2018年03月05日

◆ 本四架橋で過疎化

 本四架橋で豊かになる、という見込みが四国にはあった。だが、現実には、本四架橋のせいで過疎化してしまったそうだ。

 ──

 本四架橋のせいで、たしかに四国と本州の交通は便利になった。その効果は、本州から四国に観光客が流入することよりも、四国から本州に住民が流出することの方が、ずっと大きかった。つまり、
    流出 > 流入

 である。
 輸出入のように具体的な数値で比較するわけではないのだが、全体的な経済効果を見ると、明らかに上のようになっているそうだ。つまり、四国はどんどん過疎化しつつある。特に、本四架橋の効果が大きい徳島では、そうであるようだ。

 ──

 要点は、上に示した通り。以後は、説明。

 まずは、話のきっかけで、これだ。
 《 阿波おどり赤字4億、市観光協会の破産申し立て 》
 毎年8月に徳島市で行われる阿波おどりを主催する市観光協会が、約4億2400万円の累積赤字を抱えていることから、同市は2日、協会の破産手続きの開始を1日付で徳島地裁に申し立てたことを明らかにした。
( → 読売新聞 2018年03月02日

 この理由はどうも、地方の独占的な経済体制にあるようだ、という批判が生じた。
  → まるで日本のダメなところを凝縮したかのような展開…なぜ、阿波踊りが4億円の赤字を出していたのか? - Togetter

 その話を受けて、「地方の過疎」というテーマに思い至ったが、それと四国とを結びつけ点が得ると、「本四架橋」が原因として思いついた。そこで調べてみると、案の定だった。
 2ちゃんねる まとめ の形で、次のページがある。
 《 徳島県民だけどもうこの県は駄目だと思う 》

衰退の速度が半端無い
──
何十年も住んできたけど、最近の衰退の速度は異常
──
俺が子供の頃の通った小学校は1学年5クラスあったが今は2クラス
──
小中高の同級生の2/3が県外で暮らしている
──
昔人口全国10位だった徳島市
今は上位100位にすら入ってない
──
明治初期、徳島市は日本屈指の大都市だった(本当)
──
その徳島市の中心に住んでる
子どもが県外に出て行って空き家だらけ
──
人口もたった78万人なのに毎年6000人ぐらい減ってる
──
明石海峡大橋が出来て大阪が近くなった分、人口流出が加速したね
──
マジでこれ。
俺が大学生の時に明石海峡大橋が出来たんだが
これが出来てから大阪まで2時間ちょっとでいけるようになって
子供がバンバン県外の大学や会社に出て行くようになった

( → 大艦巨砲主義!

 最後の二つは続いている。「これ」というのは一つ前のコメント。
 つまり、明石海峡大橋のせいで、徳島は人口流出が続いている。

 ついでだが、
 「香川出身だが、似たようなものたから他人事とは思えんな」
 というコメントもあったから、徳島に限ったことではなく、四国全体で過疎化が進みつつあるようだ。



 [ 付記 ]
 本項の原理は、「ストロー効果」という名称で呼ばれている。
  → ストロー効果 - Wikipedia

 ここにいろいろと説明されているので、読むといいだろう。



 【 関連項目 】

 → JR四国は全面廃線せよ: Open ブログ
posted by 管理人 at 21:09| Comment(1) | 自動車・交通 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
四国と本州に3本の橋がかかったとき、私なぞなぜそんなに橋がいるのかと内心疑問に思ったが、NHKTVでそのときのドキュメントをやりました。その時に四国の議員か何かが「悲願がかなった」と涙の混じった感動の声を上げました。そのドキュメントをもう一度見たい。NHKにそのドキュメントの再放送をやって欲しい。
Posted by SM at 2018年03月08日 12:46
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