2018年06月03日

◆ 援助金で非核ミサイルを撤去

 北朝鮮に援助金を払うのなら、その代償として、非核ミサイルをすべて撤去してもらえばいい。そうすれば陸上イージスを配備する必要もなくなる。

 ──

 すでに、次の2項目を述べた。
  ・ 米朝交渉と陸上イージス: Open ブログ
  ・ 北朝鮮に巨額の援助をせよ: Open ブログ

 では、北朝鮮に援助するとしたら、その条件は何か? それを考えよう。

 ──

 無条件に援助することは考えられない。何らかの条件が必要だ。
 基本的には「非核化」が条件だが、それだけでは不十分だろう。そこで私が提案するのは、こうだ。
 「非核ミサイルの廃棄」
 アメリカの懸念する核の長距離ミサイルでなく、通常弾頭の中距離ミサイルの廃棄を要求すればいい。アメリカは要求していないが、日本が独自に要求すればいい。そのことをもって援助の条件とする。
 こうすれば、日本が独自にミサイル防衛網を構築するよりも、はるかに安上がりで済む。
 理論的に最も公平なのは、
 「非核ミサイルを 100発減らしたら、2000億円を援助する」

 というものだ。理由は次の通り。
  ・ ミサイル防衛網の費用は 2000億円。
  ・ そのミサイル防衛網で撃墜できるのは 100発以下。

 ミサイル防衛網では、「撃墜漏れ」があるが、上記の方法では、100発を完全に撃墜したのと同等の効果がある。(もともと発射されないのだから、撃墜漏れも生じない。)
 したがって、上記の方法を取れば、日本にとってとても有利な取引となる。

 とはいえ、現実的には、上の方法は馬鹿げている。北朝鮮のミサイルは 700発以上あるのだから、そこから 100発を廃棄しても、600発以上が残る。これでは、100発だけ廃棄しても、日本にとっての脅威はまったく減らない。
 かといって、700発以上を廃棄させるには、1兆5千億円もの金が必要となる。この金は巨額すぎる。長期的にはともかく、短期間で払うことはできない。北朝鮮が「700発以上をすべて廃棄するから、今すぐ1兆5千億円を寄越せ」と言われても、応じることはできない。(ない袖は振れない。)

 では、どうして、こういうことが起こるのか? それは、
 「2000億円で 数十発を撃墜する」
 というミサイル防衛網そのものが、もともとコスパがひどく悪い方法だ、ということによる。こんなものを基準にして考えたところが、根源的な失敗だった。
 逆に言えば、「ミサイル防衛網は、コスパがひどく悪くて、配備するのは馬鹿げている」ということが、上記のことからもわかる。ミサイル防衛網に 2000億円を出すのは、北朝鮮のミサイルを 100発減らすのに 2000億円を払うのと同じく、コスパの悪い方法なのだ。払っていいのは、200億円ぐらいだろう。
 
 結論。

 ミサイル防衛網には 2000億円がかかるが、その本来の価値は 200億円ぐらいしかない。こんなものに 2000億円を払うのは馬鹿げている。それくらいだったら、北朝鮮に金を払って、ミサイルを撤去してもらった方がいい。

 ──

 では、このあと実際には、どうするべきか? 代案として、次のように提案しよう。
 「北朝鮮に援助金として 2000億円を払うが、その条件として、通常弾頭のミサイルをすべて撤去してもらう。700発以上のミサイルをすべて撤去してもらう」


 逆に言えば、非核ミサイルのすべてを撤去することを条件に、2000億円を払う。(もっと金額を積み増してもいい。)
 これが最も利口な方法だろう。

( ※ なお、軍備が丸裸になることに、北朝鮮が不安になるかもしれないから、ポンコツの戦闘機を供与してもいいだろう。たとえば、F4 ファントムを供与する。もともと老朽化して引退する予定の機体なんだから、供与しても問題ない。 参考記事もある。
  → 百里基地のファントムは、いつ頃引退になるのか
( ※ 「そんなものを供与すると、日本の軍事的危険が増す」という反対の声も出そうだが、F4 ぐらいなら軍事的脅威にはならない。日本海を渡る前に撃墜できる。一方、韓国にとっては、若干の脅威になるだろう。韓国は大反対するかもしれない。しかし、竹島を占拠している韓国の声なんか、無視していい。文句を言いたければ、竹島を返還してから言うべし。)



 [ 余談 ]
 蛇足ふうのオマケ記事。
  → https://trafficnews.jp/post/79658
posted by 管理人 at 09:19| Comment(0) |  戦争・軍備 | 更新情報をチェックする
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