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これはちょっと古い話で、前に読売新聞で報道された。(すでに削除済み。)
はてなブックマークでも話題になった。
→ はてなブックマーク
それからかなり時間がたって、朝日新聞でも検証記事みたいなものが掲載された。
横浜市西区北軽井沢の交差点で8月30日夕、市営バスの後ろを横断中の小学5年の女子児童(10)がワゴン車にはねられ死亡した。バスの停留所と横断歩道は約5メートルしか離れておらず、バスは横断歩道をまたいで停車していた。ワゴン車からはバスで死角になり、横断する女児が直前まで見えなかった可能性がある。このような危険なバス停は全国にあるとみられる。
( → 横断歩道と近接、死角生む危険なバス停 横浜で女児死亡:朝日新聞 2018-09-24 )
場所は下記。
はてなブックマークでは、
「なんでそんなところに停留所があるんだよ」
という疑問も呈されていた。そこで、私もいろいろと調べてみた。
すると、次のことがわかった。
(1) 現場の道はとても細くて、2車線はない。本来ならば、バスが通れるような道ではない。(上の Google マップの写真)
(2) それでもバスが通れるのは、ここが「バスは巡回路線で一方通行になっている」からだ。
→ 横浜翠嵐高等学校 交通アクセス
(3) バス停は、翠嵐高校の正門前にもある。ここは、高校敷地内に食い込む形でバスの停車場があるので、2車線あるのと同様になり、安全性は高い。
(4)バス停は、事故のあった交差点の一つ前にもある。ここは2車線あるので、安全性は高い。
(5) 事故の起こった交差点のところだけが、1車線しかなくて、しかも、五差路という危険地帯だ。
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以上から言えることは、次のことだ。
「事故の起こったバス停は、五差路の交差点であって、危険性が極めて高かった。一方、そのバス停の一つ後と一つ前には、安全性の高いバス停があった。だから、それらのバス停を使えば十分であり、事故の起こったバス停は(危険なので)廃止するべきだった」
そもそもここはバス停を設置してはならないような危険地帯だったのだ。そんなところに危険なバス停を設置する方が間違っている。
なお、一つ後のバス停と一つ前のバス停との距離は、約 250メートル。したがって、その途中のどの地点からでも、125メートル以内に、どちらかのバス停があることになる。ならば、二つのバス停の距離が 250メートルあったとしても、仕方あるまい。
一般に、(都会では)バス停の間隔は、100〜150メートルぐらいであることが多い。しかし、本件のように、そこには危険地帯しかないのであれば、無理にバス停を設置するべきではなかったのだ。(そもそもバスが通ることさえ不適切であるような狭い道だった。)
だから、該当のバス停は廃止するべきだった。それが結論となる。
[ 付記 ]
どうしてもこのへんにバス停を設置したいのであれば、交差点のある角地の高校敷地を削って、バス停のために提供するしかあるまい。
それはそれで一案だが、高校の側にかなりの負担をかけることになる。また、コスパも悪い。
やはり、単純に「バス停を廃止する」というのが、コスパから言ってもベストだろう。なくなっても大差ないのだから、一部の限られた住民のわがまま( or 私的利益)のために、あれこれと金や資源を投入するべきだとも思えない。 【 すぐ下で訂正される 】
《 加筆 》
実はこの案が最善らしい。というのは、上記の記述とは異なり、そばには巨大な建物があって、多数の住民がいるからだ。(三菱の社宅。)
つまり、(上記の記述のような)「一部の限られた住民」ではなく、「非常に多くの住民」の利便性が対象となる。だから、道路の拡幅という形で高校敷地をつぶすことには、十分な公共性がある。
この件は、コメント欄( 2018年09月26日 21:51 )で述べた通り。
【 追記 】
もう一つ、別の案もある。
「この道を一方通行に指定する。その上で、途中の狭い道路の一箇所(交差点以外)に、バス停を移動する」
これならば成立しそうだ。
今回、事故が起こったのは、一方通行でなかったので、反対側方向から来た自動車に、歩行者がひかれてしまった。
しかし、一方通行ならば、反対方向から自動車が来ることもないので、そちらの自動車にひかれることもない。だから、現場の道路を一方通行にすればよかったのだ。
結局、五差路のバス停を廃止するか、この道路を一方通行にする(その上で途中にバス停を設置する)か、二者択一だろう。

なるほど。情報ありがとうございました。
このバス停が廃止できないのだとすれば、【 追記 】の案が良さそうです。
横断歩道を移動するぐらいでは、五差路にバスが停止するという危険状態が続くので、不適切だと思えます。五差路にバス停を置くのはまずい。
> バスと反対側からくる車(今回はねた車のきた方向)から横断歩道が良く見える
それでは不十分で、一方通行にするべきでしょう。それで困るのは自動車だけで、自転車は関係ないので、問題は少ない。一方、自動車なら、距離が増えても、大丈夫。
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別案として、翠嵐高校の角地を削って、バス停用地にするのも「あり」ですね。([ 付記 ]で示した通り。)
利用者は少ないのかと思ったが、そばに三菱の社宅という巨大な建物があるので、こんなに利用者が多いのであれば、道路の拡幅の一環として、翠嵐高校の用地を削るのは「あり」だと思う。十分に公共性がある。少数の一部住民の利便性とは言えない。
この案が最善だと思えるので、本文中で、 [ 付記 ] のあとで 《 加筆 》 というところに書き足しておきました。
この道はもともと東端部で「進入禁止」になっているので、同じことです。
https://goo.gl/maps/dfzyRyGcf1m
裏道もあります。(狭いが、Google のストリートビュー自動車が通っています。)
https://goo.gl/maps/a1RWgSobk2k
あと、歩行者や自転車は関係ないです。
> クラブ活動への影響
テニスコートの余裕部分なので、影響はほとんどありません。テニスコートの必要面積は決まっていて、それに対する余りの部分は、あってもなくても関係ないです。
テニスをする人はごく少数だし、テニスコートは他にもたくさんあるし、影響はあるとしても僅少でしょう。
そもそも現状では樹木があるだけなので、現実には「樹木が伐採される」という以上の問題は発生しません。
このグラウンドは野球部も共用している狭いグラウンドなので削減はそう簡単にはいかないでしょう。
テニス部員にしわ寄せする発想は亡くなった小学生も望まないと信じます。合掌。
> この交差点は進入禁止では無く、右折禁止になっています。
それは西端の交差点です。
一方、進入禁止なのは、東端の交差点のことです。ちゃんと上記リンクの写真を見てください。
> テニス部員にしわ寄せする
テニスには影響しない、と書いてあるでしょう。ちゃんと読んでください。
まして、野球部のグラウンドは、別の場所なので、関係ないです。
さらに、現実には樹木を伐採するだけだ、と書いてあるでしょう。ちゃんと下記の写真を見てください。
https://goo.gl/maps/FaquAzan4mt
> 住民は誰も使おうとはしないでしょう。
右折する人に影響があるだけです。たいていの人は左折するだけだから、たいていの人には無影響です。
とはいえ、少数ながらも右折する人には不便なので、裏道という案はボツですね。ご指摘ありがとうございました。