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予想されていたことではあるが、案の定、居直った。
「QBをつぶせ」という発言を認めつつも「(宮川選手に)覚悟を決めてほしいということで言った。けがをさせることを目的としたことは言っていない」と述べ、けがをさせる意図はなかったと説明した。内田前監督は悪質タックルに至ったことは自らの「指示ではない」と改めて否定した。
( → アメフット:井上コーチ「QBつぶせ、けがが目的でない」 - 毎日新聞 )
井上コーチは「QBを潰してこいと言った」と指示したことは認めたが、それは「最初からおもいっきりタックルしてこい」という意味で怪我をさせる意図はなかったと繰り返した。
質疑応答ではしどろもどろになることも多かったが、終始、「怪我をさせてこい」という趣旨の発言はしていないと否定した。
( → 日大の内田前監督らが会見でまさかの否定 「ラフプレーは日大の伝統…」とアメフト連盟元監督|AERA dot. (アエラドット) )
これは、会見した選手の言葉を否定するためだろう。しかし、他の自分の行動とはまったく矛盾している。
(1) 「つぶせ」という発言をしたことを、これまでずっと隠していた。けがをさせることを目的としていなかったのなら、どうしてこれまで隠していたのか?
(2) もし弁解の通りであれば、他の選手にも同様のことを言っているはずだが、言ったのか? (言ってないよね。)
(3) 陳述書によれば、次の言葉もあった。
「関学との定期戦が無くなってもいいだろう。」
「相手のQBが怪我をして秋の試合に出られなかったらこっちの得だろう」
「これは本当にやらなくてはいけないぞ」と念を押され、
髪型を坊主にしてこいと指示されました。ポジションの先輩■■から、井上コーチに「宮川に『アラインはどこでもいいから、1プレ一目からQBを潰せ』と言っとけ。」
試合後、スタメンと4年生が集められたハドルの時に、監督から「こいつのは自分がやらせた。こいつが成長してくれるんならそれでいい。相手のことを考える必要はない。」という話がありました。
その後、着替えて全員が集まるハドルでも、監督から「周りに聞かれたら、俺がやらせたんだと言え。」という話がありました。
退場後に泣いていたことについても「優しすぎるところがダメなんだ。相手に悪いと思ったんやろ。」と責められました。
( → 日大選手 陳述書全文(神戸新聞NEXT) )
(4) そもそも、関学大の要求が出てから、1週間も沈黙していたのはなぜか?
事件が起こった試合当日は、今月6日。
関西学院大が会見して、謝罪を求めたのが、12日。( → 出典 )
日大監督が謝罪したのが、19日。
つまり7日間も、謝罪要求を無視してきた。
( → 日大監督の会見の矛盾: Open ブログ )
仮に弁明通りであれば、「つぶせ」と語ったことを含めて、釈明できたはずだ。なのに、ずっと沈黙していた。
(5) 《 加筆 》
決定的に問題な点がある。「 QB をつぶせ」というふうに、相手選手を指定していることだ。仮に「気合いを入れて頑張れ」という趣旨であったとすれば、相手選手を指定する意味がない。なぜなら、気合いを入れる対象は、相手側の全選手であるからだ。( QB 以外を相手にしたときには気を抜け、という趣旨ではあるまい。)
つまり、「 QB を」というふうに相手選手を特定的に指定した段階で、それは、「気合いを入れて頑張れ」という意味ではなくなっているのだ。とすれば、残るは一つ。「この選手(QB)に限って、こいつをぶっ壊せ」ということだ。
こうして、「肉体的にケガをさせよ」と指示したことが判明する。
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というわけで、「つぶせ」というのがただの激励みたいなものだ、という釈明は、通らない。その釈明は、自己の行動や言葉に矛盾している。
論理的に破綻しているとわかっていて、あえて見え透いた嘘をつくのだから、まったく、安倍首相並みだな。厚顔無恥。その点だけは、首相クラスの大物だよ。
【 関連動画 】
【 関連サイト 】
同様に、矛盾点を指摘しているページがある。多くの人々の集合知。
→ 日大・内田前監督と井上コーチが #緊急会見 「指示してない」釈明という責任からの逃げの一手を使い総ツッコミ - Togetter

という箇所を、書き加えました。
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最後の 【 関連サイト 】 の箇所も、書き加えました。
まるで官僚の答弁ですな
謝罪後の「文書で回答したい」は「刑事訴追を受ける恐れがあるので、答弁を差し控えさせていただく」
緊急記者会見の「おぼえていない」は「記憶にございません」
でしょう
内田監督の想定内の居直りですね。
試合直後のインタビュー以来ずっと逃げ続けていたので、そうすることの他選択肢がなくなってしまったのでしょうか。
居直りとは「咎めを受ける立場にありながら、ふてぶてしく振る舞う」とありますが、彼がこうなるまでにどうすれば、もしくはどうすることができたでしょうね?
まあ、内田監督自身が誠意ある対応をとれるとは思えませんから、この場合周囲がどうできるかですが・・・
舛添元知事や佐川元国税庁長官など逃げれば得をするかのような事例を何度も見ると、やり切れなさが募ります。
向こうが用意周到に来るなら迎え討つことにメディアや関係機関などの存在意義もあると思うのです。
次はどこに飛び火するのか...
>次はどこに飛び火するのか
国のリーダーとしての適格性に疑義のある安倍首相に飛び火するんじゃないですかね?(笑)
→ 「厳戒会見で関学が日大のとんでも回答書に突きつけた10の不可解」
https://thepage.jp/detail/20180527-00000001-wordleafs