2017年08月22日

◆ 偵察用の小型ドローン

 偵察用の小型ドローンが開発されている。無人偵察機はもはや時代遅れだ。

 ──

 無人偵察機のグローバルホークはダメだ、と前項で示した。
 その代案として、ドローンの方が良さそうだと思ったが、どうせ開発中だろうと思って調べてみたら、すでに大幅に開発が進展しているとわかった。
 《 ドローンが大群で襲来する未来…米国防総省が実験成功 》
 大量の無人機(ドローン)が“群れ”になって襲いかかる−。米国防総省は9日、マイクロドローン103機の集中運用テストに成功したと発表した。マッハ0.6の戦闘速度で飛行中の戦闘機から放出されたマイクロドローンは“頭脳”を持ち、各機が協力して作戦行動を行うことに成功したという。
 公式映像では、3機の米戦闘機「F/A−18ホーネット」の翼下の細長い容器(ポッド)から、小さな黒い物体が放出されているが、これが翼などを折りたたんだマイクロドローン「Perdix(ペルディックス」(ヤマウズラ)だ。
 長さ約16・5センチ、翼の幅は展開状態で約30センチ。プロペラで推進し、約20分飛行できる。重さは約290グラム。
( → 産経WEST





 これの美点は、非常に安価なことだ。このことから、幾つもの利点が生じる。

 (1) 安価なので、多数配備できる。
 (2) 安価なので、対空ミサイルで撃墜されても問題ない。
 (3) 多数配備中なので、対空ミサイルで撃墜されにくい。
  (ひとつ撃墜されても、他は無事だから問題ない。)
 (4) 撃墜されにくいので、低空飛行が可能だ。
 (5) 低空飛行できるので、鮮明な画像を収集できる。

 いいことずくめ。しかも、格安。これが次世代の無人偵察機だろう。グローバルホークは、導入した時点で、ゴミになりそうだ。

 ──

 なお、これは米国から輸入してもいいが、日本で独自開発してもいいだろう。(グローバルホークの導入費用の相当額の)600億円もかからずに、安価で開発できそうだ。



 [ 付記1 ]
 中国はもっと大型のドローンを開発中だという。これはドローンというより小型無人偵察機という感じだが。
  → 中国の新型軍事用ドローン、海外から過去最大の受注=新華社 | ロイター

 [ 付記2 ]
 偵察でなく爆撃用には、小型のドローンではなく、大型の爆撃機を使う。
 2016年9月13日(火)、アメリカ空軍はグァムに駐留する大型爆撃機B-1B「ランサー」を日本および韓国へ派遣。日米韓3か国による共同訓練が行われました。
 B-1Bはまず、航空自衛隊のF-2戦闘機と編隊飛行を実施。そして日本海上空の日韓ADIZ(防空識別圏)境界からは、空自機に代わり韓国空軍のF-16、F-15戦闘機によってエスコートされつつ、韓国上空まで飛行しています。
( → 北朝鮮の核受け、米が爆撃機のうちB-1Bを派遣した意味

 グアムのアンダーセン空軍基地に前方展開する第37遠征爆撃飛行隊(37EBS)のB-1Bランサーは2017年8月7日(月)、航空自衛隊F-2戦闘機、韓国空軍KF-16D戦闘機と訓練を実施しました。
( → 37EBSのB-1Bランサー、配備後初任務で空自F-2、韓国KF-16と訓練



posted by 管理人 at 06:51| Comment(1) |  戦争・軍備 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
賛成です。が、日本は軍事ドローン分野は何周も遅れています。特に「群制御」ソフトウェアでは。
https://roboteer-tokyo.com/archives/9159
Posted by 通りすがり at 2017年08月22日 10:54
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