2018年01月23日

◆ 子宮頸がんワクチンとエクソソーム

 子宮頸がんワクチンの被害をもたらす理由について、エクソソームという概念が有効だ。

 ──

 子宮頸がんワクチンの被害をもたらす理由は、よくわかっていない。ワクチンそのものや、アジュバントなどが、悪さをしているらしいのだが、どういうふうに悪さをしているのかが、わかっていない。
  → 子宮頸がんワクチンの問題整理: Open ブログ
  → 自己免疫と子宮頸がんワクチン(機序): Open ブログ

 私としては、原因について、私なりの仮説があった。こうだ。
 「子宮頸がんワクチンの被害は、脳で生じる。体が痙攣するのも、知能が低下するのも、失明するのも、いずれも脳の機能が阻害されるということで説明が付くからだ。
 また、その症状が多様であることから、脳の特定部分で問題が生じるのではなく、脳の各所で(場所については無差別的に)機能障害が起こると推定される。
 また、その機能障害は、脳細胞のレベルで器質的に破壊が起こっていると推定される。(部分的な機能レベルの低下ではない。)
 以上のすべてを説明する原因は、ただ一つ。脳の血管の関門(脳関門)が緩んでいることだ。そこが緩んだせいで、ワクチン(の有害物質)またはアジュバントが脳に侵入して、脳細胞を器質的に破壊する」

 この件は、以前も言及したことがある。(短文だが。)
  → 子宮頸がんワクチン被害の原因: Open ブログ (

 ──

 上の仮説はすでに考えていたことだが、その裏付けが乏しかった。上記項目では、次のことを症状として考えた。
 「脳の血液脳関門が機能不全であるという障害」


 このような障害を想定して、そういう障害がある人に限って、子宮頸がんワクチンの被害(副反応)が生じる、と考えていた。

 ──

 ところが、以前録画していた NHK の番組を見ていたら、重要な情報を得た。要旨は、次の通り。
 「人体のさまざまな臓器は、メッセージ物質というものを出して、情報のやりとりをしている。たとえば、心臓の情報を血管に伝える ANP という物質がある。これは薬としても役立つ。癌患者に投与すると、癌の再発率が激減するのだ。( → 解説
 乳がんの癌細胞も、メッセージ物質を出す。エクソソームというものだ。これは、いわば嘘をつく形で、脳をだます情報を与える。このエクソソームを受けると、脳はだまされて、脳の関門をゆるめてしまい、乳がんの癌細胞を受け入れてしまう。そのせいで、通常は脳から締め出されている癌細胞が、乳がんの癌細胞に限って、脳の中にもぐりこんでしまう。かくて、乳がんの癌細胞に限って、脳に癌を引き起こす」

 ここでは、乳がんの癌細胞のエクソソームが、脳の関門を緩めてしまうのだ。そういう物質がある。

 とすれば、同様のことは、子宮頸がんのワクチンの場合にも成立するかもしれない。ワクチンというのは、元の有害な病因(ウィルスなど)を弱めたものである。とすれば、元の有害な病因(ウィルスなど)の機能の一部が残っていてもおかしくない。たとえば、乳がんのワクチンならば、乳がんの癌細胞の機能の一部が残っていてもおかしくない。つまり、乳がんの癌細胞のエクソソームのようなものが含まれていてもおかしくない。
 同様にして、子宮頸がんのワクチンの場合も、乳がんの癌細胞のエクソソームと似た機能が付いていたとしてもおかしくない。つまり、子宮頸がんのワクチンには、脳の関門を緩めてしまう機能があってもおかしくない。
 そして、このワクチンのせいで、脳の関門が緩んでしまったなら、あとはアジュバントが脳に入って、アジュバントが脳細胞を死滅させたとしても、おかしくないのだ。
( ※ アジュバントが脳細胞を死滅させる機能をもつことは、上の の項目で示した。)

 というわけで、「脳の関門を緩める仕組み」というのが判明したことで、子宮頸がんワクチンが各種の深刻な症状をもたらす理由についても、かなり説明が可能になってきたわけだ。
( ※ 実際にそうだと証明されたわけではないが、有力な仮説が出たわけだ。少なくとも「心身の症状だ」なんていう非科学的・前近代的な表現よりは、ずっと科学的だ。)



 【 追記 】
 少し考えを修正する。
 「エクソソームが悪さをする」
 という発想はいいのだが、
 「ワクチンがエクソソームをもたらす」
 という発想(可能性としての推定)は、正しくないかもしれない。というのは、ワクチンによる被害率がとても低いからだ。
 仮に、「ワクチンがエクソソームをもたらす」ということが事実であるとすれば、ワクチンによる被害率はもっとずっと高くなっているはずだ。(因果関係が成立するからだ。)
 なのに、実際には、ワクチンによる被害率はとても低い。かくて、背理法により、仮定は否定される。つまり、
 「ワクチンがエクソソームをもたらす」
 ということはない。かわりに、
 「エクソソームをもたらすものは、ワクチンではなくて、何か別のものだ」
 という推定が成立する。ワクチンとは関係のないものが独立してエクソソームをもたらすので、脳の関門が緩んでしまうわけだ。
 こうなると、先の で示した推定が、そのまま成立することになる。(何らかの理由で、被害者においては、脳の関門が緩んでいる、ということ。)



 【 関連サイト 】
 NHK の番組については、下記に詳細な内容紹介がある。
  → NHKスペシャル「人体」 命を支える“神秘の巨大ネットワーク”
  → がん検診に大革命!血液一滴で13種のがんを早期発見
 後者から一部抜粋しよう。
 エクソソームは、直径わずか1万分の1ミリほどの、まさに小さなカプセル(小胞)で、がん細胞だけでなく、ほとんどすべての細胞が分泌していることが分かっています。
 「細胞間コミュニケーション」の新たな道具として、「エクソソーム」の存在が明らかにされたのです。
 がん細胞は、何のためにエクソソームを出しているのか。落谷さんたちの研究によって、実はがん細胞が、このエクソソームを"武器"として使って、転移や再発を引き起こしていることが突き止められました。
 たとえば、乳がん。乳がんは長い期間を経て脳に転移する場合があることが知られています。しかし本来、脳の血管には「血液脳関門」と呼ばれるバリアのような構造があり、がん細胞はそのバリアを突破して脳内に侵入することは困難です。脳の血管は、そのほかの全身の血管と異なり、血管の壁を覆う細胞同士がかたく結びつき、脳へ入ることのできる物質を厳しく制限・調節しているためです。このバリアを、がん細胞はどうやって突破しているのか。
 まず、乳がんの細胞から放出されたエクソソームは、血液に乗って脳の血管までたどり着きます。すると、「血液脳関門」を構成する内皮細胞という細胞は、なぜかこのエクソソームをがん細胞から来たものとは知らずに受け取り、カプセルを開封してしまいます。すると、エクソソームの中に潜んでいた「マイクロRNA」が内皮細胞の中へ侵入。遺伝子の働きを変えることで、血液脳関門のバリアを緩めさせてしまうのです。
 その後、血液の流れによって運ばれてきた乳がんの細胞は、このバリアが緩んだ部分から脳の内部に入り込みます。こうして、脳への転移を起こすのです。

( → がん検診に大革命!血液一滴で13種のがんを早期発見|NHK健康ch

posted by 管理人 at 23:59| Comment(2) | 医学・薬学 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 最後の少し前に 【 追記 】 を加筆しました。
 エクソソームをもたらすのはワクチンではなく、何か別のものだろう、という趣旨。
Posted by 管理人 at 2018年01月24日 08:00
とても興味深い論説でした。
私自身も29歳でガーダシルの接種を受けましたが、その際に医師から
「当院では20歳以上で接種した方には副反応のようなものが出たのを見たことが無い」
と言われました。
勿論私にも副反応らしきものは一切ありませんでした。
そのような経験から、仮に心身の問題が原因なのだとしたら、個々人の差が大きく、年齢を重ねたからと言ってクリアできるものではないはずだと訝しんでおりました。
管理人様の仰る通り、脳の血管に原因を見るのならば、成長過程の若い脳ほど影響を受けやすいと考えられます。
子宮頸がんワクチンについては是非が叫ばれるばかりでげんなりしておりましたが、根本的な問題に斬り込む貴方様の記事にハッとさせられました。
Posted by マクラモーフ at 2018年02月01日 11:49
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