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記事を引用しよう。
《 埼玉.熊谷で史上最高41.1度 気象庁「災害と認識」》
関東甲信と東海を中心に23日、記録的な暑さとなった。埼玉県熊谷市では国内の観測史上最高を5年ぶりに更新する41.1度を記録した。計4地点で最高気温が40度を超え、全国の21地点で史上最高気温を更新。気象庁は同日夕に開いた緊急記者会見で、連日の猛暑を「命の危険がある暑さ。一つの災害と認識している」とし、熱中症など健康管理への十分な注意を呼びかけている。
( → 朝日新聞 )
「一つの災害と認識している」というのはいいが、それは私が昨日に言ったことだ。気象庁は1日遅れている。私は事前に予告したが、気象庁は事後に報告するだけだ。
「一つの災害と認識している」のならば、災害が起こる前に予告するべきだった。気象庁は仕事をしていないな。
記事は他にもある。
《 東京都内、観測史上初の40度超 青梅で40.3度 》
気象庁によると、23日午後0時43分、岐阜県多治見市で気温40.5度を観測した。同47分には埼玉県熊谷市で40.0度、同49分には東京都青梅市で40.3度となった。都内で40度以上は観測史上初。全国927の観測地点のうち、正午までに148地点で35度以上の猛暑日となっている。
18日にも岐阜県の多治見市で40.7度、美濃市で40.6度となり、国内では約5年ぶりに気温40度以上を観測している。
( → 朝日新聞 )
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ついでだが、死者については、次の記事が参考となる。
猛暑が連日続く中、熱中症による死者が相次いでいる。平年よりも暑さが厳しい年は熱中症の死者が多く、年に 1000人以上が死亡したこともある。専門家は「今まさに注意が必要」と警鐘を鳴らす。
( → 続く猛暑、熱中症に懸念=「今まさに注意を」−死者1千人超の年も:時事 )
[ 付記1 ]
本サイトの過去記事では、「今年の夏は猛暑だ」「今日は暑い」というふうに論じたことがある。参照。
→ やっぱり猛暑: Open ブログ(2010年08月)
→ どうしてこんなに暑いのか?(2012年): Open ブログ(2012年07月)
→ 今日は暑い: Open ブログ(2014年07月)
→ 今日は暑い(2016年): Open ブログ(2016年07月)
これを見ると、1年おきに(偶数年の年に)「暑い」と書いていますね。だったら、今年が暑いのは、規則通りだということになるね。
この分だと、来年は涼しくて、再来年は猛暑になる……となりそうだ。(2020年はオリンピックの年。それが猛暑。)
[ 付記2 ]
すぐ上の話とは別に、「今年が暑かったから五輪の暑さが心配だ」という声は多い。記事を紹介しよう。
まず、下記に大きな記事がある。
→ 連日の猛暑 五輪は大丈夫? | NHKニュース
他にも、小さな記事がいくつかある。
→ 東京五輪は大丈夫?連日の猛暑で真夏開催のリスク懸念―英メディア | ニコニコニュース
→ 「猛暑の五輪」どう暑さ対策する? 打ち水は「焼け石に水」との反応も | ニコニコニュース
→ 20年東京五輪:日程、設備、観客・ボランティア・・猛暑対策の問題点を検証 - 毎日新聞
動画もある。「打ち水で」なんて言っている。
たいていの会場は屋内だから、何とかなりそうだが、マラソンだけは違う。そこで、「マラソンの開始時間を大幅にはやめよ」という提案が出たが、「30分だけ早めて午前7時スタート」という結果になった。これでは 9時半〜10時にゴールとなる。
ちなみに、本日(23日)の、東京の気温(毎時)。
→ 気象庁|過去の気象データ検索
データを見ると、8時に 32.4度、9時に 32.7度、10時に 34.1度。全部暑いですね。
8月09日(五輪最終日)には、どうか? 2016年のデータはこちら。
→ 気象庁|過去の気象データ検索
8時に 29.9度、9時に 33.5度、10時に 35.6度。8時にはけっこう涼しいとわかる。ならば、5時か6時にスタートするのが良さそうだ、とわかる。
「7時スタート」という決定は最悪の決定だった、と見なして良さそうだ。猛暑を甘く見ているね。
https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/temperature/
地球規模の温暖のゆらぎは,生命維持の許容を超えてしまうから怖い。
7月よりも、8月特有のじっとりとした重い暑さ(京都の「油照り」のような)の方が、今よりもっと危険だと思います。(気温は下がっても)
一方で、7時スタートは、日本人が地の利を生かせる絶妙の「厳しい環境」だと評価する向きもあったり。
極東の日本開催ですから、IOCからすると時差を考慮してすべてを前倒しするものありだと思うのです。
昨日の気温を体感すると国内の広告業界が待ったをかけていると思いたくないですね。
1964年の東京オリンピックは10月開催でした。(だから10月10日が体育の日になった)
http://www.stat.go.jp/naruhodo/c3d1010.html
どうしても7ー8月に開催しないといけない合理的な理由があるんですかね?
商業主義に舵を切っているから?
それとも“誰か” の圧力がかかってるんですか?
嫌ですねぇ〜。
プロスポーツが盛んになって、夏以外は他のプロスポーツとぶつかってしまうので、夏以外では CM 収入が増えないんです。IOC が 巨額の CM 料金を稼ぐには、視聴率を独占できる(しやすい)夏がベストだ、となります。
サッカーW杯だって、くそ暑い夏に実施する。(オリンピックのない年に。)
IOC に入った金は、各国にいくらか分配されて、各国のアマチュアスポーツが維持されるので、やむを得ない面もある。
高野連は『熱中症対策は万全』と言ってますが、全然ダメですね。
各日のスケジュールを見ると、
1番気温の高い時間帯に試合時間を組んでます。
https://www.高校野球.online/entry/2017/08/25/175506/
確か、震災の年は、電力事情を考慮し、試合時間を調整していたかと思いますが、それと同じことを今回もすべきと思います。
→ http://j.mp/2vigwSC
高校野球については、私はあまり心配していません。1イニングごとに休めるし、水も飲めるし、屋根のあるベンチには冷房装置もある。
サッカーが 45分間も走りずくめなのに比べれば、天国みたいに楽ちんです。帽子もかぶっているし。
心配だったら、守備中に休憩を取って水を飲めばいいが、そんなに長く守備が続くこともないはず。
どちらかと言えば、観客の方が大変でしょう。球児は観客よりもずっと楽です。
リンク切れ失礼しました。
修正ありがとうございます。
観客の方が確かに大変ですね。
屋根もないから日差しをかわせない。
まあいずれにせよ、「最善の策」とやらを
高野連が検討するときに、暑さのピークの
時間帯をずらすことを検討したのかを
問うてみたいですね。
(1) 出場校を減らす
(2) 午後の試合をなくす。午前と夜間のみ。
(3) 一部を他球場に回す。京セラか東京ドーム。
参考の項目。
高校野球大会の過密日程: Open ブログ
http://openblog.seesaa.net/article/458574625.html