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夏の夜にエアコンで涼しくすると、朝は冷えすぎて困る……という問題がある。
《 エアコンをつけたまま寝ると朝だるい理由 》
一昔前ならば、エアコンは寝つくときだけつけておき、寝ついたところの時間でオフになるようにタイマーをセットしておくのが、一般的だった。
しかし昨今のこの暑さでは、エアコンが切れれば、暑さのあまりたまらず目覚めてしまう人も多いだろう。寒くなりすぎないようにやや高めの温度に設定して、一晩中エアコンをつけておくというアドバイスが、最近では主流である。
ただこのように助言すると、
「エアコンつけっぱなしで寝ると、次の朝だるいんですよね」
と返されることがある。
( → 熱帯夜対策を再考する(西多昌規) )
朝にだるいのは、冷えすぎだからだろう……と結論している。
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そこで、これへの対策として、「エアコンの温度設定が途中で高めの温度になればいい」という見解がある。
これについて調べた人がいる。すると、すでに各社でこの機能を出しているそうだ。下記の通り。
→ https://goo.gl/X3udHY (ダイキン)
→ https://goo.gl/dB9ae2 (日立)
→ https://goo.gl/KynFdA (パナソニック)
→ https://goo.gl/G9fDNe (三菱電機)
→ https://goo.gl/2343Dd (日立・解説)
調べてみたところ、最も高機能なのは、パナソニックである。スマホを使って、そのコンピュータ機能を利用して、高度なアプリを使える。(「おやすみナビ・アプリ」という。「おやすみナビ」という機能を使うための、専用にあるスマホ・アプリ。)
ただし、そのために必要な機器がある。まずはブロードバンドルーターが必要だ。(これはたいていの家にはすでにあるが。)
その上で、次の双方が必要だ。
・ 専用の発信器(親機)
・ 専用の子機(家電1台に1個ずつ。約 5000円。)
( ※ 以上は、「おやすみナビ・アプリ」の作動条件を見るとわかる。)
このことを知らないで、カタログスペックだけ見て、「この機種は おやすみナビ・アプリ を使えるんだ」と思って購入した人が、「実は使えない」(機器を購入しないと使えない)と知って、「がっかりした」「だまされた」と思う事例も発生する。
→ 価格.com - パナソニック CS-256CF のクチコミ掲示板
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では、どうすればいいのか? 結論としては、こうなる。
「ダイキンか日立の最新型の機種を買えばいい」
どちらかというと、ダイキンの方が売れているし、機種も多いので、ダイキンの方がお勧めだ。特に安いものを示すと、下記だ。
http://amzn.to/2t2XPyf
http://amzn.to/2t2Y5gR
どっちでもいいが、送料には差があるので注意。
また、どちらも工事費は含まれていない。工事費込みの業者だと、もっと高くなる。
ただ、ざっと調べたところ、「エアコン工事費」でググると(地域別の業者が出るはずだが)、15,000円 前後で済む。一方、工事費込みのエアコンを購入すると、18,000円 ぐらい高くなるようだ。
http://amzn.to/2tDXT9s
価格に大差がなければ、こっちを購入してもいいだろう。
また、Amazon 以外のネット業者(価格コム)などで購入するという手もある。ただ、工事の有無に注意。遠距離の店だと、工事はしてもらえないはずだ。
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まとめ。
・ エアコンは、最新型だと、冷えすぎ防止機能がある。
・ パナソニックは、使えるはずだが、使えない。注意!
・ ダイキンと日立がお薦めだ。安価な製品でも使える。
・ 上記以外の格安品(無名メーカー)はダメだ。
※ 最後の「無名メーカー」というのは、ネットで探せば見つかる。格安品を捜せば、聞いたことのない社名の製品が出てくる。機能はシンプルであり、睡眠時のための機能はない。(確認済み。)
[ 付記 ]
この機能が搭載されたのは 2015年の一部機種が初めてで、2016年から全面的に採用されたようだ。したがって、2016年以後の製品を購入すればいいわけだ。(ダイキンの場合)
昨年から全面的に導入されたとなると、比較的、新しい機能である。昨年はまだ導入されたばかり。知らない人が多いのも、不思議ではない。
量販店の委託を受けて4m位の配管キットを使って一日に6-8台取り付ける業者と、必要に応じて配管の切断、溶接もするため一日に2-3台取り付けがせいぜいの業者では工事に質に随分差があると。