2018年02月19日

◆ 2月の寒さを乗りきる方法

 2月になっても寒さが続く。この寒さを乗りきるにはどうすればいいか? 外気温への対策よりも、内側から対策するといい。

 ──

 2月になっても寒さが続く。もうすぐ3月で春だというのに、一番寒い時期とあまり変わらないぐらい寒い。12月ごろには、たいして寒いとも感じなかったのに、2月には寒いと感じる。これもちょっと不思議だ。

 ここでちょっと考えてみたら、2月の寒さの理由は、こうだ。
 「外気温そのものが低いというよりも、体が冷えている。体が寒さに慣れてしまって、すぐに冷えやすくなっている」


 とすれば、それへの対策は、こうだ。
 「体を内側から温める。自分自身の体温を上げるように、自分自身の発熱量を高める」


 これをひとことで言えば、「体の活性化」だ。そのための方法は、「運動」や「刺激」だ。
 具体的には、次の二通り。

 (1) 運動

 寒さに順応して、体の活動力が低下しているので、体の活動力を高める。他の時期ならば、1日1回のジョギングで足りるところだが、2月には、1日に 10回ぐらいの小運動をするといい。たとえば、足踏み運動を3分間ぐらい続けるとか。(デスクワークなら、1時間ごとに椅子から立って、少し歩いて、ついでに足踏み運動をするといい。)
 足踏み運動ならば、外に出ることもなく、全身の血流量が増える。手足も動く。これで体の活動力が高まり、体温が高まるだろう。
 
 (2) 刺激

 全身の運動とは別に、手足の末端(指先)の血流量を増やすといい。そのことで「手足の冷え」を防げる。
 2月になると、「手足の冷え」が起こりやすい。そのせいで寒さをいっそう感じやすくなる。そこで、「手足の冷え」を解消すればいい。そのためには、「末端の血流量を増す」ことが大事だ、とわかっている。
 では、どうやって? 
 テレビで紹介されていたのは、次の方法だ。
 「指先を強く圧迫する。左手の指先を一本ずつ、右手の指で握って圧迫する。痛くなるほど圧迫する。そうすると、指先の血流量が増す。右手についても同様にする」
 この方法を取ると、サーモグラフィで手全体の体温が上昇するとわかるそうだ。

 なるほど。しかし、手間がかかりそうだし、指が痛くなりそうだ。また、足には適用できない。
 そこで私が思うのは、こうだ。
 「手や足の指先を大きく動かして運動する」
 手の指ならば、手をコートに入れた状態で、指を動かす運動をする。「足踏み運動」みたいな動きを指でやる。
 足の指ならば、足を靴から出した状態で、同様に足の指をいっぱい動かす。(これはベッドで寝ているときにもできるので、就寝前には有効だ。冷えた足がポカポカしてくる。)
 こうして手や足の末端の血流量を増すことで、手や足の冷えを解消できる。

 ──

 ともあれ、2月の寒さへの対策は、「内側から温める」ということだ。その核心は、「活動力を高めること」と「血流量の増加」だ。



 [ 付記 ]
 この方法は、漢方の発想に似ている。西洋医学の発想とは違う。「体温が下がったなら、体温を物理的・生理的に温める」という方針で、「暖房機を使う」とか、「薬や酒を飲ませる」というような発想とは違う。
 「体温が下がったのは、体のバランスが崩れているからだ。だから、崩れたバランスを元に戻すように、全身の調子を整えればいい」という発想になる。……ただし、そのためには、漢方薬を飲む必要はない。運動や刺激で足りるのだ。

 ※ 前者は、マイナスを直すために、プラスを加える方法。
   後者は、マイナスを直すために、マイナスを減らす方法。
   発想や原理が異なる。



 【 関連動画 】





posted by 管理人 at 07:43 | Comment(1) |  健康・寒暖対策 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
当方は、運動は、踏み台を使って登り降りを10分ほどしています。
指先を刺激する方法は、寝床に入って行うことがありますが、10本終わらない間に寝てしまうことがあります。
効果があるようです。
Posted by senjyu at 2018年02月19日 22:54
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