──
足温器は省エネの暖房器として有益だが、寒さが強いときには、暖かさが足りなくなる。こういうとき、どうするか?
私は以前、ドライヤーの熱気を吹き込んでいたが、これは電気をいっぱい食って、省エネにならない。もっとうまい方法はないか? ある。ソフトあんかを併用するのだ。
http://amzn.to/2jlw94G
こういうソフトあんかを、足温器のなかに入れる。そのソフトあんかの消費電力である 20〜30 W の分だけ、熱量が増す。
あまり寒くないときには、これを使わないでおくが、寒なったら、これを追加するといい。ずいぶん、暖かくなる。
( ※ 足の裏は、足温器のヒーターで温める。足の甲は、ソフトあんかで温める。足の上と下からヒーターで温めるので、足が温かい。)
──
なお、電源をいっしょに ON/OFF するには、「三つ叉コンセント」(トリプルタップ)または「三つ口 電源コード」を使うといい。
これに二つの電気器具を差し込んでおいてから、これを別のコンセントに差し込む。その後、三つ叉(三つ口)の方をはずせば、二つの電気器具がいっぺんに OFF になる。
※ こいつは 100円ショップ(ダイソー)でも売っている。
ただし価格は、100円よりも高いこともある。
【 関連項目 】
→ 足温器の電源を切るのを忘れない: Open ブログ
http://amzn.to/2zAnkLx
高齢であったり、生活習慣病(特に糖尿病)をかかえた方は手足のような末梢の感覚が鈍くなっていることも多いですし、低温やけどは40〜50度くらいの一見やけどにならない程度の温度の物体に長時間接触していることで起きます。
また普通のやけどよりも低温やけどの方が治療に難儀することが多いです。
就寝中ならば問題があるかもしれませんが、昼間の足温器ならば、気づかないはずがないでしょう。
また、本項は、「足温器では温度が低すぎる場合」の話。高温よりも低温が問題となる。
あと、そもそも厚い靴下をはいていることが前提であり、むき出しの肌ではありません。原理的に、やけどが起こるはずがない。
就寝中のあんかだと、靴下をしない場合には、危険はあるでしょうね。だけどそれは、本項とは別の話。
43度くらいの気持ちよいと感じるような温度環境に3~4時間くらいさらされるだけでも細胞はダメージを受け始めます。そしてこのような暖房を毎日使用すれば、細胞にダメージが蓄積していきます。
確かに靴下をしている方がよいですが、このように空気の流れが足温器などのように密着し、かつ空気の流れが悪い暖房器は温度が40度代に容易に到達します。
外表に出てくる症状はそれほど派手でもなく、ちょっと暖房器具から離れると一旦おさまることも珍しくありません。しかし、細胞はダメージを受けていてそのダメージが回復しないうちに翌日を迎え、またダメージを受ける…という繰り返しで気づいたときには意外なほど深刻になっている、ということが十分ありえるんですね。
特に低温やけどはどちらかというと体表よりも深部がダメージを受けますので治療が非常にやっかいですし、体内に膿がたまり、そこから敗血症になる、ということも十分あり得ます。
40代よりも前の人ならおそらくほとんど心配ありませんが、50代に入ると意外なほど末梢の感覚(特に足)は鈍ってきていますし、糖尿病などをもっていてればより感覚は鈍ります。そして糖尿病は免疫力が落ちますので、こうした低温やけどの症状が非常に重くなる傾向があります。
もちろん就寝中にこのようなものを使用している方がリスクが高いのは確かですが、日中の利用でも十分起きえるものだと注意喚起しておきます。