2017年08月21日

◆ グローバルホークは導入中止か?

 無人偵察機グローバルホークは、導入中止に向かいつつあるそうだ。

 ──

 これは朝日新聞の記事。
 《 無人機グローバルホーク導入中止を検討 費用23%増 》
 上空から監視する無人偵察機「グローバルホーク」の導入について、防衛省が中止を含めて見直す検討を進めていることが分かった。導入を決めた際は3機分で約510億円と見積もっていたのが、米国のメーカーが日本向けに製造するには追加費用がかかることが判明。約23%増の約630億円にまで膨らむ見込みになったためだ。複数の政府関係者が明らかにした。
 防衛省関係者は「 **** など、今後も高額の装備品の購入が続く。費用の面ではグローバルホークの導入は極めて厳しい状況。あとは、政治決断だ」と話す。
( → :朝日新聞 2017-08-21

 あまりにも高額すぎて、防衛省の現場はお手上げという状態だ。つまり、現場はグローバルホークを望んでいない。政府が米国に献金(?)するために買うかどうか、という話になっている。軍事的な効果ではなく、政治的な献上金を出すかどうか、という話になっている。

 ──

 軍事的にはどうか? 
 グローバルホークは、価格が高額になりすぎたので、(コスパの面で)導入しない方がいい……という話は、本サイトでも前に記した。
  → グローバルホークは必要か?: Open ブログ

 ここでは、「北朝鮮の対空ミサイルは旧式のものばかりだから、有人機を飛ばすだけでも足りる」というふうに記した。

 ただしこの点は、最近、事情が変わってきた。北朝鮮は新型の高性能な対空ミサイルを開発中らしい。命中精度はともかく、距離の点だけは十分になりつつあるようだ。
  → 北朝鮮、対空ミサイル試射 金正恩氏が視察 - 産経





 事情が変わったからグローバルホークが必要になったか……というと、そうでもない。
 やはり、グローバルホークは不必要であるようだ。旧式・低性能・高価格・ボッタクリというふうに、デメリットだらけらしい。詳細は下記。
  → アメリカの「ぼったくり兵器」の押し売りに、ノーと言えない防衛省

 では代案は……というと、それも上記ページに書いてある。
 北朝鮮の偵察は海上自衛隊のP3C哨戒機を改造したOP3画像データ収集機がすでに行っている。撮った画像は鮮明とされる。OP3の飛行時間が10時間なのに対し、グローバルホークは36時間と滞空時間こそ優るが、精密な画像は上空から送れず、地上に戻って取り出す必要があるため、滞空型の利点は生かせないことになる。防衛省幹部は「高価格なのに性能はいまいち、といったところ」と不満を漏らす。

 というわけで、ざっとネット調べるだけで、「グローバルホークは導入するべきでない」と簡単にわかる。
 本項では、それらの情報を列挙した。(本サイトの独自の話は、特にない。情報の紹介だけです。)
 


 【 追記 】 (2017-09-01)
 すぐ上で示した通り、本項は情報の紹介だ。
 ところが新たに、本項の話とは逆の記事が出た。防衛省はグローバルホークを予算請求するそうだ。(報道が誤報だったのでなく、方針撤回らしい。)
 防衛省は、取得費が見積価格を上回る見通しとなったため、一時導入中止を検討していた無人偵察機「グローバルホーク」3機について、「北朝鮮などの監視に不可欠」として取得手続きを継続する方針を決めた。2018年度予算の概算要求に関連経費(4年間で 144億円)を計上した。
( → 防衛省概算要求:無人偵察機3機、取得手続き継続 - 毎日新聞

  → 無人機、導入継続費盛る 「グローバルホーク」 防衛省、概算要求:朝日新聞

 ──

 なお、私としては、「グローバルホークのかわりに、グレーイーグルを導入せよ」と提案した。下記項目。
  → 無人機 グレーイーグル (2017-08-30)
 
posted by 管理人 at 22:02| Comment(1) |  戦争・軍備 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 最後に 【 追記 】 を加筆しました。
 防衛省が方針撤回で、グローバルホークを導入するための予算請求をした、という話。
Posted by 管理人 at 2017年09月01日 21:55
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