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朝日新聞 2017-08-05 夕刊に、全面広告が掲載された。(画像クリックで拡大)

自動ブレーキを主とした安全装備について、大々的に宣伝している。
これはまったく異例のことだろう。安全装備をこれほどにも強調した全面広告なんて、見たことがない。
ただ、話の内容を見ると、合点が行かなくもない。というのは、
「ミリ波レーダー方式と単眼カメラ方式という、複数の方式で自動ブレーキを搭載していますよ」
というふうに強調しているからだ。
実は、このこと自体は、ホンダの昔からの宣伝通りなので、特に珍しくはない。( 2014年10月24日 )
→ 「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を発表
しかしながら、全面広告でことさら宣伝しているのは、他社との比較を訴えたいからだろう。といっても、トヨタやマツダは、ホンダと同様の「ミリ波レーダーと単眼カメラ」という方式だ。となると、ホンダの狙いはただ一つ。「単眼カメラだけ」という日産を狙い撃ちにしているのだろう。当てつけ。イヤミ。
( ※ たぶん日産ノートあたりをターゲットにしているのだろう。なるほど。ノートは、ハイブリッドは優れているが、自動ブレーキはひどい。ホンダはうまい攻撃箇所を見つけたな。)
( ※ ただしグレースはセダンで、ノートはハッチバック。ボディタイプが違うので、直接は戦わないのかも。)
[ 余談 ]
よく考えたら、日産は小型クラスのセダンがなくなったみたいだ。前はティーダがあったが、今はもうティーダはないし、ラティオとシルフィは別クラスだ。
というか、そもそも、名前を変えすぎたせいで、名前を覚えてもらえなくなり、日産のセダンは人々の記憶に入らない。サニーやブルーバードやローレルでも残しておけばよかったのに、自分で自分の財産をすべて捨ててしまった。
オウンゴール。自殺行為。自己破壊。何やっているんだか。
ホンダが攻撃しなくても、日産はどんどん自滅していく。
ホンダの売上高は 3兆7130億円
日産 の売上高は 2兆7604億円
( → 毎日新聞 )
いつのまにか、これほど大きな差が付いてしまった。台数だけなら日産も十分にあるが、売上高ではホンダに大差を付けられてしまった。
ホンダなんて、元は N360 しか作っていなかったのにね。
トヨタが強すぎるせいで、日産は国内ではセダンを販売しにくくなっているようだ。フーガやスカイラインなんて、もはや消滅同然みたいなものだ。販売台数からしても。
( ※ セドリックやローレルは消滅してしまったし。)
日産のものと比べるのもおこがましいレベルで低性能です。
自製にこだわって性能低いんだとは思いますが。
2016年後半になると、対車両はほぼ満点だが、対歩行者がほぼ零点。ミリ波レーダーは十分でも、単眼カメラがダメだったようだ。
本日の記事は、新型車の新型装置だから、大幅に性能向上を果たして、まともになったのかもしれない。
ただ、対歩行者の性能は、あまり重視しなくていい。対車両の性能が一番重要だ。そこでミリ波レーダーを使って、ほぼ満点を取れるのであれば、少なくとも日産よりはマシでしょう。
標語で言うと、
「死にたくなければ、日産はやめましょう」(乗れば死ぬぞ)
「殺したくなければ、ホンダはやめましょう」(乗れば殺すぞ)
という感じかな。
総じてホンダは自製にこだわったせいか採用は早かったんですが制御のソフトウェアが甘い気がします。
ウソかホントかわかりませんがモービルアイの制御ユニット入れるらしいのでそうなるとまだ安心できますが。
因みにティーダは海外では少し前にモデルチェンジしたばかりでまだ売ってますよ。
ラティオは、1.2Lで小さすぎるし、すでに販売中止。
本項で言う小型車は、1.5L サイズだが、それはノートがあるだけで、セダンはない。
結局、日産はもう小型セダンは売っていない。(国内では。)
日本じゃセダンなんてクラウン位しか売れないので廃止自体はまぁいいんじゃないでしょうか。取捨選択の結果技術がドンドン無くなってる気もしますが、自業自得でしょうし。
Nissan Pulsar/Sylphy/Sentra (B17) which is effectively the sedan version of the C12.
compact class C12 Tiida/Pulsar hatchback
https://en.wikipedia.org/wiki/Nissan_Tiida#C12