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有料のものならある。私も持っている。だけど今では販売中止で、入手難だ。
新しいものはないかと思って捜してみたが、アマゾンでは売っていないようだ。
プレステ上で動く簡易版なら、これがある。
https://amzn.to/2McxRXk
ただしアマゾンのレビューによると、
病名が分かれば、それに伴う「原因」「症状」「合併症」「検査と診断」「生活の注意」「予防」などが項目別にわかりやすく解説されます。
とのことなので、症状からわかるものというより、病気から症状がわかる、医学事典みたいなものらしい。あまり適切ではないかも。
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ネット上にはないか?
iPhoneアプリで、下記のものがある。
→ iPhoneアプリ 症状チェック | 株式会社保健同人社
無料であり、そこそこ使えるらしい。
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ネット上にはないか? いろいろ捜したが、次のものだけが見つかった。
→ 症状・疾患ナビ | タケダ健康サイト
試しに、これで 「頭痛 嘔吐」で検索すると、下記になる。

1番目は、偏頭痛だが、前項の例ではこれは妥当ではない。
2番目に「頭痛(他疾患が原因である頭痛)」というのが来る。これが妥当だろう。そのページを見ると、下記。
→ 頭痛(他疾患が原因である頭痛)の原因 症状・疾患ナビ
1番目は「風邪、インフルエンザ」だが、前項の例ではこれは妥当ではない。
2番目以降は、脳の疾患である。
かくて、上記のサイトで「頭痛 嘔吐」という症状を入力するだけで、ほぼ自動的に、「脳の重大な疾患だ」と判明する。
このあとは、「脳の重大な疾患ならば、脳の画像を見ることで正確な病名がわかる」という程度の知識を知っていれば、「脳の画像を見るべし」という結論を得られる。
特に AI がなくても、ネット上のサイトで診断を受けるだけでも、適切な処置はわかるわけだ。
その9割以上が、風邪とか胃腸炎とか、何もしなくても治る病気です。
実際に脳腫瘍の人も隠れていますが、
「頭痛と嘔吐」を訴える全員に画像検査を行うわけにはいきません。
他の症状の有無(視覚の異常、麻痺、構音障害、歩行異常など)、
症状の期間(昨日発症した頭痛か、それとも1か月以上続く頭痛か)、
症状の程度(少しの頭痛か、うずくまってしまうような頭痛か)などを確認して、
問題があれば画像検査が必要だと判断する医師が多いと思います。
また、画像検査をしても、よくわからない場合があります。
「頭痛と嘔吐」であれば、まずは単純頭部CTを行うことになると思いますが、
この検査で、
脳腫瘍の一部、脳出血の大部分はわかりますが、
それ以外の脳腫瘍や、急性期の脳梗塞の大部分はわかりません。
頭部CTで異常が見つからない場合どうすればいいのか、
単純には対応できません。
私自身、AIを医療に応用することには賛成で、
ミスを減らすことにつながると期待していますが、
可能性がある病名を挙げるだけでは、効果が限定的と考えます。
「頭痛と嘔吐」と入力したら、
「以下の5個の項目について問診してください。
2つ以上当てはまる場合は、以下の画像検査を推奨します。」
と言った機能が付加されると、より有効性だと思います。
またAIの医療への応用ついては、さらに難しい問題があります。
人員の配置、検査設備などが個々の病院によって異なることです。
脳外科医が10人いて24時間対応している病院と、
脳外科医が週3回非常勤で来るだけの病院(例えば、脳外科の手術が必要な場合は50km先の病院に搬送する必要があります)、
緊急CTに即時対応している病院と、
CTの台数が少なくて5日後まで予約で埋まっている病院(緊急でCTを行う場合は、予約の人を後回しにする必要があります)では、
妥当な対応が異なります。
医療のビッグデータを適切に利用すれば、
AIによって、
「この患者さんについて、脳腫瘍の可能性 12%、脳梗塞の可能性 6%、原田病の可能性 1.2%」
のような診断をすることは可能になると思いますが、
その後の対応には個々の事情が影響しており、
それについては人が判断するしかなく、そこで間違いが起こる可能性は残ります。
長々書いてしまいました。
AIの応用は有効であるが、AIの解析結果をどう利用するかは人次第なのだと思います。
ついでに薬剤師に癌とか重症な疾患でなく、風邪程度の消炎鎮痛薬を処方する権利を与えれば、さらに外来に行く人も減るでしょう。
が、結局医師団体が既得権を手放そうとしないので、AIが出ようが何が出ようが、変わらないものは変わらないかも。
優秀な医師はどんな世の中になっても必要とされますが、そうでない医師は団体が守らないとジリ貧となる訳です。歯科医の現状を見れば分かります。
結局人次第だなと思います。
(暗記する頭は必要だが、数学や物理が異常にできる必要はない)。
必要なのは、人間/人体に関する興味と継続して勉強し続ける熱意(まあいいかえるとその分野が”好き”ということ)かなと。
M3のアンケートで医師達の半分くらいが医師レベルに不信感を持ってるのも興味深いです。
https://www.m3.com/news/iryoishin/171899
一般内科で取り扱う病気の薬のほとんどがすでに処方箋なしで買えるんだから、そうしたらいいじゃないか。
診断アプリの結果と医師の判断と差がないのであれば、それに従って行動したらいいし。
患者が内科外来にわざわざやってくる理由は、ネット銀行では満足できなくて店舗に来たり、格安電話会社では安心できなくて三大キャリヤの店舗にくるようなものですね。
あと、気軽に会話して、医師のアドバイスももらえるし。これは医師の人柄しだい。気さくな医師だと、患者はありがたい。怖い医師は困る。
医薬品本体価格は激安で、それを出す診断料とか処方料とか薬局のフィーで高くなっている。
特に、長年使われてきて実績のある薬は後発品が出ていて販売価格は安いのです。
問診だけでは、ほぼすべてのケースで確定診断をつけることはできません。
将来的にAIが進歩すれば、
「●●病の可能性が2〜12%なので、病院を受診してください。」
のような指示を出すことができるようになると思います。
医療機関向けのAIであれば、
「●●病の可能性が2〜12%なので、検査Aと検査Bを推奨します。」
のような指示を出せるようになると思います。
一方で、AIが進歩しても、
「重い病気の可能性は0.1%以下なので、病院を受診せず、以下の市販薬を飲んでください。」
のような指示を出すことは、できないと思います。
責任問題と、閾値をどこに設定すればよいのかという問題が残るからです。
病院で確定診断がついた後に、AIで治療を決めてもらうという方法も考えられますが、
どのような病気も、状態が変わる可能性があり、
例えば糖尿病であれば、本人の自覚症状が全く変わらないのにもかかわらず悪化することがあるので、
定期的に検査を行わないと、名医でも、将来の高精度のAIでも、正確な診断がつきません。
AIが「2週間以内に病院で検査を受けることをお勧めします」のような指示を出せるようになれば、
AIの価値がより上がると思います。
スマートスピーカーEchoによる問診を行いその結果により 薬の宅配、適切な最寄りの病院の紹介状発行 または医師の派遣を行います
ウソです(笑)
ゆえに Amazon は できません。
知っています
でもこの ウソは アプリの域を出ていませんよね(紹介状以外は^^;)
薬もいきなり宅配でなくて 紹介ぐらいにしておかないとね
さらにいうと多くの健康保険制度では医師が本人を保険治療すること、医師の家族への保険治療することを認めていません。(医療過疎地域などの例外をのぞく)
「熱があるの? ならば頭を冷やせば」
と個人がアドバイスしても、違法ではありません。
学校の保健室で保健教師が、白チンを塗ったり包帯をしたり胃腸薬を与えることを繰り返しても、違法ではありません。
「業務」というのは有償、無償の別によるものではありません。法律上、「業務」とは「社会生活上の地位に基づき反復継続して行う行為であって、生命身体に危険を生じ得るものをいう」とされています。
自動車運転過失傷害/致死罪ができる前、交通事故により他人に傷害ないしは死に至らしめた被疑者は「業務上過失致死罪」で罰せられましたが、プロのドライバーではなくサンデードライバーでも適用されていたことはご記憶にあるでしょう。
養護教諭らが医師法違反に問われないのは彼らの行為が医行為に当たらないと考えられているからです。
医行為というのは厳密な法律用語ではありませんが、一般的には「医師の医学的判断をもってするのでなければ人体に危害を及ぼし、又は危害を及ぼすおそれのある行為」とされていて、厚生労働省医政局長(医師資格をもつ医系技官が任じられる)通知や司法判断でおおむね決められると考えられています。
それで満足しているなら構わないが、医療費自己負担が高いとか、電話料金が家計を圧迫しているとか、ATM手数料が高いとか文句を言っている。
安くすることはできるのに。
優秀な看護師に医師国家試験レベルの試験を受けさせて、合格した人に鑑別診断とカウンセリングをする権利を与えればいい。看護師さんの方がそういうのはうまそう(最終診断権は医師にして)。ぶっちゃけ、そういうの面倒くさい(興味がない)医師は結構いると思う。
まあそういう運動、看護団体とかがやってそうだけど、結局既得権があるから難しいのでしょうがね。
お試しあれ