2018年05月31日

◆ 合成ダイヤモンドが普及へ

 合成ダイヤモンド(人工ダイヤモンド)が、いよいよ普及することになりそうだ。

 ──

 ダイヤモンドは、天然物と合成物の区別がしにくい(成分的にはほぼ同一で不純物の差があるぐらいである)のに、価格は大差が付く。天然物のダイヤモンドは、価格が高いだけのボッタクリであり、買う必要などはないのに、宣伝にだまされて買う人が多い。婚約指輪に百万円以上を払う人も多い。
 こういうのは、一種の詐欺商売とも言える。嘆かわしい。

 ところが、こういう風潮がそろそろ変わりそうだ。というのは、この詐欺商売みたいなのを一手に握っていたデビアス社が、合成ものを販売するようになったからだ。
  → ダイヤモンド業界を支配し「天然石」の価値を訴えてきたデビアスが「合成ダイヤモンド」のジュエリー販売へ

 ──

 どうしてこうなったか? 
 背景には、次の三つがある。
  ・ 天然物で、デビアス社の市場支配力が落ちた。(シェア低下)
  ・ 合成ダイヤの品質が向上した。( → 情報1情報2
  ・ 中国産の合成ダイヤモンドの販売が急増中。


 というわけで、天然物を崇拝する妄想は、失われつつある。今後は、高額のダイヤモンドを買う人は少なくなるだろうし、本サイトの読者も絶対に買わないようにしよう。大金をドブに捨てるのも同然だ。
 たとえば、婚約者である女性が欲しがっても、天然物を贈ってはいけない。贈るなら、合成物だ。

 なお、どうせ合成物にするなら、合成ダイヤモンドでなく、モアッサン石(モアッサナイト)にしてもいい。これも合成物だと、合成ダイヤモンドと同様の価格で買えるそうだ。(売っている店は少ないだろうが。)

 モアッサン石については、下記に情報がある。
  → ダイヤモンドではなく「モアッサン石」の方が宝石として優れているという理由

 ここには、「ダイヤモンドを買うべきではない7つの理由」というのが列挙されてある。
 さらに、「モアッサン石がダイヤモンドよりよい選択肢である8つの理由」というのも列挙されている。
 ダイヤモンドへの崇拝が、ただの妄想であるにすぎないことが、よくわかるだろう。
 こんなものに金を払うのは、詐欺に引っかかるのも同然だ……となる。そこで、詐欺の嫌いな本サイトが本項で紹介するわけだ。





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posted by 管理人 at 23:16 | Comment(2) | 一般(雑学)4 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
合成ダイヤモンドのほとんどと天然産ダイヤモンドの大半は工業用に使われています
合成ダイヤモンドが普及してないのはお嬢様の欲望の世界だけ
Posted by 老人 at 2018年06月01日 13:05
> 合成ダイヤモンドのほとんどと天然産ダイヤモンドの大半は工業用に使われています

 それは、粒が小さくて、不純物の多い、工業用ダイヤモンドだから、宝飾用ダイヤモンドとは違います。見映えはすごく悪い。

 ──

 宝飾用ダイヤモンドで合成ダイヤモンドが普及している……という最新記事。
  → https://www.asahi.com/articles/ASM1Y4D42M1YUTIL019.html
Posted by 管理人 at 2019年01月31日 22:34
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