2017年05月17日

◆ 必要とされない職には就かない?

 必要とされる職に就くといい。(前項)
 では逆に、必要とされない職には就かない方がいいか? 

 ──

 前項 では、職業選択の指針として、
 「人は、やりたいことをやるよりも、必要とされることをやるべし」

 と結論した。

 では、その逆として、
 「人は、必要とされないことをやるべきでない」

 と言えるだろうか? 

 これは、ちょっと込み入った問題なので、考察を要する。

 ──

 事例を挙げて示そう。

 (1) 農家

 農業は、けっこう楽しい職業であるらしい。特に、人付き合いが苦手な人や、都会暮らしが苦手な人には、田舎の自然のなかで暮らして、家族そろって暮らすことが楽しいらしい。
 たしかに、朝から晩まで会社で働いて、満員電車に揺られて、帰ったあとは疲れて寝るだけ……なんて言うのでは、いくら高収入でも、しんどいだろう。むしろ、低収入であっても、夫婦で仕事をして、夕方には家に帰る……という生活の方が健全だろう。
 だから、「やりたいことをやる」という意味では、農業はかなり好ましい職業だ。実際、喜んでいる人の例がある。
  → 新米農家の里山ライフ:朝日新聞(一覧)


nouka_family.png


 しかしながら、農家というのは、日本では補助金と関税で守られた職業だ。端的に言えば、所得の半分は補助金と関税によって、他人からもらっている金だ。補助金は、直接国からもらえる。関税の分は「消費者が不当に高値を払わされる」という形で、売上げが上乗せされる。

 要するに、農家というのは、楽しいことは楽しいのだが、所得の半分は「他人から恵んでもらう」という乞食みたいな職業であるわけだ。
 ただし、乞食とは根本的に異なる点もある。普通の乞食は、相手の善意によって金を恵まれ、もらったあとにはお礼を言う。一方、農家は逆で、国の金を強引にむしり取り、しかもそれを正当視する。その意味で、居直り強盗みたいなものだ。もちろん、本人は罪の意識などまったくない。

 だから、まともな頭と倫理観があるなら、「他人から金を恵んでもらって、楽しいことをやる」というのは、とても後ろめたいだろう。自分では年に 100万円分ぐらいしか生産していないのに、補助金と関税のおかげで、200〜300万円ぐらいの所得を得るのだから、後ろめたくなって当然だ。
 とはいえ、まともな頭も倫理観もなければ、自分が金を恵んでもらっているということに気づかないから、後ろめたさもないまま、「農家って楽しいなあ」と喜ぶわけだ。……朝日の記事は、その典型だ。

 ここでは、やりたいことばかりをやっている。そのせいで、必要とされない農業をやるわけだ。


 (2) アニメーター

 アニメーターは、(最賃法の)最低賃金をはるかに下回るような、低賃金がまかり通っている。
  → アニメ産業の低賃金
  → アニメーターの労働法違反
  → アニメ最賃法を制定せよ

 どうしてこういう馬鹿げたことが起こるか? アニメーターの志望者が、「アニメーターになりたい」という意識が強すぎて、低賃金を受け入れるからだ。
 つまり、「やりたいことをやる」という方針を取るアニメーター志望者が多すぎるからだ。

 ここでも、やりたいことばかりをやっている。そのせいで、必要とされないアニメーターになるわけだ。

 ────────

 以上の (1)(2) で、農家とアニメーターの例を見た。いずれも、社会的には必要性のない職業だ。

 農家は、減ってもいい。農業そのものが大幅に縮小していい。そうすれば、輸入品が増えて、市場価格は大幅に下がり、消費者は喜ぶ。
( ※ 「自給率が大事」と叫ぶ人もいるが、どうせ日本の農業は、畜産の飼料などの輸入で、もともと自給率は低い。自給率なんて、あまり意味はない。)

 アニメーターも、減ってもいい。むしろ、現状ではやたらとアニメが多すぎる。こんなに大量のアニメが放送される必要はないのだ。前にも述べたとおり。
  → アニメ産業の低賃金
 
 農家とアニメーターは、どちらも必要性のない(少ない)職業だ。やっている人は「楽しー、うれしー、すごーい」と喜んでいるのだろうが、本人が喜んでいるだけで、社会的な意義などはまったくない。ま、高品質な商品を作って、顧客に感謝されることはあるだろうが、それは他の商品の場合と同様だ。それは社会的な意義というのとは違う。
 医者とか教師とか警察官ならば、社会的な意義は大きい。一方、牛肉やメロンやサクランボなどで、どれほど高品質で高価格なものを作っても、それは社会的に意義があるわけじゃない。(庶民にとっては何の関係もない。)


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 というわけで、結論としては、こうなる。
 「必要性のない職業というものもある。そういう職業を、楽しいからというような理屈で、推奨するべきではない。推奨すればするほど、他の人々の負担が増える。その意味で、一種の泥棒であり、一種の悪である」

 ──

 「やりたいことをやろう」というような方針で、「農業は素敵だ」というふうに記す新聞もある。(朝日のことだ。)
 しかし、こういうのは、「自然環境や農業は、緑の風景が多いので、素晴らしい」という発想に凝り固まったせいで、自分が何をしているかを理解していない。「社会的に必要とされていないことをしており、一種の悪をなしている」ということを理解していない。
 朝日のようなエコ信者や、自民党のような農家べったりだと、「国の金を奪って、環境や農業を推進するべきだ」と思いたがる。しかし、「それは一種の泥棒なのだ」という倫理観を働かせるべきだ。
 どれほど善行をしているつもりでも、他人の金を奪ってやるのであれば、それは決して善行ではないのだ。

 職業選択では、
 「何をすれば楽しいか」
 よりも、
 「必要とされるか」
 を考えるといい。
 そうすれば、必要とされる仕事に就くことができるだけでなく、必要とされない仕事に就くのを避けることができる。
 


 【 関連項目 】

 (1)
 「どれほど善行をしているつもりでも、他人の金を奪ってやるのであれば、それは決して善行ではないのだ」
 と本文中で述べた。
 この件について詳しく論じた項目がある。
  → 善と偽善 : nando ブログ
 善と偽善の違いはどこにあるか? 善なる行為をなすか否かではない。善なる行為をなすには、それなりの負担が必要だが、その負担を誰が払うかだ。
  ・ 自分で負担するなら、善である。
  ・ 他人に負担させるなら、偽善である。(ほとんど詐欺に近い。)

 自分では何も負担しないで、他人に負担をおっかぶせて、自分ではいいことをした気になる。……これが「偽善者」の本質だ。

 「エコを推進しよう」という意見を持つ人の多くは、この発想に凝り固まっている。自分でエコを推進するのではなく、他人の財布の金を奪ってエコを推進しようとする。
 その一環みたいなもので、「農業を推進しよう」という発想がある。そこでは、「他人の金で」という言葉が抜けているのだが。
 
 (2)
 日本の農業が非効率であり、補助金と関税で莫大な援助を受けている……という話は、TPP の解説項目で述べた。
  → TPP後の農業政策 2 : nando ブログ

 実例としては、さとうきび がある。4000円を生産すると、16000円をもらえて、5倍の所得となる。
  → 辺野古の問題 : nando ブログ
 つまり、収入の8割が補助金など。これではもはや、農業というより、乞食みたいなものだ。どうせなら、何もしないで金だけもらって、あとは輸入品で済ませた方が、ずっと利口だろう。

 現状では、その恩恵に浴しているのは、天下りなどの役人だ。バターでは、関税と輸入差益のおかげで、濡れ手で粟のボロ儲け。
  → TPP とバター
   (最後のあたりで詳しい情報を示している。)

 (3)
 「農業を推進するために、高齢者よりも若者を導入しよう。そうすれば農業という産業が活性化する」
 という発想がある。しかし、これは間違いだ。この件は、下記で説明した。
  → 農業再生と生産性向上 : nando ブログ
  → 農業人口の減少 : nando ブログ

 上記の内容は、次の通り(要旨):
 農業という産業は、補助金漬けの産業だ。つまりは、自立した産業ではなく、一種の福祉事業である。国から金をもらうことでかろうじて成立するような産業では、高齢者が参入するのは仕方ないとしても、若者を招くべきではない。都会では職を得られない高齢者のために福祉の金を出すのはわかるが、都会で職を得られる若者のために福祉の金を出すべきではない。
 農業を活性化したいのであれば、若者向けに補助金を出すのではなく、補助金そのものを削減するべきだ。そうすれば、自立できるような農家だけが残り、他の農家はつぶれる。このことで、産業が効率アップする。(同時に、量は縮小する。失業者は多数出る。)
 このあと、失業した農民については、何らかの福祉手当を出せばいい。(例。農地を手放した農民に、農業年金を与える。農地の対価として。その原資は、現在の補助金の金。)
  → TPP後の農業政策 2 : nando ブログ

posted by 管理人 at 22:13| Comment(24) | 一般(雑学)4 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
日本は海洋国家だから自給率が低くても良い
大陸国家の妨害に注意
Posted by 片柳 at 2017年05月18日 05:02
 最後の 【 関連項目 】 の (1)(3) を加筆しました。
 タイムスタンプは 下記 ↓
Posted by 管理人 at 2017年05月18日 06:16
いつも鋭いご指摘を紹介していただきありがとうございます。

「必要のない職業に就くことを推奨するべきではない」という主張には賛成です。

しかし、農業を必要性のない(少ない)職業とするのは反対です。
食糧の供給を海外に依存することは、有事の際に致命的です。まして海洋国家ならば海上封鎖のリスクがあり、なおさら食糧自給率の向上に努める必要があるでしょう。

管理人様がご指摘のとおり農作物の買い取りを税金で支えているという問題を解決するべきと考えます。

日本でもイスラエルのように農業技術を発展(IT技術を活用)させて効率的に農作物を生産できるようにしたいものですね(税金無しで産業が成立するようにしたい)。
http://diamond.jp/articles/-/93582
Posted by 大学生 at 2017年05月18日 09:34
世界中の先進国は農業に補助金をつぎ込んでいるという事実をご存じないようだ。

アメリカでは、農業がしたいと農地を借りると、農家(地主)から「役所に届けな」と言われる。役所に行って、農地を借りた証書を見せると、戸籍謄本を取るくらいの早さで、補助金がもらえる。BS1のドキュメントでやっていた大学生の稲作体験みたいな番組だったが、その補助金で、農業機械を借り、農薬と肥料、種子を買っていたので、農地と人手さえあれば丸儲けじゃんと、さらに驚いた。これはカリフォルニアの例だったが、州によってちがうのかもしれない。

EUでは、農家に所得補償があり、農産物の国際価格との差額を払ってもらえる。フランスで農家が文句を言っているのは、新加盟の南欧・東欧諸国との関係で補償金が引き下げられたからだ。日本との違いは、関税で農産物価格を引き上げないことで、非農業従事者からも文句が出ない。新自由主義者は所得補償そのものに文句をつけてるけどね。w
Posted by 王子のきつね at 2017年05月18日 11:56
> 世界中の先進国は農業に補助金をつぎ込んでいるという事実

 下記で言及済み。
  http://nando.seesaa.net/article/446429574.html

 本項の趣旨に戻ると、
 「だから日本でも補助金を出してもいい」
 というふうにはならず、
 「だから日本では補助金を出さない方がいい」
 となる。なぜなら、他国が税金投入で価格を下げてくれるのなら、その価格の下がった商品を買うことで、日本自身が補助金をもらうのと同等の効果が生じるからだ。他国が補助金を100出せば、そのうち半分ぐらいは地元の農民に渡り、残りの半分ぐらいは市場価格低下で購入者に渡る。ならば日本は、対抗して補助金を出すよりも、補助金で価格の下がった農産物を購入する方がいい。

 他人が馬鹿なことをしているときは、競争していっそう馬鹿になればいいのではなく、馬鹿をやめるのが得策だ。

 ──

 ちょっと見たら、次のデータがあった。(引用)

■ 面積あたりの農業予算比較
日本 100万円 / ha
豪州 400円 / ha
米国 5000円 / ha

http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/51559970.html
Posted by 管理人 at 2017年05月18日 12:57
>食糧の供給を海外に依存することは、有事の際に致命的です

餓死するほど物流が途絶えることはないでしょう。
日本を海上封鎖するとしたら、米国以外にはあり得ない。米国と戦争するのはありえない。
米国以外と戦争するのなら、日本を海上封鎖することはないので、食料に関する限りは、心配ない。米国の支援により、いくらでも食料は来る。
国内の食料でも、カロリーベースでなら、あまり不足は生じない。牛や豚の餌となるはずの農産物を食べればいい。

どうせ戦時の心配をするのなら、石油の心配でもした方がいい。

> 海洋国家ならば海上封鎖のリスクがあり、

広い海岸線がある日本を全面的に海上封鎖することは無理でしょう。そのためには日本と米国の海上戦力をすべて無効化することが必要だ。そんな国は存在しない。

ちなみに、海軍の力を比較すると、日本は中国軍を大幅に上回っている。ロシア太平洋艦隊をも上回っているはず。
 http://schmidametallborsig.blog130.fc2.com/blog-entry-344.html

 米国を除くと、極東で最大の海軍は海上自衛隊です。海上封鎖の心配の必要性は皆無。
 どうしても心配なら、備蓄を増やせばいい。ただし、(極東)有事への心配だけなら、世界各地の倉庫がそのまま日本の備蓄となる。実質的には、心配不要。

 仮定だが、米国と戦争する場合もある。すると、日本が海上封鎖されるような敗勢の状態では、制空権も失っているはずで、枯れ葉剤が大量に撒かれるはずだ。農地で農産物を生産することは不可能になっているはず。米国と戦争をしたら、自給しても意味がないですね。

> 効率的に農作物を生産できるようにしたい

 現実的には無理です。日本には広い平地がない。最大の関東平野だって、丘陵が多い。おまけに関東ローム層は農地に適さない。(重要!)
 http://nando.seesaa.net/article/427984262.html

 結局、土地の制約ゆえ、生産性はどうしても上がらない。
 一方で、平地を農業のために使ったら、他の産業や住居のための土地を大幅に奪われる。農業が生き残って、他の産業や住居が壊滅する。そういう弊害が生じます。
 最善の策は、農地を大幅に削って、都会の住宅地を増やすこと。日本に必要な農業は、生鮮野菜と生乳だけでしょう。他はすべて輸入でまかなった方がいい。そうすれば、莫大な平地を有効利用できるようになる。住宅取得コストが大幅に減少するので、生涯所得が大幅に上昇するのと同じ効果が生じる。

 ※ 日本でまともに農業が成立するのは、北海道ぐらいでしょう。他の土地では、どうしても生産性が上がらない。土地制約ゆえ。

 ──

なお、「世界同時飢饉」の心配も必要ない。「世界同時飢饉で、日本だけが例外的に飢饉でない」ということは、確率的に言ってあり得ない。
Posted by 管理人 at 2017年05月18日 12:58
> 日本を海上封鎖するとしたら、米国以外にはあり得ない。

中国が現代の機雷を使えば、日米海軍は大きな制約を受けるでしょう。
現代の機雷は、海底に設置して、水上艦の種類を識別し、攻撃してきます。設置は容易ですが、除去は大変です。
http://www.sankei.com/premium/news/160507/prm1605070006-n6.html

少数ならば潜水艦から設置可能(ほぼ防げない)。
多数ならば航空機から設置(制空権を抑えなくても、設置するときだけ飛べればいい)。

さらに中国海軍の規模は海上自衛隊の規模を大きく上回っており、その差は開く一方です。
(最大の脅威である潜水艦は中国60隻に対して、海上自衛隊は20隻。水上艦の数も人員も中国の方が多い。)

完全な海上封鎖は難しいかもしれませんが、海上の物流は大きな制約を受けるのは確かだと考えます。

> どうせ戦時の心配をするのなら、石油の心配でもした方がいい

おっしゃるとおりで、食糧だけでなく、エネルギー自給率も上げるべきですね(海底資源の開発が成功することを願っています)。

農作物生産に関するページも大変参考になりました。日本で大規模な農業をやるのは適していないんですね。

Posted by 大学生 at 2017年05月18日 15:39
>米国以外と戦争するのなら、日本を海上封鎖することはないので、食料に関する限りは、心配ない。米国の支援により、いくらでも食料は来る。

その代償として今以上に米国の意向に背くことが困難になるんじゃないかと。

農業の代替産業として日本が優位に立てる産業は?、に対する答えがない限り農産物ダンピングの国際競争からは逃れられない気がします。
Posted by 作業員 at 2017年05月18日 16:39
> 少数ならば潜水艦から設置可能(ほぼ防げない)。
> 多数ならば航空機から設置(制空権を抑えなくても、設置するときだけ飛べればいい)。

 潜水艦や飛行機で機雷を設置するというのは、無意味・無効です。なぜならそのためには、水深の浅い領域に来なくてはならないから。潜水艦がそんなことをすれば、飛んで火に入る夏の虫。みんな撃沈されてしまう。飛行機ならば、沿岸部まで来れば、やはりみんな撃墜されてしまう。
 潜水艦や飛行機が来るとしたら、敵軍(自衛隊)の軍備を破壊することが最優先です。機雷封鎖なんて、もっとずっと後の、最終段階でしょう。
 第二次大戦で言えば、米軍が最優先にしたのは、ミッドウェーやサイパンなどで日本の艦隊や飛行機を撃破することです。そして、それらの撃破が終わったあとで、ようやく機雷の出番となる。(本土を封鎖するため。)
 機雷封鎖の心配があるのは、日本の軍事的敗北がほぼ決まったあとです。それまでは、心配ない。
 むしろ、焼夷弾の心配でもした方がいい。第二次大戦でも、米軍は本土の民間攻撃の際、東京大空襲が優先でした。(地方の封鎖ではなくて。)
 封鎖による兵糧攻めなんて、現代の戦争では、あまりにも時代錯誤です。軍よりも民衆を死なせるだけ。効率がすごく悪い。

 ちなみに、潜水艦を撃沈するためにあるのが、ヘリ空母です。ヘリ空母がソナーをばらまいて、潜水艦を検知する。これをかいくぐって本土や沿岸に来ることは、まず無理。みんな撃沈される。
 潜水艦は、艦船のなかでは最強ですが、ヘリ空母には負ける。わざわざ沿岸部に来るわけがない。

http://j.mp/2qvy382
http://j.mp/2rhXPxn
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1259200017
Posted by 管理人 at 2017年05月18日 19:15
潜水艦は数ではないし、機雷封鎖を試みる事は米国太平洋艦隊をも敵にまわすことになるからその策は詰んでいると思います。
ただし、第一次大戦後に日英同盟が破棄されて英米同盟が締結された様に、日米安保(同盟)が破棄されて中米同盟が締結されたら我国は核の傘を失って孤立します。
その場合、日露や日印という選択肢しか残されないのですが、前者は危険ですし、後者は遠すぎます。日朝はあり得ないことも考えると、巨大な島国の覇権になびいて心変わりさせないことしかありませんね。

なんかお題とはずれてしまいすみませんでした。
Posted by 京都の人 at 2017年05月18日 21:50
今の機雷は優秀だそうです(磁気、音響、水圧、電界センサー、カメラ、コンピュータを搭載し、標的が軍艦か商船かも区別する)。
http://www.mod.go.jp/msdf/navcol/SSG/review/2-1-s/2-1-6s.pdf

妨害があるなかでの機雷設置は難しいので、とりあえずは開戦直前にこっそり設置するんでしょうね。

機雷はどこに、どれぐらいいるかがわからないのがやっかいです。心理的な効果がある。海上物流を制限された日本が軍事的、経済的にどこまで耐えられるかが心配です。

お題と話がずれてしまって申し訳ないです。
これ以上グダグダ言うのはやめます。すいませんでした。
Posted by 大学生 at 2017年05月19日 04:41
お邪魔します。
 農産物を売るか否かを決めるのはあくまで輸出国です。人は食料無しには生存できない以上、「農業のリストラ」は「自国の存続を輸出国に丸投げ」する事です。欧米が自国の農業に大枚の補助金をつぎ込んでいるのは、「他国の農業を壊滅させる事でその国への干渉・関与を可能にする事を目指す」という目的もあります。「兵糧攻め」を「実行」しなくてもちらつかせるだけで譲歩を引き出せるでしょう。石油といった地下資源は人間にはどうにもできず、シンガポールといった農業が不可能な国もありますが、できる余地のある事を放棄する事はないのでは。
 世界の人口は増え続け、耕作面積は増えるどころか減少しています(宅地他への転用とか酷使による荒廃他で)。近い将来農産物が思うように買えなくなってからやろうとしても、一度途絶した産業を復興する事は想像以上に困難です。「燐鉱石がある故に国民の労働を放棄したナウル共和国」みたいになるのではないかと思われます。
Posted by ブロガー(志望) at 2017年05月20日 11:01
> 農産物を売るか否かを決めるのはあくまで輸出国です。

 そんなことはないです。どこかの1国が売るのをやめても、他の大多数の国が同調しないで、販売する。だから、何も心配ない。たとえば、アメリカが農産物の輸出を禁止すれば、市場価格が高騰して、他の国がボロ儲けできるし、ボロ儲けできるのだから、他国でどんどん生産が増える。

> 「他国の農業を壊滅させる事でその国への干渉・関与を可能にする事を目指す」という目的もあります。

 それは大げさ。壊滅させることなんかできない。ちなみに、日本の耕作放棄地だって、いざとなれば、いくらでもサツマイモや米や大豆を作れます。日本には大量の「元農地」があれば十分。
 要するに、どこかの国が「輸出停止」を決めても、その国が損するだけ。輸入国は、ちょっと不便になることはあるが、別に、どうってことはない。

> 世界の人口は増え続け、耕作面積は増えるどころか減少しています

 同時に、単位面積あたりの収量は、大幅に増加しています。

> 一度途絶した産業を復興する事は想像以上に困難です。

 状況が同じならそうだろうが、食糧不足で価格が高騰すれば、復興は容易だ。
   食糧不足 = 価格が高騰
 という原理を理解しましょう。これがあるから、食糧不足は心配ない。

 現状では、米国やフランスが農業補助金を出している。これは供給過剰であることと同義だ。食糧不足になって、供給不足となって、価格が上昇する時期はあるかもしれないが、それだけのことだ。
 貧乏な途上国では、(高価なものを)買えないせいで餓死者が出るかもしれないが、日本は工業製品を作って、その金で食料を買えば済む。金さえあれば足りる。

> 国民の労働を放棄したナウル共和国

 労働を放棄すれば、滅亡は当然。遊んでないで、働いて、生産すればいいんです。遊んでいれば滅亡は仕方ないけどね。それは別の話。


 なお、万一だが、いざとなったら、飼料穀物を人間用に転用すればいい。最悪の場合でも、肉を食べられなくなる(かわりに牛や豚の餌になっていたトウモロコシを食べる)だけであって、食料の全体が不足することはない。

 ──

 ついでだが、食料不足と似たことは石油不足についても言える。石油不足が心配されたが、採掘コストがどんどん下がるにつれて、埋蔵量(= 採掘可能量)はどんどん増えている。心配はただの杞憂。

 ──

 参考:世界各国の単位面積あたり収量
  http://www.foodwatch.jp/primary_inds/whatisgood/31918
Posted by 管理人 at 2017年05月20日 11:39
>日本の耕作放棄地だって、いざとなれば、いくらでもサツマイモや米や大豆を作れます。

一度荒廃した耕作放棄地を畑に戻した経験があるのか?ほとんど不可能だよ。認識が甘いね。やれるもんならやってみろ。もしくは簡単に畑に戻した実例でも示してみ。
Posted by ななし at 2017年05月20日 22:12
> 耕作放棄地を畑に……ほとんど不可能だよ。

そんなことはないでしょう。もともと耕作可能な土地だったんだから。(ブルドーザーやバックホーを入れれば、何とかなるはずだ。)
ひるがえって、もともと耕作不可能だった土地を耕作可能にする方がずっと困難ですよ。

> 簡単に畑に戻した実例でも示してみ。

ググればいくらでも見つかりますよ。下記に多数あり。
 → http://j.mp/2qC2o4Fhttp://j.mp/2rEcyzj

ここから一例を示せば、下記。
 → http://www.town.nachikatsuura.wakayama.jp/forms/info/info.aspx?info_id=37298

私の言うことが信じられないときは、「ググレカス」と唱えるといいですよ。それでたちまち解決する。
Posted by 管理人 at 2017年05月20日 23:20
 食糧自給について、危機の場合への心配をしている人が多いが、論点がずれている。
 現状でも、「米・生乳・生鮮野菜」については、ほぼ自給ができている。これらについては、特に論点になっていない。

 論点となっているのは、競争力のない農産物。
   小麦・大豆・ジャガイモ・サトウキビ・
   バター・チーズ・牛肉・豚肉
 などだ。これらは圧倒的な高関税がかかっている。そのせいで消費者は莫大な金を払わされている。
 これらについて国産にこだわる必要はない、というのが論点だ。いざというときには、なくても人が死ぬわけじゃない。

 ※ ジャガイモは輸入禁止。そのせいで、不作だとポテチがなくなった。輸入解禁すれば、ポテチ不足にはならないのだが。
Posted by 管理人 at 2017年05月21日 08:13
農業には原理主義者がわきますからね、所詮宗教ですから理性的に説明しても無駄ですよ。
農業機械を動かす石油や、肥料を輸入しながら自給とか馬鹿馬鹿しいけど、それに気づきませんからね。
食料で買うか、石油や肥料で買うかの違いでしかなく食料の形で買う方が遥かに効率的なのは管理人さんの言うとおりだと思いますが、なぜか前者ばかり気にする人間ばかりです。
食料自給とかいうなら少しは作るのに何が必要なのか考えればいいと思いますね
Posted by RFT at 2017年05月22日 21:41
論点とは少しずれるかもしれませんし、ただの感想ですが、ご容赦下さい。
人は必要とされる仕事、社会的価値の高い仕事だけをするべきと言うのは、とても全体主義に近い考え方で、
組織が、社会がより良くなるためなら個人は犠牲になっても良いと暗に示しているようで、それは旧時代的価値観だなと思いました。
必要な仕事とはなんですか。必要とされない仕事とはなんでしょうか。
全員が社会の為を思い、社会維持と化学の発展のために個を殺して働くのが正しい世の中ですか?
私はそうは思いません。可能な限り個人の意思は尊重されるべきです。それに、必要な仕事ばかりでは新しい産業は生まれません。今までになかった需要を生み出すことで新たに必要な仕事が生まれるかもしれません。日本の農業は高付加価値化が図られています。より美味しい、新しい品種の開発、栽培、流通は必要では無いことですか。日本の知名度はアニメによって保たれている一面があります。Japanimation は外国人旅行客の目的の一つになりつつあります。
必要な仕事とはなんですか。
やりたいことを仕事にすることが幸せかはわかりませんが、その人の価値基準にあった職業選択が出来れば良いし、
そう出来るように学校で教えられたら良いなと思いました。
Posted by DonkeyKong at 2017年05月23日 03:13
> 社会がより良くなるためなら個人は犠牲になっても良いと暗に示しているようで

 それは誤読でしょう。前項で記しているように、

> 「必要性の高い職に就く」というのは、「給与が高い職に就く」というのに、ほぼ等しい。

 となるので、個人は犠牲になるどころか優遇されます。
 話の本質は、
  社会的価値の高い仕事 = 高い給料を払える仕事
 です。「給料が高い仕事に就け」というのとほぼ同義なので、個人は犠牲になるどころか優遇されます。あなたは話の方向を正反対に受け取っている。

> 必要な仕事とはなんですか。必要とされない仕事とはなんでしょうか。

 すぐ上に述べた通り。

> 全員が社会の為を思い、社会維持と化学の発展のために個を殺して働くのが正しい世の中ですか?

 あなたの誤読。または妄想。誤読した上で、妄想ワールドのなかで勝手な夢を描いている。

> 可能な限り個人の意思は尊重されるべきです。

 対比されるのは、全体主義ではなく、社会的価値(≒ 個人の生み出す生産物の量)です。
 例を言えば、月 10万円の価値を生み出すアニメーターか、月 40万円の価値を生み出す看護師か、というようなもの。前者よりも後者をめざすべきだ、ということ。
 なお、そのどちらに決めるかは、もちろん、個人の自由です。どちらでもご自由に。職業選択の自由は憲法で認められています。それを否定するわけではありません。

> 日本の農業は高付加価値化が図られています。

 それで自立できるなら問題はありません。私の主眼は「高額の補助金を廃止せよ」ですから、補助金なしでやっていけるなら問題ありません。あなたも「農業の補助金廃止」を主張するといいでしょう。
 アニメも同様で、最賃法を守るようにするべきでしょう。時給 1000円程度。

> その人の価値基準にあった職業選択が出来れば良いし、

 そのために時給 300円になるアニメーターを許容するようでは、あなたの話はただのブラック経営容認でしかありません。
 わかった! あなたはブラック経営者なんだ。発想がすべてブラック経営者の言い分そのものだ。
 「好きなことをやっているんだから、低い給料を我慢しろ!」
 それがあなたの言いたいことですね。(皮肉)

 ※ 「そんなことはない!」と反論しそうだが、実際、あなたの主張はそういうふうになっている。
 なぜかというと、ブラック経営を否定しているのが私の趣旨だ、ということに気づかないまま、勝手に見当違いの方向に誤読して、私の主張を否定しているから。そのせいで自動的に、ブラック経営を肯定してしまっている。あなたにそのつもりがなくとも、あなたの主張はブラック経営の肯定になってしまっている。……その根源は、あなたの誤読と曲解。
 本コメントの前半を読んで、私が何を言っているかを理解しましょう。「給料の高い仕事に就け」と言っているだけですよ。
Posted by 管理人 at 2017年05月23日 06:12
では、あなたは日本産の物は食べずに生活してください。
Posted by モト at 2017年05月28日 15:10
> 日本産の物は食べずに生活してください。

 それを言うなら、外国産のものを輸入できるようにしてからでしょ。話の順序が変ですよ。
Posted by 管理人 at 2017年05月28日 20:12
国内農業は無くなってもいいわけではなく、補助金による保護を無くし、健全な環境にすべき、と管理人は言っているだけでは?

それでもやって行ける人だけで、農業をすれば良いのでは?
Posted by 反財務省 at 2017年05月28日 21:08
管理人は農業をやっている人間は乞食で強盗だと言っている。このことから日本で農業をすることは必要なく、無くなってしまえと主張しているように思うがな。

以下は管理人の言葉。
>農家というのは、楽しいことは楽しいのだが、所得の半分は「他人から恵んでもらう」という乞食みたいな職業であるわけだ。
 ただし、乞食とは根本的に異なる点もある。普通の乞食は、相手の善意によって金を恵まれ、もらったあとにはお礼を言う。一方、農家は逆で、国の金を強引にむしり取り、しかもそれを正当視する。その意味で、居直り強盗みたいなものだ。もちろん、本人は罪の意識などまったくない。
Posted by ななし at 2017年05月29日 00:18
> 無くなってしまえと主張しているように思うがな。

 それは曲解または勘違い。「何を」という部分を後か敷いている。
 減らすべきは、農業をやっている人間です。農業従事者の数を大幅に減らすべき。
 一方で、農業生産そのものは、ある程度は維持するべきです。
( ※ 以上をまとめれば、「生産性を大幅に向上させよ」ということ。)

 そして、以上のことは、少しずつ実現されています。実際、農業従事者の数はどんどん減っているが、農業生産量そのものはだいたい維持されている。

 ただし、生鮮野菜や生乳などを除いて、かなり多くの分野では競争力がない。たとえば、サトウキビや、てんさいや、バター生産など。これらは、やめてしまって構わない。国内生産の必要性もない。
 
Posted by 管理人 at 2017年05月29日 03:58
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