──
比喩で言おう。弓矢を最大限に飛ばすには、どうすればいいか? 弓を思いきり引っ張って、力を最大限にまで貯めてから、一挙に力を解放する。すると、矢は最大限の力で飛んでいく。
では、(ダム操作で)洪水を最大限に起こすには、どうすればいいか? ダムの放流をやめて、水量を最大限にまで貯めてから、一挙に水を解放する。すると、水は最大限に放出されて洪水を起こす。……これが今回、取られた方法だった。
その結果は? 狙い通りに、洪水が起こった。死者も発生した。洪水発生の計画は、大成功。
これは、いかにも気違いじみた話だが、現実に起こったことである。
《 ダム一気に放水 愛媛・5人死亡の町 》
愛媛県西予(せいよ)市野村町では浸水被害で5人が死亡した。上流のダムでは、下流に流される水が90分間で約4倍に増えていた。
当時の様子を住民はこう表現する。
「津波が襲ってくるようだった」
その直前、約2キロ上流にある多目的の野村ダム(高さ60メートル、長さ300メートル)の放流量が急増していた。
豪雨に備えて3日前の4日からダムの水位を下げ、雨水を貯留できる量を350万立方メートルから600万立方メートルまで増やした。豪雨が降り始めた後は満水近くになるまで放流量を抑えたという。担当者は「雨が強まってからも河川の水位を上げないことで、住民が避難する時間を稼げた」と説明する。
( → 朝日新聞 2018-07-11 )
グラフを見ればわかるように、洪水が発生するまでは、必死に水を貯めていた。ちょうど、弓を引いて力を貯めるように。そして、ダムにたっぷりと水が貯まったところで、一挙に水を放流した。結果的に、急激な放流のせいで、下流では洪水が起こって、死者が出た。
(1)
仮にダムがなかったら、どうだっただろうか?
上図の「全流入量」がそのまま川に放出される。すると、下流では、川の水だ少しずつ増水する。下流の氾濫は避けられないし、家屋も流されただろうが、急激に増水するわけではないから、逃げる時間的余裕はたっぷりとあったはずだ。
つまり、仮にダムがなかった場合には、家屋の流出はあっただろうが、人的な被害はなかっただろう。その分、マシだったことになる。
(2)
仮に最適制御( → 項末の【 関連項目 】 )を取ったら、どうだっただろうか?
※ 豪雨の前にはダムをなるべく空っぽにしておく、
という方法のこと。
上の記事によれば、「雨水を貯留できる量を350万立方メートルから600万立方メートルまで増やした」ということだ。これは、本サイトの方法(最適制御)を取っているように見える。
しかしながら、その規模があまりにも小さい。なぜならダムの貯水量は 1600万立方メートルもあるからだ。( → Wikipedia )
最適制御ならば、「 350万立方メートルから600万立方メートルまで増やす」のではなく、「 350万立方メートルから1600万立方メートルまで増やす」というふうにしたい。( 1600万が無理でも、1200万ぐらいにはしておきたい。600万では全然足りない。)
その上で、雨が降り始めたら、ただちに流入量の全量を放出したい。いや、すでにダムに貯まっている分も含めて、流入量以上の量を放出したい。(たとえば、それまでの貯水量が 400万だったら、貯水量を 200万ぐらいまで減らしたい。どうせあとで大量の流入があるからだ。)
とにかく、こうやって、できる限りの最大限の量を放出したい。
ただし、その量には、限界がある。限界とは「洪水を起こす量」だ。その量は、はっきりとした数値は私にはわからないが、たぶんグラフの最大値の半分ぐらい(つまり 1000ぐらい)だろう。この値を超えないようにしたい。
つまり、最適制御とは、次のことだ。
「全流入量が 1000になるまでは、ダムの水を最大限に放流して、ダムをなるべく空っぽにする。一方、全流入量が 1000になったら、放流量は 1000のままで、それを上回って流入する量はダムに貯め込む」
これで水害を阻止できる。さらに、次の制御を加える。
「全流入量のピークが過ぎて、しばらくたったら、もはや水害発生の恐れはないので、放流をやめる。以後はダムの貯水量を増やすことに専念する。最終的には、ほぼ満杯になるまで、ダムの水を貯める」
以上が、最適制御だ。これならば、下流で洪水の恐れはないし、死者が出る恐れもない。
──
今回のダムの制御は、最適制御とは正反対の方法を取った。
・ 「ダムの水を放流するべきとき」には、ダムの水をせっせと貯めた。
・ 「ダムの水を放流してはならないとき」には、ダムの水を大量に放流して、下流に洪水を引き起こした。
つまり、ダムの管理者は、最悪の方針を取ることで、被害を最大化したのである。
そして、これは、決してミス(失敗)なんかではない。故意に災害を起こしたのだ。そのことは、本人たちが語っている。
《 野村・鹿野川ダム 適切操作を強調 》
国土交通省四国地方整備局が 11日、愛媛県大洲市中村の同省大洲河川国道事務所で会見し、……ダム操作は適切との認識を強調した。
同局河川部の長尾純二河川調査官は会見冒頭、両ダムの放流に関し、「大量放流が被害原因だとか、防災操作は効果がないといったような報道が見受けられる」と指摘。「ダムは洪水調節機能を発揮し、避難活動にも貢献している」と述べた。
( → 愛媛新聞ONLINE )
「ダム操作は適切」と述べている。つまり、大惨事を起こしたことは、あくまで適切だと考えているわけだ。故意に大惨事を起こしたと白状しているのも同然だ。
「大量放流が被害原因だとか、防災操作は効果がないといったような報道が見受けられる」という言葉もあるが、これは次のように説明される。
・ 直接原因は気象なのだから、われわれには責任はない。責任はあくまでお天気だ。
・ 防災操作は効果がないということはない。被害を最大化するという効果がある。われわれは死者を最大化するために努力したのである。
まあ、本音はそうじゃないのだろうが、実質的には、上のように語っているのも同然だ。(イヤミな解釈。ごめんね。)
ただし、上の私の説明は、「ダム管理者が賢明である」ということを前提としている。「賢明だから、あえて故意にこの結果をもたらしたのだ」と考えるわけだ。
一方、賢明でないとしたら、「被害を最小化しようとして、上のようなダム操作をした」ということになる。これはいわば、「ブレーキをかけるためにアクセルを踏みました」というのも同然だ。初歩的な操作法を知らないのも同然だ。素人よりももっとひどくて、痴呆状態だということになる。(何もしないより、さらに悪い。最悪の選択肢をとっている。)
仮に、彼らが本気でそんなことを言っているとしたら、日本の水害対策は痴呆状態のバカに委ねているということになるね。
安倍首相や小池都知事よりも、さらに悪い。自分たちの命を救うための鍵を、最悪の相手に委ねていることになる。日本人自体がどうしようもない阿呆だということになるな。
( ※ 本サイトを読んだ人なら、ちゃんとわかるのだろうが。)
[ 付記1 ]
引用記事では、水を貯め込んでいたことで、「住民が避難する時間を稼げた」と説明している。
しかしこれは理由になっていない。なぜなら、時間を稼ぐ必要はないからだ。洪水の危険があることは、1日以上も前から判明していた。逃げるための時間は、もともとたっぷりとあった。だから、放流を遅らせる(時間を稼ぐ)必要はまったくないのだ。
一方、もともと放流の量を絞っていて、あるとき突然、一気に最大量を放流すると、その急激な変化に人は追いつけない。つまり、逃げるための時間がなくなる。
したがって、「住民が避難する時間を稼げた」という説明はまったくの虚偽だ。むしろ、「住民が避難する時間をなくして、突発的に洪水を起こした」と説明するべきだ。
担当者は、嘘つきですね。
[ 付記2 ]
蛇足ではあるが、本項の意図を解説しておこう。(誤読する人がいるので。)
本項の意図は、「ダム管理者は、人殺しを狙う、悪魔のごとき悪党である」ということではない。そういうふうに語ってはいるが、それはあくまで皮肉である。
話の後段で書いてあるように、「素人よりも悪い」「痴呆である」というふうに言っている。(なぜなら、「賢明ならば意図的にそうするが、賢明でなければ誤ってそうする」ということになるから。)
で、以上のことを、「本サイトを読んだ人なら、ちゃんとわかるのだろう」と書いたが、実際には、読んでもわからない人もチラホラといるようだ。「ダム管理者はあくまで最善のことをやった」と信じている人もいるようだ。これはまあ、「私を殺す人は、私のために最善を尽くしてくれるんだ」と思いながら、殺されるようなものですね。(自殺志願者みたいなものかも。)
【 関連項目 】
ダムの正しい操作法(最適制御)については、下記を参照。詳しく説明されている。
→ 桂川 氾濫 とダム制御: Open ブログ
→ 豪雨時のダムの事前放流: Open ブログ
※ 豪雨の前にはダムをなるべく空っぽにしておく、ということ。
──
同様のことは海外では行われているのではないか……と思って、英語で検索してみたところ、次のサイトが見つかった。
→ Flood Management | NEWJEC Inc.
ここに、次の図がある。
また、下記ページもある。
→ Welcome to Han River FCO Webpage
本項で述べた方法は、私の独創ではなくて、世界的にはすでに知られた標準的な方法であるようだ。それを知らない日本が、世界から取り残された未開民族であるだけなのかもね。
《 注記 》
上のグラフからもわかるように、ダム管理の目的は、「ピーク値を抑えること」である。上の図で言えば、ピーク値が 9000 であるのを 6000 まで下げる。このことで、急激な流量の増加を防いで、下流域の氾濫を防ぐ。……このことが核心だ。きちんと理解してほしい。
- なお、「豪雨の前にはダムをなるべく空っぽにしておく」というふうにすると、さらにいっそう効果が高まる。上のグラフでは、緩い山形となっているが、「豪雨の前にはダムをなるべく空っぽにしておく」というふうにすると、グラフは(緩い山形でなく)台形となる。ピーク値が 4500 ぐらいのまま、水平線状に維持されていく。(台形だ。)……この場合には、緩い山形よりも、いっそう効果が高まっている。
その可能性もありますが、それでもやはり方法は劣悪。
本項の後半にも書いているが、
「全流入量のピークが過ぎて、しばらくたったら、もはや水害発生の恐れはないので、放流をやめる。以後はダムの貯水量を増やすことに専念する。最終的には、ほぼ満杯になるまで、ダムの水を貯める」
という方法で、十分に間に合います。降雨が終わったあとでも、数日間は、続々と水が流入してきますから。満杯になる量の何倍もの量が、あとで押し寄せてきます。それを貯めれば十分に間に合う。最初からケチケチ貯める必要はない。
タイムスタンプは 下記 ↓
最終的に不可能になって最悪の事態を起こしてますが、記者会見で言ってる通り最善を尽くしたと信じてますね
結局日本人に災害とかいじめとか起きてはいけない、あってはならないものという非合理の信仰があるから、起きるものあるものとして被害を最小にするダメージコントロールの思想が根付かない
今回のだって人が死なない程度なら氾濫をおこしてもいいというのは住民には受け入れられなかったでしょうね
https://www.newjec.co.jp/e2service/flood.html
は、日本の会社のようですね。
なるほど。オフィスは日本にありますね。
ホームページは、日本語版と英語版。英語版があることから、海外でも事業展開しているのだろう……と思ってみたら、東南アジアなどでコンサル業務をやっているようですね。
一応、世界的な会社ではあります。
満杯のコップに水を注いでこぼれている状況です。コップをひっくり返したわけではなく。
大雨前にダムを空っぽにするプロセスだと、グラフはダムありのときの放流量が増えるタイミングはグラフはダムなしのときのピークよりかなり前にならないといけない。
全然違いますよ。朝日の記事のグラフを見ればわかるとおり。日本のダムの制御は、「流入量がピークのときは放流を抑えて、流入量が減ってから徐々に放流するというプロセス」を取っていません。その逆です。
あなた、本文の記事を読めないの? 本文とは正反対のことを言っているが。
「流入量がピークのときは放流を抑えて、流入量が減ってから徐々に放流するというプロセス」
というのは、私の主張内容であって、現状とは正反対のものです。
本項の内容を真逆に読み取るというのは、あなた、読解力がおかしい。
なお、流入量のピーク値を 100とすれば、放流のピーク値は、
・ 朝日の記事の方法 …… 95
・ 英語の記事の方法 …… 67
・ 私の提案の方法 …… 50
となります。洪水の氾濫が起こるのは、1番目だけ。2番目と3番目はどちらも氾濫を防げるが、超巨大な流入の場合には、3番目の方法だけが防げる。(耐性の限度が少し高いので。)
グラフの形で言うと:
1番目は鋭いピークを持つ。
2番目は緩い山形のピークを持つ。
3番目はピークがなくて、台形になる。
なお、2番目の方法は、流入のピーク後に放流する。3番目の方法は、流入のピーク前と後に放流する。そこが少し違う。
日本のダムの制御が上記でないと主張するのなら最初からピーク時に放水量を最大にしようとしていたという根拠を示す必要がある。
制御が至らなかったのと最初から制御しない方針だったというのは大きな違いがある。
Posted by ははっ
考え方には大きな違いはあっても、結果は同じようなものだったといえるでしょう。
このような災害の場合は結果が大事なので、結果が同じようになったときには、大きな違いがあるとは、普通言わないと思います。違いがあるとは言えますが。
だから、それが本項の最後に書いてあることでしょ。ちゃんと読みましょう。あなたは私の書いていることをなぞっているだけで、「書いてない」と言っていることはちゃんと書いてある。あなたが読めないだけ。
> 最初からピーク時に放水量を最大にしようとしていた
それは話の前段であって、ダム管理者が「賢明であった」場合の話。賢明であれば、狙ったとおりの結果(氾濫)を起こしたことになる。「わざと氾濫を起こそうとして、氾濫を起こした」わけ。悪意はあるが、賢明ではある。
狙ったこととは逆の結果を得たのであれば、それは、「わざと氾濫を起こそうとしたわけでもないのに、計画と違って、氾濫を起こした」ことになる。それはどうしようもない阿呆だ、ということになる。ブレーキを踏もうとして、アクセルを踏んでおきながら、「自分はブレーキを踏んでいるつもりです」と言っているわけだ。どうしようもない痴呆状態。
現実は、後者でしょう。なのに、それを読めずに、話の前段である皮肉の箇所ばかりを読んでいるのが、あなた。
特に、 [ 付記2 ] を読みましょう。あなたのために書いてある。
あなた、いつも勝手に誤読して、勝手に文句を言っている。ちゃんと相手の言い分を理解しましょう。人の言い分を理解できないし、理解しようともしないのは、ただのコミュ障です。
> 日本のダムの制御が上記でないと主張するのなら最初からピーク時に放水量を最大にしようとしていたという根拠を示す必要がある。
日本のダムではなく、野村ダムという一例を取り上げて、そのこと詳しく説明している。それが本項だ。「ピーク時に放水量を最大にしていた」ということが、朝日の図ではっきりとわかるでしょう。
あなた、何も読めないの? 文盲なの?
なお、事前にこの結果がわからないとしたら、ダム管理者はダムのことをまるきり理解できない痴呆状態だということになる。
それほどバカだとは思えないから、私は「わざとやったのだろう」と皮肉ったのだが、ひょっとしたら、バカではなくて、本当に故意でやったのかもね。
少なくとも、現時点で、お詫びもしないし反省もしないのだから、その点では、ものすごく悪意があるね。悪人であることは間違いない。
コップが一杯になっちゃって溢れたのが今回の話。
で、管理人さんはコップを予め空にしとけばよかったのにと言っているだけ。
結局、コップが一杯になったら溢れるにまかせるだけになる。
コップの容量以上に流入したら、あとはコントロールできずに溢れるのはどんな制御をしても一緒だから、総雨量がダム容量以上になるなら結局氾濫までの時間稼ぎしかできない。
雨が降る前にダムの貯水を予めどのくらいまで減らしておけば溢れさせずに済むか予測するには、降り始めから降り終わりまでの雨量を正確に予測する必要があるが、そんなのは神様にしかできない。
また、降り始める前に予め空にしておくにしても、下流が氾濫しない程度の流量で放水する必要があって、減らす量にも限界はある。
この件は、溢れる直前で雨が止んでいればよかったが、結果的にはそうならなかっただけ。狙って溢れさせようとしたわけではない。
ブログ主はダム湖への(全)流入量と放出量を元に制御の不備を指摘しているが、流入の元となる降水量に注目した場合、どうなるだろうか?(データは「国土交通省 川の防災情報」を使用した)
公開されている降水量は、7/1 1:00の時点で累加雨量が232mm、4:00で301mm、6:00で363mm、8:00で441mm
これと野村ダムの集水面積138kuで計算すると、野村ダムの有効貯水量に対して
1:00 約3倍
4:00 約4倍
6:00 約5倍
8:00 約6倍
となる。つまり、集水面積流域にわずか7時間で貯水量の3倍の水が供給されたことになる。
土地の保水力、集水流域の地形などで、雨量と流入量についてはある程度の遅れ及び平均化がされるだろうが、いずれはこの水がダム湖に押し寄せる訳で、また7:00時点では今後の雨量についても予断を許されなかったであろう。(雨量と流入量の増加減推移を見るに、通常の降水とは異なり、遅れは1時間無かったと推測される)
このような状況では、(今回は、貯水位が洪水時最高水位になった為に全流入量とほぼ同等量を放流したように見えるが)ダム湖の管理者はこの降水状況を見た場合、貯水位が洪水時最高水位に達していなくとも、全流入量とほぼ同等量を放流を決意したので無いだろうか?
後から結果をみて問題点を指摘するのは、あくまでも改善点の提案として行えば良いのであり、ブログ主の提案も一定の効果があることは確かであろうと思うが、寿限無個人は、当時の担当者のおかれた状況・心理的負担を考えるならばある意味苦渋の決断で有ったと思う。間違っても担当者に対して無知・馬鹿・故意でやった・悪意がある、等の言葉を言う気にはなれない。
> いずれはこの水がダム湖に押し寄せる訳で、
そういう計算は面白いけれど、その計算は無意味です。なぜなら、自分で書いてある通り、「遅れ」が生じるからです。その「遅れ」を勝手に「遅れは1時間無かったと推測される」というふうに想像していますが、そんな想像は現実とは一致しないので、無意味です。
現実に有効な数字はただ一つ。「全流入量」だけです。(それは降水量と遅れとの双方の結果としての値です。その値は正確にわかります。)
そして、この数値に対して、「それがピークを持つ形なので、ピーク値をカットして、なだらかな形になるように平均化する」というのが、治水ダムの役割です。ここに治水ダムの本質がある。
なのに、その本質を理解できないのが、ダム管理者であり、あなたです。
> ダム湖の管理者はこの降水状況を見た場合、貯水位が洪水時最高水位に達していなくとも、全流入量とほぼ同等量を放流を決意したので無いだろうか?
それはあなたの勝手な想像。記事や動画を見ればわかるように、その時点で満水に達していたから、ダムの破壊を免れるために、「流入量と同じ量を放流した」というだけです。「全流入量とほぼ同等量を放流したように見える」でなく、「全流入量とほぼ同等量を放流する」ことが絶対目的となっているのです。(さもないとダムが決壊する。)
「ダムには満水量以上には貯水できない」という原理があるからであって、他の意図で調節したのではありません。「この降水状況を見た」からではありません。きちんと理解してください。
> 間違っても担当者に対して無知・馬鹿・故意でやった・悪意がある、等の言葉を言う気にはなれない。
アクセルとブレーキをわざと踏み間違えて、その間違いに気づかないで正当化するようでは、今後、同じような被害が多発します。ダム管理者には「多大な人命を預かる」という強い責任があります。その責任を免除して、「いくら失敗しても許してあげよう」というような甘い責任論を唱えると、国民が多数死ぬことになります。
私は何よりも大切なのは、多数の国民の人命を救うことだと考えます。そのために、問題点を指摘して、改善の方法を具体的に示します。
しかしこれには強い抵抗がかかるので、実現は困難です。たとえば、あなたのような人々が徹底的に抵抗して、自己弁護するでしょう。かくてこれからもどんどん、多くの人々がダム管理の失敗で死ぬことになるでしょう。
> 間違っても担当者に対して無知・馬鹿・故意でやった・悪意がある、等の言葉を言う気にはなれない。
とても優しい心の持ち主ですね。そして、その優しさのせいで、多数の人命が奪われるのです。
> ダム管理者への非難を行うことは不当と思えてならない。
それはある意味、妥当です。このダムの管理者である個人に責任があるというより、日本のダム管理政策そのもの(国交省全体)に責任があるからです。
個人を非難すればいいというものではなく、国全体の防災政策を改定する必要があります。
そのことを述べたのが、次々項です。
→ http://openblog.seesaa.net/article/460514877.html
だから問題は、「このダムの管理者を非難するかどうか」ではなくて、「このように根本的に間違っている日本のダム管理政策を、改定するべきかどうか」という、国全体の方針に関わります。
私が批判しているのは、国全体です。お間違えなく。特定の個人ではありません。
違いますよ。さらに「穴から水を流し続けること」を述べています。
> 結局、コップが一杯になったら溢れるにまかせるだけになる。
穴から水を流し続けていれば、コップがいっぱいになることはない。
穴がふさいでいれば、200cc のコップに 200cc の水で溢れるが、穴がふさいでいなければ、200cc のコップに 600cc の水でも溢れない。
こんな簡単なことがわからないのかなあ? 小学生に教わってください。
理科の得意な小学生なら、「コップに穴があいていると、なかなか満杯にならない」ということを、教えてくれますよ。
せめて小学生以上の知識のある読者が書いてくれるといいんだが。まあ、官僚も同じだから、仕方ないのかもね。あっちもこっちも、小学生レベル以下だな。
しかも、7日に入ってからの急激な流入量の増加に合わせて、放水量を調節流量の300m3/sまで増やしていた。
しかし、流入量の増加(最大1600m3/s)で、有効貯水容量(1270万トン)を超える1350万トンになり、7日早朝に異常洪水流量(2500m3/s)の約6割(1500m3/s)で放水した。
このことは
水文水質観測所情報>野村ダム
http://www1.river.go.jp/cgi-bin/SiteInfo.exe?ID=1368080276020
で確認できる。
観測所の水位で危険レベルと発表する防災情報が決められている。
1.水防団待機水位…水防団が待機する目安となる水位
レベル1
2.はん濫注意水位…河川のはん濫の発生を注意する水位
レベル2:注意→はん濫注意情報
3.避難判断水位…避難情報発表の目安となる水位
レベル3:警戒→はん濫警戒情報
4.はん濫危険水位…河川が氾濫するおそれのある水位
レベル4:危険→はん濫危険情報
5.はん濫の発生
レベル5→はん濫発生情報
https://www.river.go.jp/kawabou/reference/index04.html
ダムは、ここに記載された水位を超えるような放水がそもそもできない。
責任に対する処罰は必要なのは言うまでもない。失敗を不問にするとは一言も書いていないのだが。
言葉汚くののしる気にならないということだ。
?????
本項でも、次項でも、そのデータはグラフで示してあるでしょ。同じデータを示すことに意味があるの? もしかしたら、本項を読んでいないの?
> ここに記載された水位を超えるような放水がそもそもできない。
グラフを見れば一目瞭然。流入量と同量を放流できます。(ある程度の上限に達するまでは。)
なのにそうしなかったのが問題だ、というふうに私は書いているんだが。本項を読んでいないの?
なお、上限はおよそ 1000t/s です。この値までは放流量を増やせます。
どうも、私の言っていること(および引用文)を読んでいないとしか思えない。ちゃんと読んでください。
うん。それはわかります。彼らが痴呆であるはずがありません。だから彼らは「わざとやったんだ」という推論が成立します。
彼らがバカでないとしたら、彼らが死者多数を出した行為は、あくまで故意にやったことなんですよ。彼らは賢明であるがゆえに、わざとと人を死なせたんです。それが正しいと信じて。
どっちが事実であるかはともかく、そういう矛盾に陥っているということに気づかないと、対処ができなくなります。
本サイトの目的はあくまで人命救助です。悪口を言うことが目的じゃありません。
・ 賢明だが故意に死なせた
・ バカだが悪意はなかった
そのいずれかである、という矛盾のような状態に陥っています。この問題を認識すべきだ、というのが、本項の意図です。
たかが悪口を言うために長々と書いているわけじゃありません。お間違えなく。
とすれば、そのミスを指摘して、方針を根本的に転換する(方針を 180度、方向転換する)ことが必要です。
こんなときに、「バカ扱いされたから、方針を転換するのはいやだ」なんて官僚が言っていたら、国民は次々と殺されるしかない。それも、政府の方針で。
これじゃ、オウムの麻原よりもひどい。
治水目的でダムが建設されるような水系には、過去に豪雨により氾濫・浸水による被害が発生していたであろう。
これを防止する目的でダム建設が計画・実施されたと考えるなら、ダムは豪雨時にダム下流への放水量を流入量よりも少なく保つ事が要求される目的の1つと言えるのではないか。
また、ダムの下流域に合流河川(集水面積)が存在する場合、氾濫危険地域の川の水位を"はん濫危険水位"以下に抑える事が最重要なことは容易に推測され、ダムの放水量もこの水位を基準に制御されるのであろう。
極端な例を言えば、ダムの放流量が微量であっても、ダム下流の河川に流れ込む雨水が大きく、氾濫危険地域の川の水位が"はん濫危険水位"に達していたとするならば、ダム自体はそれ以上の放水が不可となるのではないか
このことを、王子のきつねさんは
>ダムは、ここに記載された水位を超えるような放水がそもそもできない。
と簡潔に表現されていると寿限無は受け取らさせていただいた。
つまり、流入量と同じ量を放水したならば、ダムは存在しないと同じで、治水を放棄すると同意ではないだろうか。
そうですよ。まさしくそうです。だから私がそれを何度も口をすっぱくして言っている(現状でそうなっていることを批判している)んだが。……いったい何を読んでいるの?
寿限無さんも、王子のきつねさんも、私の言っていることを自分の主張だとして言っている。いったい、何を読んでいるんだか。
もしかして、「豪雨の前に放流する」というところだけ読んで、あとはすべて無視しているのかな? 「ピーク値を抑える」という最重要の核心を読み損ねているのかな?
>本項でも、次項でも、そのデータはグラフで示してあるでしょ。
>同じデータを示すことに意味があるの? もしかしたら、本項を読んでいないの?
7月3日から8日の貯水量の変化を見れば、《洪水が発生するまでは、必死に水を貯めていた》がウソだとわかる。
貯水量の推移(単位:10^3m3 期間;7/3〜7/8)
https://blog-imgs-115.fc2.com/k/i/t/kitsunekonkon/up-nomura180714a.png
貯水量を減らすために野村ダムは下記のとおり放流量の管理を行った。
流入量と放流量(単位:m3/s 期間:7/3〜7/6)
https://blog-imgs-115.fc2.com/k/i/t/kitsunekonkon/up-nomura180714b.png
>グラフを見れば一目瞭然。流入量と同量を放流できます。(ある程度の上限に達するまでは。)
>なのにそうしなかったのが問題だ、というふうに私は書いているんだが。本項を読んでいないの?
すぐ下流の荒瀬観測所での水位の変化(単位:m)
https://blog-imgs-115.fc2.com/k/i/t/kitsunekonkon/up-arase180714a.png
このような観測所での水位を見ながら、放流量をコントロールしていた。7日に堤防が決壊して4.9m≒右岸の標高でフラットになった。8日から閉局となり、現在は水防団待機水位、はん濫注意水位、避難判断水位、はん濫危険水位を具体的に知ることはできない。
というふうに主張したのは、私じゃなくて、ダム管理者です。引用すると、
《 豪雨が降り始めた後は満水近くになるまで放流量を抑えたという。担当者は「雨が強まってからも河川の水位を上げないことで、住民が避難する時間を稼げた」と説明する。》
ほらね。すでに書いてあるでしょ。ちゃんと本文を読みましょう。
> 貯水量を減らすために野村ダムは下記のとおり放流量の管理を行った。
それも本文に書いてあるでしょ。引用すると、
《 豪雨に備えて3日前の4日からダムの水位を下げ、雨水を貯留できる量を350万立方メートルから600万立方メートルまで増やした。》
ほらね。すでに書いてあるでしょ。ちゃんと本文を読みましょう。
とにかく、本文に書いてあることをきちんと理解してください。あなたの主張は、すでに本文で説明済み。
> このような観測所での水位を見ながら、放流量をコントロールしていた。
この件は、次々項の話題。(フィードバック)
氾濫するかどうかは、限度量を超えるかどうかに依存する。限度量よりも少なければ、早めに流しても氾濫はしません。水かさが増えるだけです。
氾濫するか否かは、あくまで限度量を超えるかどうかで決まります。
これがわからないなら……(自粛)
底に小さな穴を開けたコップに、底から出ていく水の量よりも勢いよく水を入れ続けたら、だんだん水位が上がっていずれ溢れるのは分かりますよね。今回のはその溢れたのが原因ですよ。
溢れないように底から勢いよく出せばいいってか? 溢れたら下流で氾濫したんですから、今度は溢れる前に氾濫するだけです。
ブログ主は文中に
> ただし、その量には、限界がある。限界とは「洪水を起こす量」だ。その量は、はっきりとした数値は私にはわからないが、たぶんグラフの最大値の半分ぐらい(つまり 1000ぐらい)だろう。この値を超えないようにしたい。
>なお、上限はおよそ 1000t/s です。この値までは放流量を増やせます。
とあるように、
放出可能な上限を約1000トン/秒と仮定した上で、それ以下の300トン/秒の放水を続けた事を
>洪水が発生するまでは、必死に水を貯めていた
と解釈したのだろう。
しかし、
>上限はおよそ 1000t/s
の根拠は提示されていない。
(ブログ主自身も"はっきりとした数値は私にはわからないが"とある)
その上であるが、1000t/sを用いてブログ主の提案する制御を実施したならば、以下の経緯をたどるのではないかと推測する。
(1)7/7の6時前まで 1000トン/秒の放出量を維持する。
(流入量以上の放出を行った結果、6時時点の貯水量はほぼ下限値まで低下(貯水可能量:1200万トン)していると仮定)
(2)6時以降は流入量が1000トン/秒を超えるが放出量は1000トン/秒を維持する
(3)6時以降はダムへの貯水が始まり、8時過ぎにダムは満水となる。
(4)8時過ぎ以降全放出に移行する。(水害発生)
一方、寿限無は 300トン/秒の放水が下流の洪水を引き起こさない上限値だったのではないかと考える。
(むろん、これも確たる根拠は無い。ただ、ダム管理者からすればダムが満水になる事態をできるだけ遅らせたいと考えるのは自然なことであるから、洪水を起こさない範囲で最大の放出を行っていると推測しただけではある)
この場合
(5)7/7の2時前までは約300トン/秒の放出量を維持する。
(流入量は約300トン/秒強のため、ダムの水位は微増傾向)
(6)2時以降は流入量が300トン/秒を大幅に超えるが放出量は300トン/秒を維持する
(7)2時以降はダムへの貯水が顕著になり、6時半過ぎにダムは満水となる。
(8)6時半過ぎ以降全放出に移行する。(水害発生)
となり、事実とほぼ一致する。
つまり、あくまでも推測の域を出ないが、"下流の洪水を起こさないための最大放出量が300トン/秒"だったとしたならば、流入量と放出量の関係(放出量制御)はブログ主のシナリオと沿った動きとそう大差ないように感じる。
寿限無は先のコメントに書いたように、ブログ主の主張
>豪雨の前にはダムをなるべく空っぽにしておく
等、賛同する部分も多々あるのだが、今回の野村ダムについては、ブログ主が主張する制御を実施且つ"上限はおよそ 1000t/s"が正しいとしても(4)の状態が発生するのは明白であることから、水害発生は不可避であったと考える。
もしピーク値を抑えるために(3)(4)の段階で本文中に記載されていない制御の腹案があるのであれば、提示いただければ幸いである。
寿限無 at 2018年07月15日 02:36のコメントで
記載ミスがあったので修正させていただく
誤:貯水可能量:1200万トン)していると仮定
正:貯水可能量:500万トン)していると仮定
ブログ主及び諸氏には数値の読み替えをお願いします。
> 氾濫するか否かは、あくまで限度量を超えるかどうかで決まります。
その通り。
今回、ダムの管理者はその限度量ギリギリで放流し続けたわけですよ。
だけど流入量がそれを上回ったからダムの水位があがり、やがて満水になって絞れなくなったわけです。
ダムの管理者は今回、何かおかしなことしてますかね?やれること(というか、管理人さんの主張と全く同じこと)をしてると思いますけどね。
> (4)8時過ぎ以降全放出に移行する。(水害発生)
それは誤り。フィードバックの項目にこう記した。
《 ( ※ グラフで言うと、ピーク値のあたりの分量を削って、早めの放出する領域に移転する。グラフにおいて、移転した部分の領域の面積は同じ。) 》
この移転する面積は十分に小さいから、移転が可能。つまり、ピーク時に過剰な分は、早めに放流することで十分にまかなえる。
> 一方、寿限無は 300トン/秒の放水が下流の洪水を引き起こさない上限値だったのではないかと考える。
そんなわけがないでしょ。そのことは本文中の引用文ではっきりと否定されています。ダム管理者の言葉。
《 「雨が強まってからも河川の水位を上げないことで、住民が避難する時間を稼げた」と説明する。 》
つまり、300トン/秒では、河川の水位を上げないんですよ。
結局、あなたは本文を読んでいない。読みもしないで、勝手に妄想を書いているだけ。ちゃんと読めば、自分の誤りに気づくのに。
>《 「雨が強まってからも河川の水位を上げないことで、住民が避難する時間を稼げた」と説明する。 》
この文についても、ブログ主と寿限無の間で捉え方に乖離があるようだ。
上記の文章では、決して放出量に”余裕がある状態だった”とは一言も書かれていないのだが。
下流の川の水位は7/7 2:00の時点で上がっている。であるならば、”これ以上”水位を上げないように制御するために放出量を上げることはできなかった。
と寿限無は捉えるがいかがだろうか。
氾濫する水位の(-**p)までは放出量を上げられるはず、今回そこまで放出量を上げなかったのが問題だ。
と言われるのであれば、水位に対する安全マージンの考え方の違いとなるので、議論の余地はなくなる
書いてあるでしょ。あなたが読み取れないだけ。
「雨が強まってからも河川の水位を上げない」のだから、その時点では、「雨が弱いときと同様の水位だ」と読み取れる。つまり、普段の水位から少し上がっただけの水位。
仮に、この時点で 「余裕がなかった」のであれば、河川の容量がもともと超不足していて、ちょっと雨が降るたびに毎度毎度氾濫していたことになる。
しかし、そんなことはありえない。
結局、あなたの読解力不足だね。だから「勝手読み」して誤解する。
> 7/7 2:00の時点
そんなに遅くなってからではなく、もっと早い時点で水位を上げるように、放流量を増やすべき。
「雨が強まってからも河川の水位を上げない」のだから、その時点では、「雨が弱いときと同様の水位だ」と読み取れる。つまり、普段の水位から少し上がっただけの水位。
実際の水位の情報があります。ご参考までに
https://togetter.com/li/1246682
・ ある程度の事前放流はやっていた。
・ しかしその規模は最大値の半分程度に過ぎなかった。
とわかります。
最大水位は 10.74メートルなのに、事前放流のときは5メートル以下。しかもそれは前日での値。2〜3日前から放流しておけば、時間の余裕はあった。また、前日ですら、8メートルぐらいの水位になるようにしてもよかった。
ま、最適制御なら、2〜3日前から開始して、水位 6メートルで維持していたでしょう。放出量は 500 ぐらいかな。それを2〜3日前から始めておく。そうするのがベスト。それなら氾濫は避けられた。
最大水位10.74メートルは五郎の値
事前放流のときは5メートル以下は荒瀬の値
正確には
荒瀬では
前日22時:4.05m
放流前 :4.49m
放流後 :5.95m
五郎では (氾濫注意水位:6.5m)
前日22時:7.27m
放流前 :8.45m
放流後 :10.74m
となる、安全マージンはほとんどない。
> 「雨が強まってからも河川の水位を上げない」のだから、その時点では、「雨が弱いときと同様の水位だ」と読み取れる。つまり、普段の水位から少し上がっただけの水位。
このコメントは間違っているので撤回となるのだろうか
これは混同しました。失礼しました。
> 安全マージンはほとんどない。
安全マージンではなくて、「危険域を超えたか」という点が問題で、それにはまだ余裕がいくらかあります。
あと、前日 22時では、比較の時点が遅すぎる。前々日の早朝を比較対象とするべきです。そのときなら、十分に放流ができ来た。
> このコメントは間違っているので撤回となるのだろうか
記事の話に正確な数値データがなかった、というだけの話です。おおざっぱな傾向を述べた文章としては間違っていません。そもそも発言者私ではなくてダム管理者です。文句を言うなら、発言した人に言って。私は引用しただけです。
だからブログ主に言っている。
寿限無の
>上記の文章では、決して放出量に”余裕がある状態だった”とは一言も書かれていないのだが。
の見解に対して
管理人 at 2018年07月15日 07:50で
>「雨が強まってからも河川の水位を上げない」のだから、その時点では、「雨が弱いときと同様の水位だ」と読み取れる。つまり、普段の水位から少し上がっただけの水位。
の発言はブログ主の見解(読み取った)ではないのか?
7/7早朝の豪雨の場所と規模を2〜3日前に予想できた人がいるの?管理人自身も「耶馬溪の土砂崩れ」のコメントPosted by 管理人 at 2018年07月05日 23:35で危険を予測することは超能力であると言ってるね。この時点ですでに雨が降り始めているにもかかわらずだよ。
ダム管理は超能力が必要というのが結論が得られたわけだ。ダム管理者大変だね。
放流ができたとして、何が変わるのだろうか?
前々日以降ダムから300トン/秒を超える、(仮に500トン/秒)としたら、降雨が始まってからの川の水位はさらに上昇していたはずである。(+200トン/秒の水が余計に流れるのだから)
つまり、安全マージンが少なくなる方向になる
その代償として、ダムの水位は下がるが、今回のようにダムを満水にする以上の降雨がある状況では氾濫を数時間遅らせる効果しかなかったであろう。
むしろ、集中豪雨以前に+200トン/秒も安全マージンを意図的に削っているのだから、1000トン/秒の放流を開始した直後に氾濫した危険性すら指摘できる。
降雨が始まったら放出量を減らす、と書いています。ちゃんと読んで。誤読していますよ。
引用すると:
《 雨が降るまでは支流の分はゼロなので、1000 にすればいい。雨が降り始めたら、支流の分を差し引いて、1000から減らせばいい。 》
ただしこれは、本項ではなく、次項のコメント。
特定地域の集中豪雨なら予測は困難ですが、西日本全体の大規模豪雨なら、2〜3日前には気象庁が予報していたはずです。ダム管理者なら素人でなくプロなんだから、当然、詳細を知っていたはず。
当時の情報はまだあるか?
私がちょっとググっただけでも、すぐに見つかった。
→ https://gunosy.com/articles/RjEw0
→ https://tenki.jp/forecaster/r_tokuda/2018/07/04/1174.html
→ https://weathernews.jp/s/topics/201807/040255/
他は
→ http://j.mp/2mj9zfb
→ http://j.mp/2mjNvB9
→ http://j.mp/2mnRxZj
そんなことは言っていません。書くときはきちんと引用すべし。何度言ったらわかるんだか。
そこでは、「気象会社に頼め」と言っているんです。勝手に話を捏造しないで。捏造禁止。
だからブログ主に言っている。
寿限無の
>上記の文章では、決して放出量に”余裕がある状態だった”とは一言も書かれていないのだが。
の見解に対して
管理人 at 2018年07月15日 07:50で
>「雨が強まってからも河川の水位を上げない」のだから、その時点では、「雨が弱いときと同様の水位だ」と読み取れる。つまり、普段の水位から少し上がっただけの水位。
の発言はブログ主の見解(読み取った)ではないのか?
↑↑↑↑まず、これについての見解を答えていただきたいのだが!
もちろん答える義務があるわけではないが、1000トン/秒が可能との論理的根拠が示されない限り、300トン/秒の放出で下流の水位がどのような状況であったかの認識ははっきりさせておく必要があるのではないか
>そもそも発言者私ではなくてダム管理者です。
↓
>そもそも発言者は私ではなくてダム管理者です。
だから、私に質問すること自体が間違い。
後の話は、もう回答済み。説明を読んでもわからないなら、話の相手になりません。意思疎通が不可能。
同意する。