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これは本日の朝日新聞・天声人語で話題になった。
→ (天声人語)消えるガソリンスタンド
同様の情報は、ネットで見つかる。詳しい話がわかる。
→ 20年で半減・・・いまガソリンスタンドに何が起きているのか
→ ガソリンスタンド減少の弊害?Part.1
→ ピーク時と比べてほぼ半減…ガソリンスタンド消滅時代がやってくる!
→ ガソリンスタンドが急速に減少!インフラとして役に立たなくなる危険
ガソリンスタンドが 20年で半減したという。理由としては、「若者の車離れ」が理由とされているが、私としては、「燃費の向上」が大きな理由だと思う。燃費は 30年前に比べてほぼ2倍ぐらいに向上しているので、ガソリンの消費量もそれだけ減っているはずだ。(長距離ドライブが増えていなければ。)……これなら、ガソリンスタンドが最盛期の半分になったとしても、不思議ではない。
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では、どうすればいいか? 特に、過疎地では、ガソリンスタンドがないと、すごく不便になる。ガソリン切れのときに隣の村まで遠征するのは困難だし、大変面倒となる。困った。
そこで、困ったときの Openブログ。解決策を出そう。こうだ。
「ガソリンスタンドがなくなった村では、電気自動車を使えばいい。それなら、自宅のコンセントから充電できるので、燃料切れの問題はなくなる」
まあ、これは、私の独創的な案というわけではなく、わかる人ならばすぐにわかる。実際、上記の記事のうち、最後の記事には、これと同様の話が書いてある。なかば常識ふうだ。
ただ、なかば常識ふうだとしても、知らない人も多い。そういう人が、「田舎でガソリンスタンドがなくなると大変だあ! 政府が補助してガソリンスタンドを設置するべきだ!」なんて主張している。まったく、国の金を何だと思っているんだ。自分が好き勝手に使える財布だとでも思っているんだろうか。 田舎にガソリンスタンドを無理に設置する必要はない。どうしても必要ならば、高値でガソリンを売ればいいので、採算に乗る。高値でガソリンを売ると客が逃げてしまうとしたら、客には逃げる先のガソリンスタンドが近くにあるから問題ない。どうしても困ったならば、電気自動車を買えばいい。
ま、ガソリンスタンドが減少するペースと、電気自動車が増えるペースは、同じぐらいになるだろうから、ガソリンスタンドがどんどん減少するにつれて、電気自動車がどんどん増えるだけだ。というわけで、「大変だあ」と騒ぐ必要はないのだ。
それが結論となる。
【 関連動画 】
「大変だあ」と騒いでいる政府。
まあ、経過措置として、若干の補助金を出すのならばいいだろうが、せいぜいそのくらいで済む。
それは国が大々的に騒ぐ必要はなく、該当の自治体(村など)が、若干の補助金を出すぐらいで済む。若干の補助金では済まないようであれば、電気自動車への買い換えを促せばいい。
→ 日産リーフの中古車(100万円以下)
100万円以下でも物件はたくさんあるのだから、それを買えば問題ない。
維持費だって、電気自動車は格安なので、ガソリンの軽自動車にこだわる必要はない。
※ 自動車税は軽自動車よりも高いが、重量税はエコカー減税でゼロになるので安い。
→ 電気自動車 (EV) の維持費がどれくらい安いか調べてみた
航続距離が短いので、ちょいちょい充電する手間がかかるのは面倒だが、充電は自宅で済むから、ガソリンスタンドへ行く必要もない。
というわけで、中古のリーフでも買っておけば、問題はない。(新車のリーフは、不人気車なので、お薦めしない。一方、中古ならば、不人気であるほど価格が下がるから、お買い得だ。)
[ 付記 ]
ただ、中古の電気自動車は、数に限りがある。これを解決するには、新型リーフがどんどん売れて、市場に中古車がどんどん供給されることが必要だ。
なのに新型リーフは売れていない。
→ 日産はテスラに完敗: Open ブログ
それというのも、日産の電気自動車は致命的なほど技術水準が低いからだ。
→ 日産リーフが熱中症に: Open ブログ
となると、将来的には、テスラか中国メーカーの電気自動車が日本で普及するのを待つしかないな。でなければ、日産のゴーンが退任して、日産の電気自動車が方針を根本的に改めるか。(現在の「安かろう・悪かろう」というポンコツ路線をあらためること。)
日産の電気自動車にそっくりな方針を取るものがある。イオンのトップバリュだ。やはり「安かろう・悪かろう」というポンコツ路線なので、話題になっている。
→ 広大に広がる品揃えの地雷原、イオンのトップバリュ
→ はてなブックマーク
自宅で充電して、ちょっと所用で数百km走った先で充電スタンドが無いと、家まで帰ってこられません。
隣町まで数十kmの買い物だけだったら、何とかなるでしょうけど。
時速も60キロ以上出すと極端に燃費が悪くなる。
親戚が集まって送迎の多い時期になるとガス欠だらけになりますね。
うちは新車で買いましたが速攻で乗り換えました。
日常の足でなく、それ以上の用途(長距離走行や高速走行や大人数乗車)という条件を満たすためには、新型車の新車が必要でしょう。日産リーフの新型車。
けろ さん・先生 さんの話は、旧型のリーフの話でしょうから、新型リーフでは解決済みでしょう。十分な性能を求めるのであれば、十分な出費が必要となります。
お金がなくて、安価に済ませたければ、新型リーフの4年落ち中古が出回る3年後ぐらいまで待ちましょう。
> 自宅のAC200Vでは満充電できない
それは逆です。急速充電ではフル充電できませんが、自宅ならばできます。
→ https://ev1.nissan.co.jp/LEAF/RORA/ZE0/QUESTIONS/DETAIL/266
ただしフル充電すると電池が劣化しやすいし、時間もかかるので、通常は 80% 充電が推奨されています。
→ https://denki.insweb.co.jp/leaf-denkidai.html
農業用機械の燃料、温室等の暖房用燃料etc
県レベルでは、たいした額ではない。何かの広報費ぐらいの金額でしかない。騒ぐような問題ではない。ちょっと金を出すだけで簡単に解決が付く問題だ。
現実には、需要があるところには民間が自主的に出るはずだから、県の補助が必要となる領域はごく小さい。したがって補助金の総額もわずかで済む。ほとんどは民間の商売でカタが付く。
→ http://www.shu-wa.jp/service/kerosenesale/
燃費が昔の2〜2.5倍なので、
スタンドの半数以上が整理される流れ。
インフラとして誰が負担するかだけの話かと。
車製造側か自治体の側かが負担。
ソフトバンクを通信網のタダ乗りと称するなら、
車業界は道路インフラのタダ乗りでしょう。
で、電気自動車は?脆弱かと。
使用率が高ければ8年耐えず、条件付きの烙印。
都市部の人と、お金持ちのヘのツッパリ程度か。
液体のエネルギー密度に勝るものはありません。
送電などのロスを考えてもムダが多すぎ。
で、インフラコストに見合うのは液体燃料のみ。
結局は問題は過疎問題であり、
村興し的な地方への回帰策を、どう地元民業で、
整備していくのか。老いる車社会の試練かと。
https://clicccar.com/2012/05/24/156131/
この記事では街中のスタンドを取りあげているが、田舎でも状況は同じ。
それはそれで、別の話になるので。
→ http://livedoor.blogimg.jp/evn3/imgs/4/7/47a692f3.html
とはいえこれは「航続可能距離表示81km」と記されていた i-MiEV の場合の話。新型リーフでは航続距離が 400km ぐらいあるとのことだから、この問題も回避されるだろう。
なお、パワー不足の問題はない。パワーは十分ある。
電気代については、下り坂で電力が回生されるので、あまり問題とならないようだ。もともとガソリンより安いし。
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将来的には、「充電スタンド」を途中に設置することで、すべてが一挙に解決する。ガソリンスタンドを維持することは大変だが、充電スタンドを維持することは容易だ。
電気自動車の普及につれて、充電スタンドも普及するだろうから、これで解決する。
現時点でも、山岳の観光地には、充電スタンドが結構設置されている。
→ https://goo.gl/maps/E7WrJcCJokR2
別途、日産の販売会社でも充電できる。
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なお、どうしても電気自動車では困るような特別な高地・僻地に住んでいるなら、ディーゼル車が妥当だろう。ディーゼル車なら、軽油を自宅に保管することもできる。特注で配達してもらうことも可能だろう。(配達料がかかるが。)
日常的には自宅で充電できるので、それで 50km は走れる。それ以上の長距離走行が必要な場合には、ガソリンで発電しながら走る。これならガソリン並みの航続距離があるので、問題なし。
平地で400kmなんて、延々上り坂の40kmが微妙なのではないでしょうか?
峠の途中に電気スタンドがあっても、
充電に何時間かかるのやら。
また延々下り勾配が続く場合、
回生抵抗が焼けてオーバーヒートの危険も。
電池で動くもの全て、火災との背中合わせです。
ましてや、もう10年20年すれば、
中国の電気自動車が売れてくると、
色々と日本内外で問題起こすでしょう。
山谷や夏冬が日本の車設計を世界一にした感。
電気密度に問題がある現時点で、
夢を現実のように語るのはどうかと思います。
まずは過疎地で電気自動車乗ってみて下さい。
HVですら1回、ガス欠にビビリましたよ。
上り坂での実例については、コメント中のリンクで示しています。
再掲すると、
→ http://livedoor.blogimg.jp/evn3/imgs/4/7/47a692f3.html
これを読めば(想像でなく)実例がわかります。
この実例からリーフの能力を推定すると、およそ、(ふもとから)富士山のてっぺんまで登ってから下りてくるぐらいの能力があります。(途中充電なしで。)
> 充電に何時間かかるのやら。
急速充電は 30分です。20分でも結構たまる。
さらに将来的には 高出力の充電スタンドが普及することが決定済みなので、時間はさらに半減します。
→ http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1704/04/news034.html
> 夢を現実のように語る
夢じゃなくて、将来の見通し。あと3年ぐらいで実現しそうだ。
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過疎地と言っても、たいていは高原です。ジープで行くような場所に住んでいる人は、あくまで例外的です。
今のところは、交通弱者である爺さん婆さんの心配だけをすればいい。