2018年04月28日

◆ 憲法改正の国民投票

 憲法9条の改正の国民投票は、今すぐやった方が面白そうだ。

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 今なら安倍政権の支持率ががた落ちなので、憲法9条の改正の国民投票をやれば、否決される可能性が高い。
 とすれば、反対する野党は、「今すぐ国民投票をやった方がいい」と思うべきだ。反対するばかりが能じゃない。国民投票に賛成した上で、「否決」という道を取ることもできるのだ。

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 なお、私の立場は、「反対」である。なぜか? 安倍首相の狙いは、「自衛権を合憲にすること」ではなくて、「自衛のため」という条件をはずすことだからだ。
 そもそも現状でも、自衛権は合憲だと見なす解釈が多数派だ。その理由は「自衛のためであれば合憲だ」という理屈。
 そのまた理屈は、「自衛のための権利は、自然権として与えられているので、法律で規定される前に与えられている」ということだ。つまり、「呼吸する権利」や「生きる権利」と同様に、「自衛する権利」はもともと備わっている。これは憲法で規定される以前に備わっている権利なのだ。合憲や違憲の対象外だ。
  → 9条改憲の目的は?: Open ブログ

 ただし、この理屈だと、「集団的自衛権」は認められない。「日本が自分の生存を守るために、イラクでドンパチしている米軍を支援する」というのは、「先天的な自衛権」なんかではないからだ。
 そこで、「自衛のための戦力」という発想を捨てて、「何ら条件付けられていない戦力」というものを欲しがる。つまり、「自衛のため」という条件をはずしたがる。……それが、安倍首相の狙いだ。

 ここでは、「自衛のため」という条件をはずしたがるという本音は、何も書かれていない。何も書かれていないことによって、好き勝手に憲法を解釈しようというわけだ。そして、その本当の目的は、「集団的自衛権の合憲化」だ。
 つまり、日本が自分の生存を守るためでなく、イラクでドンパチしている米軍を支援するために、戦力を備えようとする。自衛隊という戦力を、米国というご主人様のために使うことで、忠実な犬になろうとする。自衛隊員の命を、米国民を守るために差し出して、ご主人様である米国の歓心を買おうとする。
 
 要するに、憲法9条改正というのは、「自衛隊を合憲化するため」にあるのではなく、「自衛隊を集団的自衛権のために差し出すため」にある。人身御供にするようなものだ。
 これは一種の売国政策だ。こんなことをどんどんやれば、日本の自衛力はどんどん弱体化して、日本はわが身を守れなくなる。そのことは、前項でも示した通りだ。
  → 空母への改修: Open ブログ
posted by 管理人 at 13:48| Comment(1) |  戦争・軍備 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
当事者たる自衛隊員はどう思うのでしょうかね?

自衛隊員を戦争の道具としか安倍が考えていないかもしれないですよ。

自衛隊員の家族(特に奥さん)が声を上げるのが一番効果的のように思います。
女性のチカラは強いですからね。
Posted by 反財務省 at 2018年05月14日 00:53
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