2018年05月28日

◆ 五輪中の駅の混雑には?

 東京五輪の期間中には、駅の混雑がひどくなるが、その対策が取られていない。では、どうするべきか?
 
 ──

 東京五輪の期間中には、駅の混雑がひどくなる……という予想が出た。(最初の報道は 4月30日)
  → 東京五輪、朝ラッシュ時に鉄道止まる恐れ 中大教授試算:朝日新聞
  → 五輪に鉄道網は耐えられるか 朝ラッシュ、ほぼ全線止まる恐れ
  → 東京五輪で…JR、地下鉄、私鉄“殺人的”大混雑リスト JR東京駅で1.8倍
  → 「東京2020」その日、電車は止まり駅では大混乱が起きる…専門家が警鐘

 以上は報道だが、本人および大学の提供する情報もある。
  → 情報工学科教授 田口東 | 中央大学

 ともあれ、以上によれば、五輪中の混雑はひどいことになるらしい。対策としては、時差出勤をすればいいそうだが、現実にはその動きは少ないので、当日はひどいこことになりそうだ。(落とし穴に落ちるとわかっていて、いっせいに落とし穴に向かうネズミの群れみたいなものか。)

 ──

 さて。私がこの記事を見たときの感想は、こうだった。
 「この試算は間違っている。通勤・通学客の人数を、通常通りと見なしているが、五輪の期間は7月24日〜8月9日なので、学校は夏休みだ。
 特に、東京都は、7月21日からだ。( → 出典
 会社はともかく学校は夏休みに入っている。だから通学客はほとんどなくなっている。とすれば、上記の試算は正しくない」


 だから、冒頭の試算で示したほどには、ひどいことにはならないだろう。
( ※ 通学客の分が考慮されているかどうかは、未確認。)

 ──

 とはいえ、通学客というのは、もともと数が少ない。
  ・ 小学生と中学生は、ほとんどが徒歩か自転車。
  ・ 高校生も、自転車通学がかなり多い。
  ・ 大学生は、時差出勤(遅出)のことが多い。

 というわけで、もともと電車を使わない人が多い。
 つまり、電車の乗客の大部分は、通学客ではなく、通勤客だ。通学客がゼロ同然になったとしても、乗客の数が激減するわけではない。
 とすれば、やはり、五輪中の混雑はひどくなりそうだ。

 ──

 では、どうする? 
 すぐに思いつくのは、「五輪中には、学校だけでなく会社も夏休みにしてしまえ」ということだ。
 とはいえ、五輪の期間は 7月24日〜 8月9日だし、通常の夏休みは 8月9日からだ。通常の夏休みが始まる前に、五輪が終わってしまう。
 では、夏休みを大幅拡大して、 7月24日〜 8月9日も夏休みにしてしまえばいいか? それは、労働者にとっては好都合だが、企業にとっては不都合だ。なかなか、そうは行かないだろう。

 となると、唯一の対策は、「時差出勤」ということになりそうだ。冒頭の記事で示されたとおり。ところが、それは、現実には進みにくい。
 つまり、正解はわかっていても、その正解を取ることが困難となっている。企業がそれをイヤがるからだ。(ただでさえ残業をさせたがっているくらいだし。)
 困った。

 ──

 そこで、困ったときの Openブログ。名案を出そう。こうだ。
 「政府が率先して、時差出勤を導入する。通常よりも始業時間を2時間遅らせる。同時に、終業時間も2時間遅らせる」


 これは、サマータイムとは逆に、時間を遅らせるものだ。「逆サマータイム」と言ってもいいだろう。
 これに合わせて、銀行の営業時間も、2時間遅らせるといい。
 以上のようにすれば、多くの企業もまた、「右にならえ」で、2時間遅らせることになるだろう。

 なお、電車の終電時刻は、遅らせない。いつも通り、12時過ぎごろに終電となる。終電があるから、いつまでも残業を続けることはできない。結果的に、残業はかなり抑制されるだろう。
( ※ 一部のひどい会社では、会社に寝泊まりになりそうだが、汗臭くなるし、夏はやりにくいよね。)

 いずれにせよ、7月24日〜 8月9日 という短期間だけのことだ。その後は、夏休みに突入する。だから、たいして大きな問題とはなるまい。
 なお、できれば、政府としては、「就業時間を2時間短縮する」というふうにしてもらいたいものだ。どうせ8月中なんて、たいして仕事の量はないのだから。
 


 【 関連サイト 】

 (1)
 学生が自転車通学をする比率。(中学・高校・大学)
  → 自転車通学の平均は約20分?|ベネッセ教育情報サイト
  → グラフ (上記ページ)

 おおざっぱに、高校生の6割、大学生の3割が、自転車通学している。(残りが、徒歩と電車。)

 (2)
 政府がテレワークを推進する、という記事。
  → 東京五輪まで3年:混雑緩和に協力 テレワーク900社超 - 毎日新聞

 たったの2週間のために、根本的に制度改革をする会社が多いとは思えないんだが。数では多くても、比率では数パーセントにしかならないと思う。

 そもそも、テレワークは企業にとってデメリットが大きい、という報告が出ている。一部だけで取り入れるのは別として、全面的に取り入れるには支障が大きい。米IBM と米ヤフーでは、いったん実施したあとで、廃止している。
  → 米IBMの「テレワーク廃止」
  → 米ヤフーの「在宅勤務禁止」
posted by 管理人 at 22:18| Comment(5) |  東京五輪・豊洲 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
東京近郊以外は五輪による駅の混雑は業務に関係しません。サテライト勤務や本社機能の分散を進めて一極集中をやめる。天災を含めた危機管理にも適していると思います。
Posted by 京都の人 at 2018年05月28日 23:23
 最後に 【 関連サイト 】 を加筆しました。
 タイムスタンプは 下記 ↓
Posted by 管理人 at 2018年05月29日 06:17
主題には影響ないと思いますが、都心部の学生は自転車通学は少ないのではないでしょうか。公共交通網が発達しており、土地が狭く自転車置き場を設置していないため、自転車通学を禁止している学校が多いのではと考えました。少なくとも自分の学校は禁止でした。サンプルが自分の経験だけで、他のデータもないので見当違いかもしれませんが。
Posted by K.A at 2018年05月29日 10:15
終業時間を2時間を遅らせるが、終電をずらさずそのまま(深夜12時台)にすると、帰宅時間帯がより一層混雑するような気がするけど、大丈夫なのでしょうか?
Posted by 通りすがり at 2018年05月30日 19:51
> 帰宅時間帯がより一層混雑する

 そのへんは、増発してもらえば、何とかなるでしょう。
 また、もともと残業している人がいっぱいいるので、極端な差は生じないでしょう。適当に分散されるんじゃないでしょうか。特定の時間帯に集中するということはなさそうです。

 ただ、私のお薦めは、「2時間の時短」です。必ずしも残業しなくてはいけないわけではない。8月なら、仕事も少なそうだし、定時退社も可能でしょう。
Posted by 管理人 at 2018年05月30日 21:44
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