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新天皇の即位後のパレード用にオープンカーが必要だが、高額の費用がかかりそうだ。
28年前、即位後のパレード用に約4千万円で購入したロールスロイス社製のオープンカーが古くなり、走行困難になっていることがわかった。2回しか使われていないが、整備用の部品が手に入らず、宮内庁の車庫に眠ったままという。
王室などが使う豪華なオープンカーを製造できるメーカーはさほど多くない。関係者によると、前回は購入費などとして約1億2千万円を予算計上。実際に車体は「破格」(政府関係者)の約4千万円で購入できたという。現在も約 3900万円で受注生産されているオープンカーがあるが、特別な仕様を加えた場合、必要経費は1億円を超える可能性もあるという。
( → 平成あと1年、新元号発表いつ 免許・銀行…生活に直結 政府、改元の影響調査中:朝日新聞 2018-04-30 )
たったの2回しか使われないものに、28年前の価格で4千万円(1億2千万円)で、その後は、メンテの費用もかかった。何という無駄遣い。
今度また同じような金をかけるのかもしれないが、またしても壮大な無駄遣いになりそうだ。困った。どうする?
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そこで困ったときの Openブログ。うまい案を出そう。
「買わないで、レンタルで借りる」
その意味は、こうだ。
「1回だけ使って、その後は持主に返却する」
そんなうまいことはできるか? 普通なら、できない。ロールスロイスのレンタル業者なんか、いないからだ。しかし、日本では、うまい手がある。こうだ。
「この夏にモデル・チェンジで新型になるトヨタ・センチュリーを、トヨタ自身によって、オープンカーに改造してもらう。それを借りたあとは、トヨタに返却する。トヨタは返却を受けたあとで、自動車博物館に展示して、パレードに使われた自動車として公開する」
なお、費用はトヨタの言い値でいい。予算としては数千万円を計上してもいいが、トヨタとしては 自社の宣伝になるから、レンタル料として名目上の少額を計上するだけだろう。
トヨタは少額にするかわりに、自動車博物館で展示することを要求するだろうから、それを受け入れればいい。かくて費用は格安で済む。
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参考記事。
→ トヨタ・センチュリーついにHV化 20年ぶり新型発表:朝日新聞
→ トヨタ センチュリーのあまりの快適さに米国YouTuberが絶句!(旧型)
【 関連サイト 】
トヨタの自動車博物館。
→ トヨタ博物館
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皇室専用車としては、昔は日産ロイヤルというものがあったが、今では トヨタ・センチュリーロイヤル というものが使われている。
なお、トヨタ・センチュリーロイヤルは8人乗りのリムジンであり、5人乗りのセンチュリーとは別の車だが、オープンカーはリムジンにする必要はない。
したがって即位のオープンカーは、センチュリーロイヤルのオープンカーではなく、(新型)センチュリーのオープンカーでいい。費用はあまり高額にならないだろう。(屋根をはずすための改造ぐらいしか必要ない。)
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前回のオープンカーの利用。
→ 参考画像
平成の天皇の即位のパレードと、皇太子のご成婚のパレード。計2回使われている。
車は、見ればわかるように、かなり狭い。センチュリーの方が大きくて広いね。
【 追記 】
コメント欄で情報を得た。部品は入手可能であり、修理可能だという。
→ 宮内庁所有のロールスロイス・コーニッシュ 本当に修理不可?
このことを得て、推測すると、下記の通り。
今回の新聞記事は(取材不足というよりは)取材先の宮内庁が間違っていたわけで)、間違い記事だったことになる。
これは、宮内庁に何らかの意図があったからというよりは、宮内庁の人が自動車のことをよく知らなかったせいだと思える。
「整備用の部品が手に入らず」
というところで誤解があったのだろう。では、なぜ?
実は、ロールスロイスという会社は 2003年に生まれ変わった。現在のロールスロイス社は、名前を引き継いでいるだけで、まったく別の会社になった。だから、この会社(の日本支社)に修理を依頼しても、「修理できません」という返答しか来ないはずだ。
ロールスロイス社の人員や工場を引き継いだのは、現在のべントレー社である。ここには、過去のロールスロイスについての技術や部品や人員(つまり過去のロールスロイス社の実質)が引き継がれているので、ここに頼めば、修理も可能となる。
宮内庁は以上の経緯を知らなかったので、「修理不可能」と誤解したのだろう。そう思える。
どちらかというと、ロールスロイス社の日本支部の返答が間違っていたのが根源だろう。「ベントレー社にご依頼ください」と言えば良かったのに、そうしなかったのが不親切。
※ そういう通知は、2003年の時点で、ユーザーである宮内庁に送られていたはずだ。だが、宮内庁の人員は、その通知を引き継がなかったのだろう。あるいは、忘れていたのだろう。
※ ロールスロイス社は、新車を新規に買わせるために、あえて宮内庁に嘘をついた可能性もある。微レ存。
※ 《 加筆 》 実は、ロールスロイスとベントレーは、どちらも日本の販売代理店が同じだ。Cornes という販売代理店。だから、修理の窓口はどちらも同じ。行き違いはなさそうだ。宮内庁がどうして間違えたのかは不明。
自転車でもいいですけど。
英国では王室の需要な式典の際、馬車が使われていたような覚えがあります。
一方、本項の提案なら、実質無料みたいな低額なので、全然違います。(コストはかかるが、そのコストはトヨタが負担してくれる。宣伝費の名目で。)
昭和34年、今上天皇御成婚の際、馬車が使われた写真が簡単に見つかります。現行のロールスロイス社製オープンカーを修理するより、保管されているであろう馬車のほうが構造が簡単でしょうから補修も容易だろうということです。尤も装飾部分に手をかけるとなるとかなり高額になるでしょうけど。
https://www.idea-webtools.com/2015/09/Rolls-Royce-Dawn.html
トヨタが国産車でやりたいなら、トヨタに任せる。トヨタが辞退したら、ロールスロイスを買えばいいだろう。使ったあとは、すぐに売ってしまえば、オークションで高値が付くから、買値よりも売値の方が高くなりそうだ。
このフェーラーリのようにオークションに出せば結構いい値段になるかも^^;
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1080210.html
名案ですね。
だけど、東大の絵画と同じで、廃棄処分にする可能性が高い。 (^^);
http://autoc-one.jp/mazda/atenza/launch-3004389/
庶民的で良いんじゃないですかね。w
それはともかく、こういうのって公募してあい見積り取ったりというわけにはいかないのですかね?
公募すれば管理人さんが今回書いたようなアイディアもいろいろと出てくると思うのですが。
展示するというアイディアはとても良いと思います。
パレードはコスパはいいですよ。仮に 4000万円をかけても、何十万人もの人々が生で見ることができるし、テレビでも見ることができます。観客の入場料を国費で払うから国民はタダで見物できるわけ。
一方、即位の礼のためには、1日しか使わないで取り壊してしまう建物の建設費が15億円ぐらい。これは国民が生で見ることはできません。コスパは最悪。
これに比べればパレードは格安だ。観客一人あたりのコストに換算すると、激安とも言える。
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参考記事:
> 大嘗宮造営関係費用約 14 億円
http://cpnet.bona.jp/data18/180402_1.pdf
これは今上天皇の即位のときの費用。現在では 20億円になるとも言われている。(別記事による。)
すぐに壊すのも、今上天皇の即位の場合と同様。記述は別記事による。
詳しく知りたければ、ググるか、朝日新聞の記事を探す。(私は朝日で知った。)
寄付を募れば楽勝でしょう
それに尖閣諸島寄付金どうなったのかなと思って調べると
http://agora-web.jp/archives/2020714.html
ちょうど14億^^
成人式で見るルーフチョッパーじゃ無いんだから…
屋根を取っただけでは捻れるのでまっすぐ走りません。車体の補強経費も必要になりますよ。
というか最近、プロ市民が沢山いるので不測の事態に備えてオープンカーじゃなくてもいいです。
だったらRR社に相談すれば、整備くらい喜んでやってくれる、と言うか状況を知れば向こうから声をかけてくるんじゃないでしょうか。
なんせ、皇室がご利用奉るんですからね。
今はBMWの傘下ですが、そうは言ってもロールスロイス。ブランドの価値の源泉は、よく御存知かと。
いやいや。自動車の部品はせいぜい 20年。それより古い車の部品は存在しません。金を出しても買えない。せいぜい、手作りするしかない。
すごく古い自動車は、骨董品扱いで、博物館などで展示専用にするのが最適。走らせるべきではない。走らせるためには、新車購入費の数倍の整備費がかかると思った方がいい。
ちなみにトヨタ2000GT の整備費は 4000万円ぐらいです。自作部品代を含む。
それは誤解。たぶん下記の記事を勘違いしたもの。
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1093232.html
日産でも GTR のように高い人気を持つ車種に限られる。つまり、たったの1車種だけ。日産で最高価格の高級車。
GTR でさえ、部品の復刻生産は今回が例外的。また、部品の種類もたったの約80部品だけ。
つまり、非常に限られた範囲で復刻生産がなされるだけ。それも、少し生産して、在庫を貯めたら、すぐに生産中止です。今回の生産分も、在庫がいつまで持つか、わかったものじゃない。
そういう誤読をする人が出ると思ったら、案の定だ。
「屋根をはずすための改造」と書いてあるでしょ。誤読しないでね。
> 屋根を取っただけでは捻れるのでまっすぐ走りません。車体の補強経費も必要になりますよ。
当り前でしょ。誰でもわかっているし、いちいち書かなくてもいいです。
金属は錆びるし、プラスチックや布や皮やゴムは劣化するので、いずれも耐用期間を超えてしまいます。特に電気系のコードやゴムホースが危ない。インパネやシートやシフトノブもボロボロかも。内装はほぼ全滅でしょう。AT ももう駄目かも。
宮内庁が、以前にオイル滲みを見つけた際、修理費がそこそこかかるが、当分動かす予定がないため車検を通さなかった。というのが真相のようです。
ちなみに修理後に車検を通していくても、所轄の警察がOKと言えば公道走行可能です。特にパレードなら簡単にOKが出るでしょう。
各パーツの劣化については専門家ではないのでなんともいえませんが、管理人さんが心配するほどの劣化はないと思われます。
ようは次のパレードに向けて新車を買いたいから予算を確保するにあたり、今の車は使えませんよー、というのをアピールしてるだけかと。
これで世間の風当たりが強いようなら修理費の方の予算を申請してくるんでないでしょうかね。
この情報を得て、本項最後に 【 追記 】 を加筆しました。
タイムスタンプは 下記 ↓
この点だけ、そんなことは無いと思います。
宮内庁がそもそも聞いてないんじゃないかと。
「高級外車」のメーカーと、それを正規で扱うディーラーは、もっとちゃんとしてますよ。
ま、付き合いが無いので、これも推測ですが(笑)。
→ https://trafficnews.jp/post/82102
https://www.yomiuri.co.jp/national/20181118-OYT1T50123.html
国産になることは決まった。
車種は決定していないが、トヨタのセンチュリー以外には存在しないのだから、事実上、決定と見ていいだろう。オープンカーも、改造で作るしかない。
ほぼ、本項の予想通り。
※ ただしレンタルではなく購入。この提案はさすがに困難か。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019050100033&g=ryl
https://response.jp/article/2019/01/17/318163.html
https://bestcarweb.jp/news/56308