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電車に乗っていると、神田川の水面のすぐ上を電車が通る。まわりの地面からは一段低くて、いかにも地下を通っている感じがする。しかし、場所が地面よりも低いとしたら、洪水や津波で水没しかねない。としたら、洪水や津波で大惨事になるのでは?
そう思って、調べてみた。
まずは、画像。
→ JRお茶ノ水駅付近の風景(画像)
この画像では、右側の地面よりもかなり低いので、水没しそうだ。
ただし、よく見ると、左側の地面とは同じぐらいの高さだ。そこを詳しく知ろうとして、画像を探したら、Google Map の画像が見つかった。
これで画像を左右にスライドさせると、右側の地面と左側のトンネルが、だいたい同じぐらいの高さだとわかる。(トンネルの方が1メートルぐらい低いが。)
というわけで、ここの地下鉄は、地下鉄といっても、地面と同じぐらいの高さを走っているとわかる。(右の方に行くと、地面が高くなっているので、地面の下にもぐりこむようだ。)
なお、地下鉄の線路の面と、川の水面とは、2メートルぐらいの差がある。したがって、川の水面が2メートル以上も上がると、トンネルに浸水するだろうが、それ以下であれば、浸水を免れそうだ。
(1) 津波
津波が来るとしたらどのくらいか、というと、1メートルにもならないらしい。下記に予想データがある。
→ 首都圏「大地震で大津波が来る駅」ランキング | 東洋経済
この予想データからすると、津波に対しては、いちおう安全であるらしい。
( ※ さらに、神田川がかなり奥まった場所にあることも、有利に働く。ここまで津波が来るとしても、かなり勢いが弱まっているだろう。)
(2) 台風・洪水
台風による洪水はどうか? これはちょっと危ないかもしれない。
トンネルの高さが地面と同じぐらいだという点では、大災害にはならないだろう。
それでも、トンネルの高さが地面より1メートルぐらい低いという点では、神田川の水がトンネルに流れ込む危険性はある。上流から流れ込む量は少ないかもしれないが、下流から、
荒川 → 隅田川 → 神田川
という経路で流れ込む危険性は十分にある。ある程度の危険性は考えておいた方が良さそうだ。
(3) 津波 + 台風
津波と台風のダブルパンチになったら? それはもう、お手上げであろう。水面は大幅に上昇して、トンネルから水が流れ込む。
ただし、浸水はしても、水没はしないだろう。せいぜい車輪が水没するぐらいで、車両の内部にまで水が入ることはあるまい。大量のトンネルの空間を水ですっかり満たすには、大量の水が必要だが、それほど大量の水が短時間で押し寄せることはないからだ。
なお、現実的には、水面が上昇した時点で、地下鉄は全面停止して、乗客は駅で下車させられる。乗客に被害が出ることは、まずあるまい。
なすべきことがあるとしたら、神田川のあたりで、トンネルに遮蔽のための板(遮蔽板)を設置しておくことだろう。いざとなったらトンネルを遮蔽して、水が流れ込まないようにするわけだ。
そのような遮蔽板は、現状では設置されていないようだから、とりあえずは、設置することをお薦めしたい。万が一に備えて。
( ※ 過去には起こらなかった異常気象が、近年は次々と起こっている。また、過去には起こらなかった大地震も、近年は次々と起こっている。備えておくに越したことはない。備えのための費用は少額だが、万一の場合の被害は超巨額だからだ。)
→ https://twitter.com/manngakaki/status/1182914833378791424
しかし地下の巨大空洞に水を流し込んで、水位が一気に低下。
→ https://twitter.com/kozysan/status/1182931835996626945
※ 今からやると、あとで足りなくなりそうだが。
地下鉄はどうかというと、きっちり扉を閉めているそうだ。
→ https://twitter.com/kawaviva/status/1182928783487094784
だけどこの扉、高さが低すぎて、水量が多くなると役立たずになりそうだが。奥にもっと本格的な水密扉があるのかも。