というのは、やればやるほど害悪が出る。
 では、正しくは? こうだ。
 「単純労働者の導入は一切禁止する。かわりに、日本語を話せるような外国人留学生を導入する。外国人留学生がアルバイトすることは認める」

 ここでは、「日本語を話せる留学生」であることが、必要条件だ。まずは来日する前に、日本語力をある程度、磨いておくことが必要だ。すくなくとも、コンビニのレジで日本語を聞き取れるぐらいの能力は必要だ。
 一方、外国人技能実習生や、ただの単純労働者は、日本語力がほとんどない。こういうのは全面禁止するべきだ。言葉もまともに使えない人間が、社会でまともに働けるはずがない。当然、生産性の低い低賃金労働しかできない。

( ※ 外国人労働者は言葉がまともに使えないので、その意味では日本人の障害者の仕事を奪っているのである。日本では障害者の雇用率が低いが、その一因は、外国人労働者が障害者の仕事を奪っていることだ。)

( ※ 下記では「朝日新聞は外国人の単純労働者を招こうとしている」と示している。ゆえに朝日新聞の方針は、日本人の障害者を虐待しているのも同然だ。非人道的。……つまり、外国人を救うと同時に、真に困っている障害者を虐待しているわけだ。)



 [ 付記1 ]
 朝日はどうなんだ、と言えば、記事では「大学に留学してから就職した上級クラスの外国人は素晴らしい」と持ち上げながら、記事全体(シリーズ)としては「単純労働者を導入する」という政府方針を支持している。
 定住し、結婚して子をなす人々が目の前にいるのに直視せず、技能実習生や留学生が置かれている劣悪な労働環境や、不十分な日本語教育も放置してきた。
 政府は、外国人の受け入れを単純労働まで広げる方針を打ち出している。正面玄関から迎えることをようやく認めたともいえるが、共生策はいまだ示されていない。家族帯同に制限を設け、生活支援を受け入れ機関に委ねるなど、生活者としての彼らを「見ぬふり」する点は今までと同じだ。
( → (多民社会)IT創業・離島の店、担う外国人:朝日新聞 2018-10-21

 あくまで、単純労働者を招こうとしている。(そしてその待遇を優遇させようとしている。)
 記事では上級クラスの人を紹介して、実質的には下級クラスの人を導入しようとする。これじゃ、詐欺同然だ。金塊を売りますと言って、黄銅鉱を手渡すようなものだ。ひどいペテン。
 まったく呆れる。朝日は、詐欺師を優遇するだけでなく、自分自身が詐欺師になっている。

( ※ 朝日が単純労働者を招こうとしていることは、「日本社会ではもはや外国人労働者が不可欠だ。彼らなしでは日本の産業は成り立たない」というふうに、繰り返し報道していることからもわかる。……このことは、実は、翌日の朝日記事でも見られる。 → 翌日の朝日記事



 [ 付記2 ]
 外国人実習生の受ける受益としては、健康保険がある。
 日本で働いている限り、健康保険制度に加入して、日本人並みの医療サービスを受けることができる。
  → 外国人技能実習生と労働・社会保険Q&A - JITCO
 一方で、健康保険料は、所得に応じて決まるので、外国人技能実習生は、格安の保険料で済む。払う金は少ないのに、受け取るサービスは多大だ。その差額は、他の国民が負担していることになる。
 一事が万事で、他のさまざまな公共サービスや社会的サービスを、外国人実習生は受けている。(道を歩くだけでも、道路建設費からの受益を得ている。)
 なのに、その公共サービスや社会的サービスにかかる負担を、ほとんど免れている。(低所得者だからだ。)
 その分、他の一般国民は、増税の形で負担することを迫られる。たとえば、消費税の増税。



 【 関連サイト 】
 データを示す。外国人の労働者の内訳。


gaikokujin00.png
出典:朝日新聞 2018年8月14日


 留学生による労働は、上のグラフの「資格外活動」に含まれる。

 一方、留学生の数は、ググればすぐに出てくる。
  → 外国人 留学生 数 - Google 検索
posted by 管理人 at 10:17| Comment(5) | 一般(雑学)5 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 最後に 【 関連サイト 】 を加筆しました。
 タイムスタンプは 下記 ↓
Posted by 管理人 at 2018年10月22日 12:29
・日本人は高コストでお荷物扱い。
・外国人なら低コストで使いこなせる。

この状況が改まらない限りダメ。

●外国人を雇う方が実は損する

状況に持っていかないといけないですが、私ごときに名案は浮かばないですね。。。
Posted by 反財務省 at 2018年10月22日 18:14
 経済原理で片付かないことは、単純に法制度で禁止すればいいんです。そもそも、外国人技能実習生は、特別に許容しているんだから、単にこれを廃止すればいいだけ。
Posted by 管理人 at 2018年10月22日 18:22
この記事を、全ての議員・国民に読んでもらいたいですね・・・
感心することしきりでした。
Posted by 名無し at 2018年10月23日 13:17
政府が単純労働者を受け入れようとしているのは、この方面での労働力が圧倒的に不足することが予想されるからです。
もし、今までのように高度技能の保有者しか外国人労働者を受け入れなかったら、どうなるのでしょうか?日本が直面する労働者不足は、単に給料を上げれば解消するといった生易しいものではないでしょう。
ですから、単純労働をする外国人労働者は確実に増えます。それを法律で抑え込もうとしても失敗します。それは、江戸時代の贅沢禁止令や、アメリカの禁酒法の事例を見てもあきらかです。
我我にできる選択は
1)今まで通り単純労働者を拒みつづけ、不法労働者を大量に抱え込む
2)十分な対策を施したうえで、労働力が不足する職種での外国人労働者を合法的に受け入れる
この二つしかないと思います。
Posted by 金の口 at 2018年11月12日 16:39
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