2018年02月08日

◆ 立ち往生した車を放置すると?

 立ち往生した車を放置すると、どうなるか? 残された自動車のせいで道路が不通になるか? ……実は、過去の大雪の実例があった。(山はあるけど山なし県)

 ──

 前項では、雪で立ち往生した車について、「救助しないで、放置する方がいい」と述べた。
 では、放置すると、どうなるか? 運転手がいないまま車が放置されたら、車が邪魔で通行が不可能となり、不通の状況がずっと続くかもしれない。それは困る。
 さあ。どうする? 

 ──

 そこで、困ったときの Open ブログ。うまいアイデアを出せばいい……と思ったのだが、私が考えるまでもなかった。ググると、過去の実例が見つかった。
 2014年、山梨県で大雪があった。覚えている人も多いだろう。
 このときは、高速道路ではヤマザキパンがトラックからパンを無料配布した、という事例があった。
  → 談合坂で帰宅難民のひとにヤマザキパンさんが無料で大量のパンを配る

 本サイトでも言及した。雪で道路が不通となり、救急車が通れなくなって、地元の人が困っている、という話。
  → 雪で救急車が足りない!: Open ブログ
 ここでは、私は対策として、「救急車の代わりに四駆を使え」という代案を出した。それはそれでいいだろう。

 ──

 さてさて。それは別として、今回、そのときの立ち往生の事例についてググってみたら、次の記事を見出した。(一部抜粋)
 《 「今週末は大雪で立往生、車中泊3日過ごしました」 》
 大雪で。。実に70時間も!立ち往生し遭難。帰宅困難者になっておりました。。。。
 その期間何と!! 2/14(金)21:10頃〜 2/17(月) 19:20頃まで

 遭難初日

 山梨県大月市内の国道20号道中で立ち往生となりました。

 遭難2日目

 全く前進せず、日付が変わり中央道全面通行止めの表示。ヒマだったので各車間の除雪はスコップで人力除雪ですよ。
 まず両方向に遭難した車を片側車線に寄せる事が肝要です。除雪車待ちを期待するにしてもこの作業をおろそかにすると、いつまでも立ち往生状態から解消されません。
 実はこの雪かきと片側への車寄せでなんか皆さんと連携取れて顔なじみになりましたね。

 遭難3日目

 車中泊2日目。快晴 除雪車が通った為綺麗に片車線が通っています
( → つぼのブログ - みんカラ

 ここに正解があった。つまり、
 「両方向に遭難した車を片側車線に寄せる」
 ということだ。つまり、次のようにする。
  ・ 片側は、(両方向で)放置された車を置く。
  ・ 残る片側は、車を撤去して、通行可能にする。


 こうして片側が通行可能になった状態で、除雪車が来て、雪を一挙に排除する。(路上の雪を路側に押し出す。ラッセル車みたいに。)





 ──

 というわけで、自動車を放置しても、何も問題はないわけだ。自動車が立ち往生したときには、自動車を放置して、さっさと公民館などに避難しても大丈夫なのだ。そのことが、上の事例(体験談)からわかる。

 ──

 ただし、こういうふうにするにしても、大雪の当日中には、手の出しようがない。たとえ除雪しても、除雪したところに、またも雪が積もる。
   太郎をねむらせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
   二郎をねむらせ、二郎の屋根に雪ふりつむ。
               ( by 三好達治)


 だから、自衛隊が除雪をするのは、雪が(ほぼ)やんだあとの、三日目ごろで十分なのだ。
 そして、それまでの間は、公民館あたりに避難していても、十分に間に合うのである。
( ※ 三日目の朝に自動車に戻れば、十分に間に合うだろう。
( ※ 「物量がストップすると心配だ」と懸念する人もいたが、どっちみち、1,2日目は動けないし、3日目は動けるようになる。3日目に動けるようになれば、十分に間に合うだろう。逆に、1,2日目に焦って動こうとしても、ろくに動けないのだから、無駄な努力は意味があるまい。悪あがきにしかならない。努力と車輪が空転するだけだ。)



 [ 付記 ]
 なお、「自動車を離れるときにはキーを付けたままにする」という提案もあった。
 それはそれで悪くないが、その必要はないらしい。というのは、雪の上では自動車はすべりやすいから、数人がかりで、横へ押してずらせるらしい。
 そもそも自動車は横方向へ「カニ歩き」はできない。キーがあっても、効果はないのだ。だから、キーがあってもなくても、どっちみち、人手で横方向に押し出すしかないようだ。
 
 たとえば、重たいトラックでさえ、40人がかりで、押して動かすことができるそうだ。雪上では。(これは前に動かす例だが。)
  → トラックが雪で立ち往生してたんで、社員40名で押した (2018-02-06)



 【 追記 】
 立ち往生した車を、2車線のうちの片方向に寄せればいい……という話をした。(上記)
 実は、今回の国道8号は、もっと状況がよかった。先の話は、片側1車線の話だったが、国道8号は片側2車線だからだ。この場合、片側2車線のうち1車線をつぶして、そこに放置車を置けば、通行は可能となる。(さらに車線の半分ほどの路側帯まであるから、そこも利用できる。)

 また、今回渋滞が生じたのは、上りと下りのうちの、片方だけだ。反対側は渋滞していなかった。(ニュースの動画からわかる。)
 だから、空いている方の2車線を、対面通行の形で開放すれば、とりあえずは通行が可能となる。
 つまり、「通行不能で全面的に交通マヒ」なんてことは、ないわけだ。周囲には通行可能な道がいっぱいあるのだから、たとえ一部が一時的に不通になっても、大騒ぎするようなことはないのだ。

 また、どっちみち、三日もすれば、雪はやむし、除雪もされる。実際、そうなった。
 一時、約 1500台に上った立ち往生車両は、陸自によると、9日未明に数台となり、ほぼ解消された。
( → ニフティニュース

 先にも述べたように、大雪の降っている当初の1〜2日間は、退避していて問題ないのだ。雪がやんで、除雪が進むのを見計らって、「そろそろ戻ろう」と思って、戻ればいい。それで間に合う。
 一方、車の中にずっといて、暖房をずっと効かせていれば、除雪が済んだころにはガソリン不足になって、自動車が動かなくなっているかもしれないよ。(笑い話みたいだ。)
posted by 管理人 at 23:58| Comment(0) | 自動車・交通 | 更新情報をチェックする
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