2017年12月04日

◆ 冬に寒くならない方法

 冬は寒くて困る……という意見があるが、うまい解決法がある。

 ──

 本項では、建物の断熱性と、衣服の断熱性について述べる。

 建物の断熱性


 冬は寒くて困る……という意見がある。新築の高級住宅・高級マンションは別として、昔からある大部分の家は断熱性が悪い。だから、諸外国に比べて、日本の住宅では冬が寒くて困る、というわけ。そこで、「断熱性の高い住宅にしろ」と提言している。
  → 家の中が寒いっておかしくない? (はてな匿名)
  → 外断熱+熱交換器+low-e複層ガラス (はてな匿名)

 ここで主張している「断熱性の高い住宅を」という主張はごもっとも。ただし、現実には、難しい。賃貸住宅ならば、引っ越しすることも可能だが、自宅に住む人は、今さら自宅を全面改築(というか新築)するわけにも行くまい。
 また、賃貸住宅も同様で、ほとんどの賃貸住宅は断熱性が悪い。何しろ、壁が薄くて、遮音性さえ低いありさまだ。これはマンションでも同様だ。一般に、賃貸用のマンションは、分譲用のマンションよりは、壁がずっと薄い。そのせいで遮音性が悪い。断熱性は、言わずもがな。
 賃貸の物件で断熱性の高いマンションに住むとしたら、比較的新しい分譲用のマンションの一室を賃貸で借りることだ。ただし、その場合、(物件が新築で高級となるので)家賃は大幅に高くなる。これだったら、冷房や暖房をガンガン効かせた方が安上がり、ということになりかねない。

 では、新築のときに断熱性を高めればいいかというと、そうも言えない。上記記事で紹介された「外断熱」には、コンクリ建築にして、かつ、壁の厚さをすごく厚くする必要があるので、コストが大幅に高くなる。それほど立派にしても、いったん地震が来たら、ぐらついてしまって、建物を建て直す必要が出るかもしれない。そうなったら、悲惨だ。
 ま、「厚い壁の外断熱で」という方針は、地震のない欧米でならいいのだが、日本でやると、コストがかかりすぎることになりかねない。
 もっとも現実的なのは、「グラスウールなどで、比較的低コストの断熱住宅にする」ことだろう。これはお薦めできる。
 とはいえ、それも、新築の場合に限る。古い住宅では、大幅に断熱性を高めても、建物本体の寿命が早く来るので、コスト的に割に合わない。
 ま、どうしてもやるのならば、次の二点か。
  ・ 建物の外部に断熱材を張る。
  ・ 部屋の床下に断熱材を張る。
  ・ 屋根裏に断熱材を張る。

 これで効果は出るだろうが、コストは数百万円になる。だったら、エアコンでたっぷり冷暖房をする方が、費用は少なくなるケースも多いだろう。(特に残余寿命が短い建物では。)

 ※ 「外断熱」については Wikipedia を参照。

 衣服の断熱性


 建物の断熱性を高めるのにはコストが大幅にかかる、とわかった。
 そこで、コストのかからない方法を教えよう。それは「衣服の断熱性」を高めることだ。
 
 建物の断熱性で室温を高く維持しなくても、衣服の断熱性で体温を高く維持することができる。これが最も低コストな方法だ。
 ただし、コツがある。そのコツを示そう。

 (1) 下着のシャツを2枚着るといい。これで暖かくなる。詳しくは下記。
   → 冬の下着はヒートテックよりも……: Open ブログ
  
 (2) ズボンは、布が二重のズボンをはく。(内側の布は起毛になっていることもある。) これで、足の冷えはかなり改善する。
   → Amazon 「防寒ズボン」(一覧)

 例は下記。(現在に限り、タイムセールで 2割引。お買い得。)


http://amzn.to/2A1eQkF


 (3) カッコ悪いと思わずに、モモヒキをはくといい。「そんなの、ジジイっぽくて、イヤだ」と思う人が多いだろう。私もそうだった。しかし、試しにモモヒキをはいてみたら、あまりにも劇的に改善の効果があって、びっくりした。
 去冬までは足が冷えて困っていたが、今冬は足が冷えたことはまったくない。それどころか、今冬は「寒い」と思ったこともない。秋頃に雨が降って、急に気温が低下したことがあったが、その三日間だけは寒かった。それ以外、今冬は寒いと思ったことがない。(ちなみに、エアコンなどの室温用の暖房はまだ使っていない。)……そのすべては、モモヒキのおかげだ。
  → Amazon モモヒキ
 
 (4) パソコンに向かうときには、足温器を使う。足温器では熱量が足りないときには、ソフトあんかを併用する。
  → 足温器を暖かくするには: Open ブログ

 (5) テレビを見るときには、座椅子や椅子にすわってから、電気毛布を首から下にかぶる。(さらに毛布を一枚足すといい。)
  → 電気毛布で暖を取る: Open ブログ

 (6) 断熱スリッパを使う。次の二点が条件。
  ・ 素材は、発泡ウレタン。(断熱性が非常に高い。)
  ・ 内側に起毛の布がついているもの。

 お薦めは、100円ショップのダイソーで、400円で売っているもの。ただし、サイズは本来のサイズよりも 1〜2センチ大きいものを買うこと。布がある分、大きいサイズでないと、足が入らなくなってしまう。

 (7) 特に寒いときには、雨戸を締め切って、エアコンなどの暖房器具を使う。雨戸を閉め切ることで、窓から熱が逃げることがなくなるので、断熱性が高まる。
 部屋の照明が必要となるが、照明は熱を発生するから、熱は暖房器具として利用することもできる。一石二鳥だ。

 (8) 参考だが、加湿器を使う、という手もある。
  → 加湿器で省エネ: Open ブログ

 (9) お風呂で湯上がりに体を拭くときには、寒い洗面所で体を拭くのではなく、暖かな浴室で体を拭く。これなら、寒くない。(生活の知恵。)
  ※ その前に、浴室内に湯をぶちまけると、さらに暖かくなる。

 ──

 ともあれ、以上のようにして、「建物の断熱工事をしないで、お手軽に暖かくなる」ということが可能だ。

 なお、衣服の断熱性を高める方法は、戸外でも有効だから、外出時も寒くない。室温だけを高める方法だと、戸外に出ると寒いから、それよりも効果的だとも言える。

 本項の要点としては、「モモヒキがお薦めだ」ということだ。格好を気にしていては、負けだよ。(どうせ彼女[恋人]に見せるわけでもないくせに。)

( ※ なお、モモヒキに効果があるのは、当然だ。上着ならば、厚い生地の衣服を何枚も着るのに、下半身には、1枚布地のズボンをはくだけ、ということが多い。これでは上着をシャツ1枚で過ごすのと同然だ。寒くて当然。尻抜けみたいなものだ。だから、下半身で厚着をすることで、断熱効果は大幅に高まる。)
( ※ 股引を はかないで、「寒い、寒い」と文句を言うのは、自分で自分の首を絞めている阿呆と同様だ。若ければ、モモヒキを はかなくてもいいが、それならそれで、「寒い」と言わずにいるべきだ。それはそれで痩せ我慢になる。一方、モモヒキを はかないで、「寒い、寒い」と文句を言うのは、ただの阿呆だ。)

 ──

 モモヒキの商品案内。

  → Amazon モモヒキ (一覧)

 例として、グンゼのモモヒキ。


http://amzn.to/2iiI5nI

 スパッツという用語でも見つかる。例。


http://amzn.to/2AkACA5

 その他のスパッツ。
  → Amazon スパッツ (一覧)

posted by 管理人 at 23:38| Comment(8) |  健康・寒暖対策 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
断熱改修がペイしないのは、仕方ありません。
でもお金があるなら、やったほうが生活の質は上がりそう。

着衣で調節するのは、経済的で効果的ですけど
お年を召した方であれば、トイレと脱衣場は
しっかり暖めておいたほうが良いですね。
ヒートショックの危険がありますから。
Posted by けろ at 2017年12月05日 02:03
彼女だってももひきへの理解ぐらい持ってかれるでしょう。
黒ならきっと大丈夫。
Posted by かーくん at 2017年12月05日 07:14
 最後のあたりに (9) を加筆しました。
 (2) でも、防寒ズボンのタイムセールの紹介を加筆しました。

 タイムスタンプは 下記 ↓

Posted by 管理人 at 2017年12月05日 07:26
 暖房で省エネをするには、ガスや石油よりも、エアコンが有利だ。
 前に記した http://j.mp/2A34T6i から転載すると、下記。

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

暖房コストを計算したデータを見つけた。
 以下、引用。
 ──

2230kcal=2.6kwの発熱にかかる費用
石油ストーブ :17円
石油ファンヒーター:19円
石油FF系 :21〜26円
---------------------------------------------
エアコン(外気温7度・2度・-15度での費用)
COP6(最 新 型):10円・13円・15円
COP5(普 及 機):12円・16円・18円
COP4( 5年落ち):15円・20円・22円
COP3(10年落ち):20円・27円・30円
----------------------------------------------
ガスストーブ :30円
ガスファンヒーター:31円
-----------------------------
電気ストーブ :60円
セラミックヒーター:61円
ハロゲンヒーター :60円
オイルヒーター :60円
蓄熱暖房 :60円
-----------------------------

http://logsoku.com/thread/gimpo.2ch.net/kaden/1235753773/
Posted by 管理人 at 2011年02月11日 22:43

 ──

(転載、終わり)

 なお、上記の数値の時点は 2011年である。現在のエアコンでは、もっと向上しているだろう。
 ついでだが、エアコンの省エネ性能は、普及品であるか高級品であるかで、かなり違いが出る。普及品だと、省エネ性能もいくらか悪い。上記の数値は、たぶん高級品の数値。
 
Posted by 管理人 at 2017年12月05日 07:55
じっとしているか、動いて家事をしているかなどにもよりますが、体感温度とか局所暖房の視点を含めてもエアコンの優位性は不変なんでしょうか。
Posted by 作業員 at 2017年12月05日 09:21
 普通、屋内では手袋をしないのですが、寒い場合は手袋をするのもいいと思います。指先が出る手袋なら、PC作業や読書もできます。
 また、マスクをしていると呼吸による排熱を減らせるので、かなり暖かくなります。
 以上は、空気が冷たい場合に有効ですが、床が冷たい場合は、靴下の重ねはきとスリッパ(くつ)の使用が効果大です。
 もちろん、マスクや手袋、靴下などは、体温や気温に応じてこまめに着脱しないと不快になるか体によくないことがあります。衣服でも同じことですが。

 新しいエアコンは、使用した電気エネルギーを直接熱エネルギーに変換するのではなく、外気の熱エネルギー(気温℃がマイナスでもエネルギーはある)を取り込むのに使っているから、使用した電気エネルギーよりも部屋を暖める熱エネルギーが多くなるわけですね。
Posted by ishi at 2017年12月05日 11:17
>ishiさん
エアコンは昔からその方法で温めたり冷やしたりしてました。
新しいエアコンは技術の進歩で性能が良くなっただけです。

   * * *

人体の放熱は、発汗:対流:放射=3:3:4なので、放射がバカになりません。放射によって部屋にあるすべての物体とエネルギー交換をしているので、部屋全体を暖かくしないと、寒さを感じてしまうのです。

1980年代以降に建てられた家なら、不十分でも断熱されているので、窓を複層ガラスにしたり、二重窓にするだけでも、断熱性能は上がると思います。

もともと東京の1960年代初めに建てられた無断熱の家に住んでいたので、真冬の夜には室温が5℃くらいまで下がり地獄でした。ただし、その生活がふつうだったので、地獄だとは思いませんでしたが…。

家を建て替えるので、半年間(冬季)、1970年代初めに建てられた無断熱の団地(2DK)に住みましたが、断熱性能は格段に高くなり、石油ファンヒーター1つで全室暖房できました。団地の部屋は、壁・天井・床の6面体うち、2面しか外気に接していないので、断熱されてなくても、断熱性能は高いのです。我が家はいちばん端の部屋だったので、3面を外気に接していましたが、上記のとおりでした。ただ、単層ガラスなので結露が酷かった。

新築の家は、厚さ5cmの押出法ポリスチレンフォームの外断熱で、長期優良住宅なのですが、付加断熱(外断熱+内断熱)にすれば、もっと省エネできたと、ちょっと後悔しています。
Posted by 王子のきつね at 2017年12月06日 14:11
下半身(特に足もと)をあたためるに限りますね。下半身さえ暖かいと、上半身の防寒が多少甘くても寒さをあまり感じません。

北国に住んでた頃の感想です。
Posted by 反財務省 at 2017年12月11日 19:50
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