2018年01月07日

◆ 子宮頸がんワクチンの被害報告

 子宮頸がんワクチンでは、副反応(副作用)で重篤な被害が出ているという報告がある。なのに製薬会社はデータを隠蔽している。

 ※ 「厚労省が隠蔽している」と書いたのは誤りだったので、記事を修正しました。


 ──

 前項でも述べたが、子宮頸がんワクチンの副反応について、厚労省は否定的だ。「安全だ、安全だ」というふうに強調するばかりだ。
 それを真に受けて、「厚労省が言っているのだから、子宮頸がんワクチンは安全だ」と信じている人が多い。なまじ医学的知識のある人ほどそうだ。

 では、厚労省がそう結論した根拠は、何か? その根拠を求めて、厚労省の検討の場の議事録を見ると、驚くべきことに、「危険だ」という報告がいろいろある。
 とりあえず、肝心の議事録を紹介しよう。下記だ。
  → 子宮頸がん予防ワクチンに関する意見交換会 議事録(2014年2月26日) |厚生労働省

 ここから、該当の部分を、以下に転載する。(一部抜粋。)
 《 子宮頸がん予防ワクチンに関する意見交換会 議事録(2014年2月26日) 》
 これはグラクソ・スミスクラインがホームページに出している割合最近のランセットオンコロジーに出ているデータでございます。…(中略)… 接種後4年以内に重篤な有害事象は9.0%発生いたします。
 ところで、この重篤な有害事象なのは何なのか、グラクソ・スミスクラインに公式に聞きましたら、お返事がありませんでした。

 私は厚生労働省のホームページに出ておりました副反応検討会の資料から、発売以来、昨年の3月末までに報告されたサーバリックスの有害事象について自分でデータベースをつくりました。
 1,708例を私なりに分類いたしまして、重篤な有害事象、新たに発生した慢性疾患、新たに発生した自己免疫疾患、その他、臨床的に重要な症状を呈したものに分けました。
 重篤な有害事象というのは非常に重篤です。死亡あり、流産あり、そして、最も多いのが中枢神経の非常に重篤な症状でございます。これが1,708例のうち合計で1,002例です。
 この方たちはどうなるかと申しますと、恐らくは一生にわたって寝たきりとか身体障害とか、あるいは重篤な脳障害でもって一生を過ごす。この方たち、今15歳とすると、あと75年ぐらい生きる。その間中、非常につらい思いをして過ごし、家族も大変です。
 これは新たに発生した自己免疫疾患。こういうものは、やはり発生したと厚生労働省が報告しておられます。
 さて、先ほど目の症状が出た、失明したという症例報告がございましたが、1,708例の中から失明した症例だけを選び出したら9例ありました。ただし、それは失明だけではなく、ほかに意識消失が起こった、浮動性めまいというのはどうも小脳かもしれないのですが、要するにめまいもあった、心肺停止があって植物状態になったような方、こういうふうに重篤な中枢神経症状に加えて失明を起こしている、それが9例です。
 これは子宮勁がんワクチン被害者連絡協議会に報告されてきたケースです。これも失明のケースだけを選びました。4例ありました。そして、失明はありますが、それ以外にほとんどありとあらゆる中枢神経症状、さまざまな末梢神経症状を呈しております。この症状の羅列を見ただけで、とてもこの後回復して、元の幸せな生活に戻れる方とはとても思えません。
 この方も同じで、失明以外に筋肉痛、関節痛、あるいは全身性の散在性の激痛症候群、その他中枢神経のさまざまな症状を持っておられます。
 この方も同じです。運動障害、歩行障害、失明。そして、筋肉、関節の痛み、全身の疼痛を持っておられます。
 この方も同じです。

 この下側を見てください。519人の中で、接種後2年間観察したら、46人が妊娠なさいました。そして、そのうち普通に妊娠しても10%は流産します。ですから、ここで自然流産11%というのは普通の発生頻度です。
 ところが、その上に選択的妊娠中絶があります。これが30%。これは本来ワクチンを受けていなければ、妊娠を十月十日待てば正常な元気な子供が生まれたはずですが、ワクチンを受けていたために、何らかのトラブルがあって妊娠を中絶しなければならなかった方です。それが30%でございます。つまり、30%の赤ちゃんが日の目を見ることができなかったということでございます。

 スライドありがとうございました。
( → 厚生労働省

 ずいぶん重要な情報だ。
  だが、議事録が公開されているだけで、元のデータは公開されていない。 「これはこうです、この方(かた)はこうです」 という話がいくつかあるが、その「これ」「この方」が何を指しているかというと、もちろん、その場でスライド上映されているものだ。なのに、そのスライド上映されたデータが、Webページ上では示されていないわけだ。
 とりあえずは、上記の危険性を示す生データを公開するべきだろう。


 また、グラクソ・スミスクラインは、重篤な有害事象なのかについて報告を拒否している。厚労省が公式に聞いたのに、それへの返事を拒否しているわけだ。再掲しよう。
 この重篤な有害事象なのは何なのか、グラクソ・スミスクラインに公式に聞きましたら、お返事がありませんでした。

 ここでは明白な隠蔽がある。データ提出の公式要求を拒否しているからだ。
 なのに、こういうれっきとした隠蔽の上で、「危険性は明確になっていないから、安全だ」という イカレた結論を出すのが、厚労省や医学界だ。



 【 追記 】
 本項の公開時には「厚労省が隠蔽している」と記したが、これは私の誤りだった。
 コメント欄で教えてもらったが、厚労省のスライドは公開されていた。下記だ。
  → 子宮頸がん予防ワクチンに関する意見交換会審議会資料 |厚生労働省
  → 堺 春美氏提出資料(PDF:209KB)

 本文中の「厚労省が隠蔽している」という趣旨の記述が誤りだったことは、お詫びして訂正します。
( ※ ただし「グラクソ・スミスクラインがデータ公開の要請を拒否した」という点は、誤りではなかったはずだ。)



 [ 付記 ]
 引用した議事録部分を読む際の注意点を示しておく。
 ここでは「重篤な有害事象」というのが重要だ。具体的な例も示されている。
 重篤な有害事象というのは非常に重篤です。死亡あり、流産あり、そして、最も多いのが中枢神経の非常に重篤な症状でございます。これが1,708例のうち合計で1,002例です。
 この方たちはどうなるかと申しますと、恐らくは一生にわたって寝たきりとか身体障害とか、あるいは重篤な脳障害でもって一生を過ごす。

 これとは別に、単なる「有害事象」というのもある。これは、ちょっと入院したというぐらいのことで、発熱や倦怠感なども含む。その大半は、ワクチンとは無関係だ。(これらについては「心因性」と言っても良さそうだ。)
 そして、ワクチン反対派を否定する(自称・科学的な)人々は、「有害事象はワクチンとは関係ない。だから有害事象とワクチンを結びつけるのはトンデモだ」と主張する。
 しかしこれは、藁人形論法というものだ。自分で勝手に妄想を作り上げて、その妄想を攻撃している。
 ワクチンで問題となっているのは、ただの有害事象ではない。重篤な有害事象だ。この有害事象と、重篤な有害事象を、きちんと区別することが必要だ。
 その上で、重篤な有害事象が多数報告されている、という事実を直視することが大切だ。
 なのに、ワクチン反対派を否定する(自称・科学的な)人々は、有害事象と重篤な有害事象を区別しない。かくて、「有害事象は無視していいから、重篤な有害事象についても無視していい」というふうに論理を飛躍させる。
 これはもはや非論理の極みだ。また、「重篤な有害事象がある」というエビデンスさえ理解できていない。
 そこで、こういうエビデンスをはっきりと示すのが、本項の目的だ。
posted by 管理人 at 18:02| Comment(21) | 医学・薬学 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
スライドは以下にありますよ。

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000038484.html
Posted by とおりがかり at 2018年01月07日 20:10
この発表をされている堺氏が引用している論文のリンクは以下にあります。(無料)

http://journals.lww.com/ijgc/Abstract/2010/07000/Efficacy_of_Human_Papillomavirus_Type_16_18.25.aspx

全文目を通していませんが、堺氏は
「その上に選択的妊娠中絶があります。これが30%。これは本来ワクチンを受けていなければ、妊娠を十月十日待てば正常な元気な子供が生まれたはずですが、ワクチンを受けていたために、何らかのトラブルがあって妊娠を中絶しなければならなかった方です。それが30%でございます。」
といっていますが、原文を読むとそのようなことは書かれていません。原文でelective termination(選択的中絶)で検索されるとわかると思います。
さらに堺氏は指摘してませんが、この論文ではワクチンを投与した群としていない群を比較しています。
そして、elective abortionについては投与群と非投与群でほとんど差はみられません。

また、議事録で岡部氏が指摘しているように、有害事象というものは「フォロー期間中にあった交通事故」といったこともカウントされていることに留意する必要があるでしょう。
Posted by とおりがかり at 2018年01月07日 20:57
 ご指摘ありがとうございました。
 最後に 【 追記・訂正 】 を加筆しました。
 また、本文中の該当箇所に、打ち消し線を入れました。
Posted by 管理人 at 2018年01月07日 23:08
>厚労省が公式に聞いたのに、それへの返事を拒否しているわけだ。

議事録を見ると、”この重篤な有害事象なのは何なのか、グラクソ・スミスクラインに公式に聞きましたら、お返事がありませんでした。”
の発言は「子宮勁がん予防ワクチンに関する意見交換会」に参加された有識者のものです。この方が自身の立場からグラクソ・スミスクラインに公式に尋ねたのでは?厚労省が公式に尋ねたようには受け止められないのですが。

それはともかく議事録中には、
”接種後4年以内に重篤な有害事象は9.0%発生いたします。”
とあります。この発言と、前のエントリのコメントにある、
”女子医学部生(8割方は医者の娘)はほぼ全員接種しています。”
が共に事実として認識されているのでしょうか。
Posted by 作業員 at 2018年01月08日 09:34
> この方が自身の立場からグラクソ・スミスクラインに公式に尋ねたのでは?

 常識的に考えれば、有識者が厚労省の役所を経由して、役所のルートで公式に要求したということでしょう。有識者が個人ルートでやったならば、非公式です。
 「個人が公式に尋ねる」というのは言語矛盾。個人が尋ねるのは公式ではなく私的です。
 そもそも、会社が個人宛にデータを出すはずがない。データの提出先は厚労省です。

> 共に事実として認識されているのでしょうか。

 それは前項コメントの
   Posted by 管理人 at 2018年01月07日 17:46
 に書いてある「生存バイアス」のこと。

Posted by 管理人 at 2018年01月08日 12:57
「重篤な有害事象」の定義は入院に至ったものすべてです。
したがって先にも述べましたが、交通事故での入院なども「重篤な有害事象」に含まれます。もちろん、予防接種によってふらつきが大きくなり、それによって交通事故に遭う可能性も否定できないのでとにかく投網をかけるように統計がとってあるわけです。

「接種後4年以内に重篤な有害事象は9.0%発生いたします。」の9.0%が高いかどうかですが、これは厚生労働省の事務局が作成した資料の7ページ目に1年間に日本人女性がどれくらい入院するかの入院率の統計と比較してみるとよいでしょう。
15~19歳 2.7%
20~24歳 3.5%
25~29歳 4.1%
30~34歳 4.7%
35~39歳 4.6%
40~44歳 4.6%
このデータから4年間追跡調査をすれば、「重篤な有害事象は9.0%発生する。=9.0%が入院した。」という結果が出てもおかしいことはないのではないか?厚生労働省は述べていますね。

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000048228.html

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000039949.pdf
Posted by とおりがかり at 2018年01月08日 22:48
> 「重篤な有害事象」の定義は入院に至ったものすべてです。

 私としては、「不可逆的な重大な健康被害」という意味で使っています。(失明・知能低下など。)
 厚労省が「ただの入院以上」という意味で使っているというのは、初めて知りました。だけど、それは本項の趣旨とは別の話。
  ※ 「入院以上」は、「重篤な有害事象」ではなく、ただの「有害事象」のことではないかと疑われる。あなた自身もそう書いていたし。01月07日 20:57 のコメントで。

 なお、本文中で紹介した引用部でも、私と同じ解釈です。転載すると、下記。

 ──

 重篤な有害事象というのは非常に重篤です。死亡あり、流産あり、そして、最も多いのが中枢神経の非常に重篤な症状でございます。これが1,708例のうち合計で1,002例です。
 この方たちはどうなるかと申しますと、恐らくは一生にわたって寝たきりとか身体障害とか、あるいは重篤な脳障害でもって一生を過ごす。
Posted by 管理人 at 2018年01月09日 00:18
ここ数日、子宮頚がんワクチン関連のやり取りを拝見しております。

過去の症例や子宮頚がんそのものの傾向を見る限り、最初のほうで管理人さんが示した内容がすべてではないかと思いました。

→ 年頃の女子にはワクチンを投与しない。
→ がんに罹患するのは40代〜50代がほとんどなので、罹患してから対処すれば良い。

私も人(娘)の親として、きちんと対処しないとと思っています。お上が勧めても、現状は、拒否するしかないですね。
Posted by 反財務省 at 2018年01月09日 08:49
何らかの効果のある医療行為は必ず副反応を伴います。医療行為の是非はそのメリットとデメリットのバランスで判断すべきであり、ワクチン接種についてであればワクチンで予防できる疾患のリスクと副反応のリスクを比較しなければまともな議論などできるはずもなく、副反応のリスクが「ある」のか「ない」のかに終始した議論は無意味です。(リスクは「ある」に決まっている)
ちなみに、子宮頸がんの発症ピークは出産年齢と重なる30代であり、死亡例だけで年間3000例です。ワクチン接種でこれを100%無くすことができるわけではないのは当然ですが、これと比較しない議論に意味がありますか?
Posted by fisker at 2018年01月10日 19:07
> 副反応のリスクが「ある」のか「ない」のかに終始した議論は無意味です。

 そりゃ、そうです。だから本項では数値が示してあるでしょ。比率で「9%」とか、数値で「1,708件」とか。これは重篤な有害事象に限った数です。
 本項のテーマを理解していないようなので、きちんとテーマを理解してください。「ある・なし」の漠然とした話をしているわけじゃありません。具体的な数値と症例が付いています。

> 子宮頸がんの発症ピークは出産年齢と重なる30代であり、死亡例だけで年間3000例です。

 何度も述べたけれど、その数値は無意味です。
 子宮頸がんウイルスは大多数の人が感染しますが、発症しない人が大半だし、発症しても検診で治療されることが多い。死亡に至るのは高齢者が大部分で、30代ぐらいで死亡する人は少ない。

 下記を参照。
  https://health.goo.ne.jp/news/4880
  http://j.mp/2CPLwiI

 80歳以上で死ぬ人が最も多いが、こんな死者を減らすために、若い人の人生を破壊するというのは、ほとんど馬鹿げている。
 もう何度も書いたことなんだけど。

 死者を減らしたいのなら、最も有効なのは、検診を推進することです。ワクチンじゃない。

> ワクチン接種でこれを100%無くすことができるわけではないのは当然ですが、

 100%どころか、0%だとも言える。中高年の死者については。
( ※ 若年層でワクチンを推進しても、今さら中高年の死者は減らせない。)

 ワクチン推進者が本当に死者の減少をめざすなら、ワクチンよりも検診を推進するべきだ。
  → http://j.mp/2ALdohZ

 なのに、そうしないのは、頭がワクチンに染まりすぎているから。科学的・数値的な思考ができなくなっている。
Posted by 管理人 at 2018年01月10日 19:23
子宮頸がんワクチンの副反応は化学物質過敏症とも似ていますね。
今は化学物質過敏症は根拠がないことが分かっており、症状も心因性のものとされています。
ただ心因性といってもばかにしたものでもなく、神経障害などの重篤な症状はでています。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%96%E5%AD%A6%E7%89%A9%E8%B3%AA%E9%81%8E%E6%95%8F%E7%97%87

症状
化学物質過敏症の症状とされるものは多岐にわたり、粘膜刺激症状 (結膜炎、鼻炎、咽頭炎、皮膚炎、気管支炎、喘息)循環器症状 (動悸、不整脈) 、消化器症状(胃腸症状) (下痢、便秘、悪心)自律神経障害 (異常発汗、手足の冷え、易疲労性)精神症状 (不眠、不安、うつ状態、記憶困難、集中困難、価値観や認識の変化)、中枢神経障害 (痙攣、頭痛、発熱、疲労感) 運動障害、四肢末端の知覚障害、意識障害等がある。

Posted by DABAHDA at 2018年01月10日 22:34
> ただ心因性といってもばかにしたものでもなく、神経障害などの重篤な症状はでています。

 まあ、失明するのも、脳組織が萎縮するのも、みんな「心因性」ということにしてしまっているんだから、「医学的に未解明のものは心因性ということにしてしまえ」ということなんでしょう。
 科学というよりは呪術だな。
 「心因性だと医学的に証明した」のではなく、「医学的に何も証明できないから心因性ということにする」というわけ。
 前近代的な発想。

> 化学物質過敏症

 これは自律神経失調に似ている。東洋医学における症状(体のバランスが崩れたことによる病気)にも似ている。これらは西洋医学ではうまく扱えないことが多いので、西洋医学では「病気ではない」と見なされがちだ。
 一方で、東洋医学では、具体的な症状緩和をもたらすことがある。(個人差が大きいので、この点でも西洋医学とは異なる。)

 考えてみると、西洋医学の自惚れが、さまざまな病気に目をふさがせることになっているとも言える。患者が可哀想だ。

 そう言えば、鍼灸否定論というのもあった。現実に鍼灸の効果を得て、助かっている患者がいるのに。自分で金を払って治療効果を得ている人に対して、「そんなのはプラセボ効果だ」と言い張る。
 信じたいものだけを信じて、事実に盲目になる。「裸の王様」状態だな。
Posted by 管理人 at 2018年01月10日 22:53
20代で急に立ち上がって30代にピークを持つのは発症しない場合も多い「HPV感染」の数ではなく実際の発症数です。死亡数については若年では高齢に比べて少ないのは確かですが、これも実数です。
一方、ワクチンの副反応とされる症例は交絡因子を除いてワクチンとの因果関係が証明されたものではありません。その「数」には意味があって、実際の罹患数、死亡数は無意味なんでしょうか。
なお、検診が早期発見と良好な予後に有効なのは確かですが、確実ではないことと、検診自体が身体に負担を掛ける(つまり少ないながらリスクを伴う)ことから検診を推進すればよい、というのも短絡的です。
適当に自説に都合のよい数値を比較するのではなく、同じベースでリスクを比較することが科学的な態度というものではないでしょうか。
Posted by fisker at 2018年01月11日 22:14
> 同じベースでリスクを比較することが科学的な態度というものではないでしょうか。

 それはそうなんですけど、今の日本はそういう科学的な段階ではなくて、「ワクチンには副反応は存在しない」という説が圧倒的であって、「副反応は存在する」というのは抑圧されている……という魔女狩り状態です。
 科学的態度を取るべきなのはその通りですが、今はまず前近代的に洗脳された人々の目を覚まさせることが本項の目的となっています。
 現状では、リスクを比較するどころか、「リスクは存在しない。ゆえに比較する必要もない」というのが多数派なので、「まずは科学的態度を取りましょう.目を開きましょう」という立場。
 それに対して、「同じベースで」なんて注文を付けるのは、注文が過剰すぎる。そもそもメーカーが「データの提供を拒否する」という姿勢なんだし。そういう状況で「同じベースで」なんて注文を付けるのは、文句を言う相手を間違えているとしか言いようがない。本項の要点は、「データを隠さずに出しましょう」ということだ。そういう話をしているんだけど。


Posted by 管理人 at 2018年01月11日 22:41
> 検診自体が身体に負担を掛ける(つまり少ないながらリスクを伴う)

 もちろん検診にもリスクはありますが、ワクチンのリスクに比べれば圧倒的に小さい。率でも程度でも。
 デメリットがあるとしても、定量的に考えてください。
Posted by 管理人 at 2018年01月12日 00:37
「接種後4年以内に重篤な有害事象は9.0%発生いたします」というのは正しいのですが、対照群でも8.9%の重篤な有害事象が発生しています。そのことは考慮しておられますか?
Posted by まりのあ at 2018年01月12日 13:28
> 対照群でも8.9%

 そのデータは知らないのですが、出典を教えてください。

 あと、9.0%の出典も。堺 春美氏提出資料(PDF:209KB) にはその数値が記載されているが、出典がない。
 私が調べた範囲では、9%は過大で、「10万人あたり9人」というデータばかりが見つかります。

 ──

 私が調べたデータでは、対照群として他のワクチン接種が選ばれ、そこでは、子宮頸がんワクチンの場合、他のワクチンに比べて、倍程度の「重篤な有害事象」が発生しているようです。下記の1ページ目。
 → http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000032bk8-att/2r98520000032bsb.pdf
Posted by 管理人 at 2018年01月12日 15:34
「グラクソ・スミスクラインがホームページに出している割合最近のランセットオンコロジーに出ているデータ」「重篤な有害事象は9.0%」「これは臨床試験でございますから」などから、

Lehtinen M et al., Lancet Oncol. 2012 Jan;13(1):89-99.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22075171

だとわかります。FINDINGSに

> Serious adverse events occurred in 835 (9.0%) and 829 (8.9%) women in the vaccine and control groups, respectively; only ten events (0.1%) and five events (0.1%), respectively, were considered to be related to vaccination.

とあります。

市販後調査における有害事象報告は、新規のワクチンや副作用報道があった場合、より報告されやすいというバイアスがあることも念頭におくべきかと思います。
Posted by まりのあ at 2018年01月13日 09:02
 重篤な有害事象は 10万人中の9人というのが普通のデータです。
 一方、9%とすると、あまりにも数値が多いので、これは、「重篤な有害事象」ではなくて、よくある痛みぐらいの「有害事象」でしょう。言葉の定義が違っているようですね。
 従って、この数字は、「重篤な有害事象」のデータとはなりません。
Posted by 管理人 at 2018年01月13日 09:14
そうなると、「子宮頸がん予防ワクチンに関する意見交換会 議事録(2014年2月26日) |厚生労働省」で引用されている、「接種後4年以内に重篤な有害事象は9.0%発生いたします」と言いつつ、「重篤な有害事象というのは非常に重篤です。死亡あり、流産あり、そして、最も多いのが中枢神経の非常に重篤な症状でございます」と言うのは、ひじょうに誤解を招くことになりますね(管理人さまが誤解を招いていると言っているのではなく、質問した堺春美先生が誤解を招いているということです)。
Posted by まりのあ at 2018年01月15日 09:19
> 重篤な症状

 用語は同じでも、扱うデータが違っています。

 前者のデータは、グラクソ・スミスクラインの公式データ。
 後者のデータは、堺春美さんのまとめたデータ。

 両者は区別するべきだが、本項では引用の際、「前者のデータは、グラクソ・スミスクラインの公式」と記さなかった。略した私が悪い。
 そこで、その旨を書き足しました。(現在は修正済み。)

 ただし、基本的には、「この重篤な有害事象なのは何なのか、グラクソ・スミスクラインに公式に聞きましたら、お返事がありませんでした」とのことなので、用語の定義をいい加減にしていたグラクソ・スミスクラインが悪い。
Posted by 管理人 at 2018年01月15日 12:12
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