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暴走車をパトカーで追跡したことで、大事故が起こることがある。たとえば、下記だ。
パトカーに追跡されていたミニバイクが転倒する事故があり、乗っていた府内の男子高校生(17)が死亡した。パトカーは府警富田林署から逃走した樋田淳也容疑者(30)に似た男がいるとの通報を受け、このバイクを追っていたが、無関係の高校生が運転していた。
大阪市港区内でパトカーを見て急にUターンした不審なバイクを発見した。
バイクは一方通行を逆走し、いったんパトカーを振り切ったが、再度追跡され、信号無視をして法定速度を大幅に超える速度で逃走。同25分ごろ、約1.6キロ先の西区安治川の市道で、バス停に衝突して転倒した。高校生は頭などを強く打ち、病院で死亡が確認された。
( → 容疑者逃走、隣県と連携も−延べ4万人投入・大阪府警・時事通信 )
これについては、「バイク泥棒と無免許運転の二重の犯罪をした高校生が悪い。警察は悪くはない」という感想が多い。
→ “逃走容疑者に似た男”パトカー追跡でバイク事故 高校生死亡 | NHKニュース
それはそうだが、悪くはないとしても、賢明ではあるまい。ちなみに、「窃盗・無免許の未成年を、見つけしだい銃殺にする」としたら、あまりにも馬鹿馬鹿しいだろう。罪の大きさと処罰の大きさが釣り合わない。
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では、どうすればいいか? ここは困ったときの Openブログ。うまい案を出そう。こうだ。
「追えば逃げるのは当然だ。だから、無理に追わない。後方から追うかわりに、前の方で止める。そのためには、交差点で止めるように、赤信号を制御すればいい」
赤信号をうまく制御すれば、交差源を赤信号にできる。そこで赤信号を突っ切ろうとしても、もともと赤信号の前で多くの車が停止していれば、突っ切ることもできない。(壁があるようなものだ。)
暴走車はせいぜい、Uターンして、対向車線に出ることぐらいだ。しかし、それは危険だから無理だろ。また、無理にそんなことをすれば、追ってきたパトカーにつかまる。
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さて。問題は、赤信号を制御することだ。
そのためには、交通信号をコンピュータで集中制御するシステムが必要だ。
では、それは可能か? 可能だ。実は、もっと高度なシステムが、中国で実用化している。「交通信号を可変的に制御して、最適化することで、渋滞を一挙に解消する」というシステムだ。人工知能を使う。
《 杭州市から渋滞が消えた!人工知能が交通信号を制御する 》
杭州市も渋滞の厳しい街だった。古都であるため、片側一車線という狭い道が多い。そのため、ちょっとした渋滞が瞬時に波及して、市全体の交通が麻痺状態になることがたびたび起こっていた。
人工知能が動的に交通信号を制御するようにしたところ、渋滞が嘘のように消え去ったと上遊新聞が報じた。
2017年アリクラウドが開発した「ET都市ブレイン」の導入以降、激しい渋滞がほとんど起こらなくなった。クラクションの洪水がなくなり、文人墨客が愛した静かな西湖湖畔の街が戻ってきた。
( → 中華IT最新事情 )
こういうシステムがあれば、暴走車に対しても、赤信号で強制停止にすることも可能だろう。
そのことで、うまく行けば、死亡事故を阻止できる。最悪の場合、暴走車がバス停に突っ込んだり、集団登校の小学生に突っ込んだりして、死者 10名ということも起こりそうだが、それを回避できるのだ。
日本でも、IT先進国の中国に学んだ方がいいだろう。やり方がわからなければ、先達に教えを乞えばいい。(昔の遣唐使みたいに。)
( ※ 自民党政権が長く続いたおかげで、日本のIT産業はすっかり中国に後れを取った。さすがに経済の自民党だ。日本を弱体化させるのがとても上手。)

このツケをいま払わされている感じですね。
それはともかく最近は長時間の追跡は避けられつつありますよ。警察24時なんかをみると「放尾」という指示が本部から出て追跡を中断する例がかなりあります。パトカーや白バイにビデオカメラが装着されていることが多いためナンバーを把握しやすいし、Nシステムがかなり普及しているので尻尾をつかみやすくなっています。
むしろ逆に無関係の車両を巻き込まないためにも交差点のクロスしている側の信号を赤にする方が賢明でしょうね。
プッシュバンパーとかも装備されていませんからね。
警察24時みてください。パトカーに逃走車が当てにくるとだいたい避けますから。
たいいていは、ただの交通違反の逃走車だからでしょう。罰金5万円ぐらいの犯人をつかまえるためにパトカーを大破するのでは、割に合わないから。
一方、今回の場合は、指名手配中の凶悪犯を追跡しているつもりだったので、それならばパトカー大破ぐらいは割に合います。日本中で大々的に捜査するよりは安上がり。
ただの交通違反の犯人ぐらいなら、Nシステムで追跡するだけでも足りそうです。あるいはナンバーの確認から、事後的に逮捕。パトカーにドライブレコーダーがあれば、追跡中の車のナンバーは判明するし。
まあ、通常は、赤信号で止めれば、交通違反ぐらいの逃走車はつかまるでしょう。
それではつかまらない場合(例外)もあるだろうが、とりあえずは、赤信号で止めるシステムは大半の場合に有効でしょう。
パトカーが前の車に詰まっている間に逃げられる
白バイとの連携が必要か白バイを追走のメインにする
全ての交通信号が、独立しての自律制御も、周辺との協調制御も可能な設計になっていました。コマンド送信方法さえ準備すれば、西部警察のようにリモコンで信号を変えることも可能です。ただし、信号タイミングを変えると、周辺で渋滞を巻き起こします。
また、暴走車が走るような深夜帯では、信号が赤信号に変わってもパトカーに追われる暴走車は信号無視して突っ切るだけなので、かえって事故を誘発します。
テロ対策で使われる車輪をパンクさせる抑止帯を、先回りして道路に設置するほうがマシです。
https://www2.ctv.co.jp/news/2019/01/18/37884/
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2019011890221038.html
https://www.youtube.com/watch?v=Mcrxn9jo0XE