(前項の続き) 軽自動車の新規格を提案しよう。
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前項では、最後のおまけふうに、次のように述べた。
「軽自動車はあまりにも大型化・高級化したから、もはや大幅に優遇するべきではない。ただし、もっと小型の新規格でなら、軽自動車としての優遇があってもいい」
( ※ 前項で、本文のほか、コメント欄の話を含む。)
では、その新規格とは? それを考える。
( ※ コメント欄では N360 みたいなもの、と述べた。)
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新規格といっても、大幅にサイズを縮めた規格を提案しても、そんな自動車をいきなり生産することはできない。
だから、現行の車種の一部をそのまま転用できることが条件だ。つまり、新規開発しなくても、現行車種に多少の改造をするだけで新規格になるようにする。
では、どんなふうに? 次のように提案しよう。
・ 座席数 3座席 (後部座席を改造する)
・ 車両重量 700Kg 以下 (大きめのワゴンタイプは不可)
・ 最高速度 100km/h (リミッター作動:現行は 140km/h)
・ 燃費 軽自動車の平均以上
・ 自動ブレーキ 最高性能のものが必須。
・ アクセルブレーキ踏み間違い防止装置 必須
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重要なのは3座席にすることだ。特に、三つ目の座席は、子供専用の小さな座席にして、大人が座ることは法的に禁止する。これによって車体を小型軽量化する。(子供専用の後席にするなら、2+2でもいいかも。)
※ 将来的には、ホイールベースを短い量で規定してもいい。
※ 「車両重量の規定を、年ごとにどんどん量を少なくしていく」という案もある。だが、これだと、電気自動車についてはうまく適用できないので、まずい。ゆえに、重量よりはサイズで規定する方がいい。
※ つまり、重量で規定するのは、あくまで現行車種を流用する場合に限る。
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ともあれ、上記の諸点をもって、新・軽自動車の優遇の条件とする。いろいろと不便な点があるが、そういう不便さを代償として、税の大幅減免という優遇を適用するわけだ。これは一種の貧困対策である。
( ※ 貧乏人専用車、という位置づけ。昔からそうだったから、その本来の位置づけに戻すわけ。)
[ 付記 ]
軽自動車なんていう、国際競争力がまったくないものを優遇していると、それが国内市場の4割を占めることになって、日本の自動車企業の国際競争力を著しく低下させる。まったく無駄なことに企業の開発力を投じているわけだ。無駄の極み。
ついでだが、韓国には、こんな馬鹿げた規格はない。だから韓国人は、軽自動車よりも大きな自動車に乗っている。軽自動車にしか乗れない日本人を、腹の底で笑っているだろう。「家がウサギ小屋かと思ったら、自動車はマウス小屋か」というふうに。
軽自動車なんかに乗るのは、国民のほんの一部だけでいい。日本人全体が貧民状態になるのは、あまりにも情けない。
【 関連サイト 】
現行の車種別の車両重量。
→ 軽自動車の車両重量【最新版】比較ランキング2018年05月版小さい順
2018年05月01日
過去ログ
『ミニカーは、道路交通法[2]及び同法施行令の規定に基く同法施行規則に、「総排気量〇・〇五〇リツトル以下又は定格出力〇・六〇キロワツト以下の原動機を有する普通自動車」と規定されており[3]、運転には普通自動車以上の運転免許が必要である。(wikipedia)』
ご提案の「現行車種に多少の改造をするだけで新規格になるようにする。」には当てはまりませんが、すでに生産実績もあり、見た目も貧弱(光岡自動車 BUBU505-Cのような一部車種を除く)なので「貧乏人専用車」にはよいかも。
軽自動車をいじめるのではなく、トヨタや日産が"貧乏人"をときめかせるような大型車を作ればいいのではないでしょうか。
個人的に日本には、軽自動車以外は不必要であると思います。
いやいや。貧乏でないのに貧乏だと言って国の金をちょうだいする強欲な人々に迎合する政治家が嫌いなんです。
自分の金で自動車に乗るのは文句ありません。歩行者の金を奪ってまで自分の欲を満たそうとするエゴイストを優遇するべきではない、というだけ。
あなたは逆で、自動車も買えないような貧乏人を虐待して、彼ら貧乏人の金を奪うのが好きなようですね。
> 軽自動車以外は不必要である
自分の金で乗るのなら、必要とか不必要とか言うこともないのだが、国の金をもらうことばかり考えているから、そういう発想になるんです。
そもそも、小排気量でターボにして燃費も悪くて、値段も 200万円もする軽自動車なんて、優遇する意義もないし、効率も悪い。馬鹿げている。
https://kuruma-news.jp/post/89806/
優遇するのは貧乏人だけにしろ、というのが本項の主張です。貧乏人のフリをしている人の話ではありません。
自動車が買えない人に対し、間に合わせの手段(管理人さんの提案される軽自動車とか)を与えるか、それとも自動車自体持たせないで徒歩や公共交通を推奨すべきかどちらが社会にとっていいのでしょうか。
N-BOXみたいなターボ付きの箱みたいなのは自分も嫌いです。私はミラとかアルトみたいなセダン型のシンプルな奴が好きなので、あんなのの存在意義がわからない。
電動アシスト自転車か、電動スクーター。
それさえも使えない高齢者は、僻地から街中へ引っ越す。
これが最適と思いますが、青森で進められたコンパクトシティー政策は上手くいっていないようです。効果に懐疑的な声もあります。
ここに多くの公金を投じることは軽自動車の場合と同様の不公平、タダ乗り論が生じ物議を醸すような。居住の自由の問題もでてきそうです。
あれはコンパクトシティじゃなくて、青森における大規模都市化政策(ビッグシティ政策)です。巨額の公金を投入して大都市にしようという発想。馬鹿げている。
コンパクトシティというのは、都心部の建物に公金を投入することじゃなくて、(僻地でない)市街地に移る住民を支援することです。金はほとんど不要で、移転を手助けするぐらいでいい。
箱物に金をかける(無駄遣いする)ことばかり考えている自民党の方針が根本的に狂っている。
単純に、年収が一定額以下の少数の「貧乏人」を対象に車購入時の補助をすればいい話では?貧乏人以外は自分の金(貧乏人は自分の金+補助金)でどのような車を買おうがそれは自由。どのような車が生き残るかは管理人様のお好きな自由競争ということで。
日本にふさわしい車とはどのようなものかの議論は別途。(以下省略)
その案は、私も考えたんだけど、政策実行の難しさがあるようです。
それをやるとしたら、自動車購入者だけに追加で補助金を出すことになり、自動車購入をしない人には補助金が出ない。これでは「金持ち限定で補助金を出す」のと同じで、理屈が通らないみたい。
補助金のかわりに「税額免除」ならば、道理は通る。たとえば、軽自動車の税額をリッターカー並みにして、貧乏人に限り、税を8割引にする。
これならうまく行きそうだが、そのアイデアは、Openブログに書いてあるだけ(ここにあるだけ)だから、世間の誰も知らない。私も今思いついたばかり。
一般的に、うまいアイデアというのは、世間では通らない。馬鹿にもわかるような単純で愚直な案しか通らない。それが官僚や政治家のやることです。
>軽自動車なんていう、国際競争力がまったくないもの
欧州にはミニやチンクエチェントといった小型車の文化があります。少しさかのぼれば第二次世界大戦後欧州各国で「バブルカー(バブル景気時期に作られた高級車に非ず)」(管理人様のご提案のイメージに近いものかと思います)が多数作られました。
「安全性や居住性に劣るバブルカーは市場性を失い(wikipedia)」という歴史的経緯は残念ですが、現規格の軽自動車であればやり方次第で競争力はつくのじゃないか(むしろクールジャパンの一つとして世界に積極的に広めてもいいくらい)というのが私の基本スタンスです。
小型車の需要はあるでしょうけど、現在の欧州車は、幅広になる傾向があります。日産マイクラでさえ、車幅は 1743 mm もある。
また、排気量は、大きい方が燃費はいいので、660cc のままでは、燃費が悪くなり、実用性がありません。
現在の軽自動車では、欧州では誰も買わないでしょう。最小限、幅広にして、排気量アップする必要がある。そうなると、もうまったく別の車だ。
>現在の欧州車は、幅広になる傾向があります
10−20年程度昔の欧州が舞台の洋画を見ても走っている車が小さくてびっくりします。
幅広にというのはやはり居住性でしょうか。米国人のような巨漢の人は少ないようなので、車幅を広げず車内空間を確保する日本の技術は使えませんかね。
>排気量は、大きい方が燃費はいい
現在のトレンドは小排気量+ターボではなかったでしょうか。
軽自動車的な合理的、文化的土壌はありそうなので、クールジャパンの精神性を含めて欧州人に納得される自動車文化を発信できないかな、と。
貧乏な人でも家族旅行はしたいでしょうに。
わたくしは、軽自動車よりもはるかに小さい大型二輪車に乗っていますが、とても重税感があります。
小排気量エンジンは車が大きく、重くなると加速に必要な力を得るために高回転が要求され、結果として大排気量エンジンよりも燃費が悪くなる。という話です。ダウンサイジングターボはそこを過給でカバーしようという考えです。
日本はアコードのようなハイブリッドをもっと売りに出すべきなんでしょうが、EVバンザイには逆風ですね。
現在の軽自動車はすべて、660cc で 3気筒だから、気筒あたり 220cc だ。これでは熱損失が大きいし、フリクションロスも大きい。効率はとても悪い。
軽自動車よりもずっと小さくて軽いスマートでさえ、約1リットルある。小さすぎるエンジンは非効率。大きすぎるのも小さすぎるのも駄目。過ぎたるは及ばざるがごとし。
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幅広の車が増えたのは、自動車の生産コストが下がったからでしょう。
昔も今も、BMW の3シリーズは同じぐらいの価格だが、サイズは今の3シリーズは昔の7シリーズみたいに大きくなった。7シリーズのサイズが、3シリーズの価格で生産できるようになった。
2017年のヨーロッパ販売台数ランキングトップ10
http://syachiraku.com/archives/20171222/europe-car-sales-top-10-2017.html
ゴルフやポロが売れるのはわかりますが 日本車で対抗しようとするとどうすればいいか
わからないのが現状ではないでしょうか。(とくに軽は欲しいと思わせる魅力が無い)
軽自動車など車検のあるものは軽自動車検査協会を廃止して陸運局に管轄を統合すべきですよね
https://matome.response.jp/articles/1528
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※軽自動車
1位 ※ホンダ・N-BOX 26,851台
2位 日産・ノート 19,356台
3位 ※スズキ・スペーシア 18,711台
4位 ※ダイハツ・ムーヴ 17,465台
5位 ※日産・デイズ 16,233台
6位 ※ダイハツ・タント 15,783台
7位 トヨタ・プリウス 15,688台
8位 日産・セレナ 15,080台
9位 ※トヨタ・アクア 14,778台
10位 ※スズキ・ワゴンR 14,392台