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一部を抜粋して引用しよう。(数字は % )
《 世論調査―質問と回答〈3・4月実施〉 》
◆ 天皇の退位についてうかがいます。いまの天皇陛下だけが退位できるようにするのがよいと思いますか。今後のすべての天皇も退位できるようにするのがよいと思いますか。それとも、天皇は退位すべきではないと思いますか。
いまの天皇陛下だけが退位できるようにする 20
今後のすべての天皇も退位できるようにする 72
天皇は退位すべきではない 4
◆ いまの皇室に関する法律の「皇室典範」により、天皇の位につくのは、男性に限られています。天皇は男性に限った方がよいと思いますか。それとも、皇室典範を改正して、女性も天皇になれるようにした方がよいと思いますか。
男性に限った方がよい 21
女性もなれるようにした方がよい 75
◆ 皇室典範により、天皇は、父方に天皇の血を引く、いわゆる「男系」に限られています。もし、女性天皇の子どもが天皇になるとしたら、歴史上初めて、母方だけに天皇の血を引く「女系」の天皇を認めることになります。これまでの「男系」を維持する方がよいと思いますか。それとも、「女系」を認めてもよいと思いますか。
男系を維持する方がよい 24
女系を認めてもよい 72
◆ 終戦直後に皇室を離れて民間人となっている旧皇族が再び皇室に戻るようにするべきだ、という意見もあります。この考えに賛成ですか。反対ですか。
賛成 20 反対 67
( → 朝日新聞 2017-05-02 )

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最後の「旧皇族」の復帰について、反対が圧倒的多数になっている。このことは重要だろう。
なお、旧皇族の復帰がいかに馬鹿らしいかということについては、前に詳述した。
第1に、本流から分岐したのは室町時代であって、あまりにも本流から懸け離れている。
→ Y染色体の継承
第2に、旧皇族の(Y染色体の)遺伝子は、天皇の系統ではなく、間男の系統であるはずだ。このことは、旧皇族の(Y染色体の)遺伝子を調べれば判明する。浩宮や礼宮の(Y染色体の)遺伝子とはまったく別の系統の遺伝子だとわかるはずだ。(理由は上記項目)
仮に遺伝子のチェックをしないまま、旧皇族の人物を天皇に据えたりしたら、将来的に遺伝子のチェックがなされて、「この天皇は偽物だ!」ということになって、大スキャンダルになるだろう。
[ 付記1 ]
何だか馬鹿げたことを言っているように思えるだろうが、実は、安倍首相は、この「旧皇族の復帰」という線を選んでいる可能性が高い。安倍首相は、日本会議でも何でも、やたらとウルトラ右翼の路線を取るからだ。
今回の調査でも、天皇の退位については、
いまの天皇陛下だけが退位できるようにする 20
今後のすべての天皇も退位できるようにする 72
という世論が得られている。(同趣旨の世論調査はこれまで何度もなされて、報道されてきた。)
それにもかかわらず、安倍首相は、「いまの天皇陛下だけが退位できるようにする」という少数派の方針を取って、これをゴリ押しした。
( ※ 具体的には、「有識者会議」というのを開催して、その委員には、自分の意見に沿う人物を選任した。だから、世間では少数派の意見が、有識者会議で通ってしまった。有識者会議というのは、安倍首相の意見を通すための、隠れミノであるにすぎない。)
安倍首相がこういうウルトラ右翼の人物であるからには、天皇制の維持についても、「女性・女系は駄目だ」ということから、万一の場合には「旧皇族の復帰」という道を取るだろう。そのとき、日本の天皇は間男系に乗っ取られてしまうのである。
[ 付記2 ]
「間男」という話を聞くと、「皇室で不倫があったということか?」と疑問に思うかもしれない。
実は、そうではない。正しくは、こうだ。
「男の側が不妊体質であるので、お家断絶を防ぐため、あえて間男の遺伝子を導入した」
この場合、できた子は、間男と妻の遺伝子をともに備えているかもしれないが、一方、妻の遺伝子を備えていない可能性もある。この場合は、「純粋な養子」を迎えたことになる。……ま、どっちにしても、天皇の系統の(Y染色体の)遺伝子 は受け継がれていない。
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ytgw-o/FAQ.htm
天皇は家の当主ではない。
祭祀を司る王としての"位"であって、家の「当主」と性質がまったく異なります。
まあ皇位継承について詳しく書いてあります。
ここに
邦家親王の父である貞敬親王は、女子が多かった。
貞敬親王以前は、代々、男子が少なかった。
と書かれていますが早死が多かっただけで
貞敬親王は16人王子はいましたよ。
それ以外にも代々男子が少なかったわけでもなく
http://www.eonet.ne.jp/~yanaken/miyasama/keizu2.htm
ここに書かれてないだけで王子はたくさんいましたよ。
そこに書いてあるのを見たんじゃなくて、貞敬親王よりも前の5代ぐらいについて、 Wikipedia で見て、「王子が少ない」と判断したんです。
たとえば、 http://j.mp/2p8nrI1 では
伏見宮治仁王
王女:智観女王
王女:眞栄女王
王女:智久女王
と記されているので、王女だけ3人です。
他の代も、男子は少ないかゼロです。
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だけど、貞敬親王は、女子も多かったが、男子も多かったようですね。ここは私の勘違いでした。訂正しておきました。
※ 「間男された」という案のほかに、「一代前に間男された」という案も示していた。前者が否定されて、後者が残った。
http://www.news-postseven.com/archives/20150117_298812.html
ここには偶然だと書いてありますが。
あります。
上のリンクは、医学的な見解ですが、これは医学ではなくて統計と論理の問題です。医者の出番じゃない。この人は数学というものをまったく理解できていない。頭が悪すぎる。
たとえば、
「産まれる子供が女性ばかりだったとしても、それは偶然と考えるべきでしょう」
なんて言っているが、もし「子供が女性ばかり」だったら、その時点では、Y染色体は他の系統からのY染色体になる。元のY染色体はその時点で途絶えてしまう。(医学知識ゼロでも論理的にわかるはず。)
基本的に、Y染色体というのはときどき絶滅するのが自然なのである。(確率計算すればわかる。)
本来ならば絶滅してもおかしくないY染色体が、強引に「万世一系」「男子継続」の方針で維持されれば、そこには遺伝子欠陥が蓄積するのが当然だ。
皇室の場合は、特殊事情が働いており、本来ならば絶滅するはずのものが強引に維持されて、自然淘汰が働かなかった、という状況だ。こうなると、Y染色体の異常は蓄積される。
統計的に言うなら、明治天皇の子供はこうだった。( Wikipedia )
「男子5人、女子10人がいたが、成人した男子は大正天皇ただ一人である」
男子は、もともと生まれにくかったし、たとえ生まれても育たなかった。
これが偶然であるはずがない。
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なお、明治天皇まで、皇室は(近親婚ではないが近親婚に近い)血縁婚を繰り返しており、遺伝子が汚れていた。皇室や華族ではない民間人と結婚したのは、今上天皇が初めてだ。