2018年09月21日

◆ 雨天で不作動の自動ブレーキ

 雨天では不作動になる自動ブレーキがある。日産の単眼カメラ方式の自動ブレーキがそうだ。

 ──

 どうして不作動かというと、単眼カメラの前にあるワイパーが動くせいで、単眼カメラが無効化してしまうからだ。
 これは、原理的に絶対駄目になるというわけではなくて、単に技術力が低いから駄目になるのだろう。
 ともあれ、雨天で不作動の自動ブレーキは、(ワイパーが動くせいで)雨天時には不作動になるそうだ。

 「ソースを出せ」と言われるだろうから、ソースを出す。毎日新聞の記事だ。
 自動ブレーキなど自動車の運転支援システムの開発と普及が進んでいる。大雪や豪雨、濃霧などの悪い気象条件で自動ブレーキはどこまで有効なのだろうか。
 日産自動車は8月、高速道路の同一車線で自動運転が可能なシステム「プロパイロット」を搭載したミニバン「セレナ」を発売した。ミニバンとして世界初のシステムで、レーザービームやミリ波レーダーを使わず、単眼カメラだけで距離などを測る。
 しかし、天候や路面状況で作動しないこともある。「間欠ワイパーを使う程度の小雨であれば、自動ブレーキ、自動運転とも作動するが、連続してワイパーを使うような雨では作動しない」としている。路面が見えない積雪や濃霧でもプロパイロットは使えないという。

( → 運転支援システム:悪天候で自動車の自動ブレーキは有効? - 毎日新聞 2016年12月23日

 ステレオカメラやミリ波レーダーを使う他社の場合は、雨の場合でもかなりの程度で有効であるそうだが、日産の「単眼カメラだけ」という方式では、雨の日には無効になってしまうわけだ。毎日新聞の取材を受けて、日産自身がそれを認めているのだから、間違いない。
 
 日産の技術は、ホントにひどいね。「単眼カメラだけ」なんていう安物技術を使うから、こうなるんだが。

 ちなみに、「単眼カメラとミリ波レーダーの併用」というマツダやトヨタやホンダならば、この問題はないようだ。日産だけが、特別に手抜き技術を採用しているわけだ。



 【 関連項目 】

 日産の自動ブレーキは、走行速度が 80km/h 以下でしか有効ではない。(それ以上の速度では無効)
  → サイト内 検索

 日産の自動ブレーキは、低コントラストの対象を検知しにくい。(薄暮時に灰色の物体などを検知しにくい。)
  → サイト内 検索

posted by 管理人 at 20:00| Comment(8) | 自動車・交通 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いずれにせよテクノロジーに頼りすぎるとあきません。雨が降ったら制動距離は伸びるという認識が第一です
Posted by 京都の人 at 2018年09月22日 00:05
いくらなんでも記事ふる杉w
現行モデルもまるでそうであるような誤解を与えますw
それとマツダ、トヨタ、ホンダがミリ波レーダーを付けているのにはもっと根本的な理由があります
トヨタの自動ブレーキサプライヤーはデンソウでその単眼カメラのイメージプロセッサーは東芝です
マツダ、ホンダのサプライヤーはボッシュでイメージプロセッサーはXilinx?(モバイルアイではない)です
それらの単眼カメラには映像から距離を検出する機能がないので、必然的にミリ波レーダーを
付加しなければならなくなります(コンチネンタルは赤外線レーザー)
Posted by 古杉 at 2018年09月25日 12:33
> 記事ふる杉

 記事の日付は確認しました。日産の新型セレナ(2016-08)の話です。これ以後に出たのはエクストレイルとリーフだけ。
 だから日産の最新型のモデルに当てはまります。情報はちっとも古びていない。

 なお、日産は(セレナ以外は)ここのところずっとモデルチェンジをしていない。米国向けにはやっているが、国内発売分はモデルチェンジをずっとやっていない。ジュークもノートも、ずっと昔のモデルをそのまま生産・販売している。
 日産は新型モデルの開発能力をなくしつつあるから、昔の情報がずっと最新情報として続くんです。
Posted by 管理人 at 2018年09月25日 12:58
 日産以外はコンチネンタルの単眼カメラを使っています。トヨタもデンソーから乗り換えた。

 http://openblog.seesaa.net/article/447647986.html

 コンチネンタルの単眼カメラは  Mobileye の処理チップを使っています。

 http://openblog.seesaa.net/article/446610423.html のコメント欄
Posted by 管理人 at 2018年09月25日 21:31
今年からEURONcapに薄暮での自動ブレーキテストが追加されていますが、満点代一号は日産リーフです。
Posted by きゅうとぴ at 2018年09月28日 18:22
> 満点

 満点じゃなくて、5段階評価の ★★★★★ というだけですね。個別の点数は、70% とか、そんなものです。
 いろいろ調べたけれど、薄暮というのはちょっと見つかりませんでした。夜間ならばあったけど。

 https://jp.autoblog.com/2018/04/30/nissan-leaf-crash-test-video-euro-ncap/
 https://www.euroncap.com/en/vehicle-safety/the-ratings-explained/safety-assist/
Posted by 管理人 at 2018年09月28日 18:45
満点は五点ですよ。
1%の差を見てもいみないですから。
重要なのは、現時点の最新テストにおいてリーフは十分な性能を有しているということです。
Posted by きゅうとぴ at 2018年09月28日 20:35
> 現時点の最新テストにおいてリーフは十分な性能を有している

 それはそうだけど、私の言いたいことは、「現時点の最新テストは、自動ブレーキの性能を正しく評価していないので、テストの結果が性能の良し悪しときちんと比例しない」ということです。
 「リーフが良い点を取った」というのは事実ですけど、「そのテスト自体が意味をなさないこともある」というのが私の主張。
 たとえば、東大の入試をするときに、中学生向けのテストを採用して、それで満点を取っても意味がない。それでは劣等生だって満点を取れる。
 あるいは、東大の入試をするときに、手芸や音楽のテストをしても意味がない。学力とは違う分野で満点を取ったからといって、それで東大に入る学力があるとは言えない。
 自動ブレーキも同様で、自動ブレーキの性能とは異なる( or 限られた一面だけの)テストをしているから、正しく性能を評価していない、ということ。欧州のテストだって、まだまだ不十分だ。

 詳しくは、本項の 【 関連項目 】 を参照。

 なお、別項で示したが、薄暮で灰色の自動車を見たときには、認識できずに、衝突してしまった、という日産車の例がある。このような条件下でテストしている試験は、日本でも欧州でも見当たらないようだ。特に、雨天時も問題だ。日産車は雨天に弱いので、この点が大事だ。
 日本も欧州も、そういうテストをしていない。苛酷条件でのテストが抜けている。それでいて、対歩行者テストなんていう、どうでもいいようなテストにばかりに、やたらと多大な配点をしている。まったく無能なテストだ。

Posted by 管理人 at 2018年09月28日 22:05
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