2017年04月21日

◆ プリウスのデザインは分裂病

 プリウスのデザインは不評だが、それはなぜか?

 ──

 トヨタ・プリウスは、性能がとてもいいので、日本ではよく売れている。だが、米国では、新型になってから、不人気だ。それというのも、デザインが不評だからだ。
 日本では、デザインが不評でも、性能の良さだけで、売れている感じだ。日本ではデザインが好評なわけではない。

 ──

 プリウスのデザインについては、私も前に論じたことがある。リアから見たテール・ランプが駄目だ、という趣旨。
 一部抜粋しよう。
 まるで  という文字を、縦に細長くしたような、奇妙な形だ。

 これは、「カッコ悪い」と、さんざんの悪評だ。下記に詳しい。
  → 新型プリウスのテールランプを夜見ると他人の自分がこっぱずかしい


 だが、問題は、別のところにある。「カッコ悪い」だけでなく、「危険」なのだ。(以下略)

( → プリウスは危険だ(テール・ランプ)


prius-rear.png

 ここでは、デザインの悪さとともに、安全性の低さを指摘している。デザインの良し悪しは、副次的な話題であった。
 一方、本項では、デザインの良し悪しについて述べよう。
 このデザインは不評である。そのことは、私の意見だけでなく、あちこちでも見られる。ちょっとググったところ、次の見解が見つかった。
 《 プリウスのテールランプが生理的にあかん 得体の知れない感じがする 売れない理由はココなのか? 》
管理人TomTomが現行50系プリウスで決定的に違和感があるのがリアテールランプなのだ。
これだけはどうにもこうにも我慢ならない。

先日夜間に高速道路を走る機会があった。
その際に現行50系プリウスが走っていてその後姿を見ていた。
そこに浮かび上がるのは五角形の星を2つに割ったようなテールランプだ。
夜の闇に割れた星が漂っているのだ。

夜の闇に割れた星が漂っているのは生理的に受け付けない。
昼間はココまでの強い印象はないが、同じ方向性の違和感がある。
管理人TomTomの場合はこの現行50系プリウスのテールランプが決定打となり違和感がある。
オーナーさんには申し訳ないが見ていると生理的に気持ち悪いのだ。
( → 個人ブログ

 「生理的に気持ち悪い」という表現は、良く納得できる。
 では、それは、具体的にはどういうことか? 

 ──

 ここでデザインを見直すと、「生理的に気持ち悪い」というのは、夜のテールランプだけでなく、車の顔(フロント)のデザインにも当てはまる、とわかる。


prius1.jpg

prius2.jpg


 この二つを見てもわかるが、とがった形がやたらとつきだしている感じだ。
 比喩的に言えば、「 ☆ という形の砕けたもの」とか、「鋭角部分だらけ」とか、「トゲだらけ」とか、そんな感じだ。やたらと ギスギスした感じだ。生理的な不快感がある。
( ※ 逆に、まったりした柔らかな形は、生理的な安らぎをもたらす。)

 ──

 ここまで考えると、連想されることがある。精神分裂症の画家の描いた絵画だ。
 ルイス・ウェインという画家は、精神分裂症(統合失調症)を発症したが、症状が悪化するにつれて、その画風は、「 ☆ という形の砕けたもの」とか、「鋭角部分だらけ」とか、「トゲだらけ」とか、そんな感じのものに変化していった。


bunretubyo.jpg
ルイス・ウェイン - Wikipedia


 この画風と、プリウスのデザインとは、共通したものがあるとわかる。
 要するに、プリウスのデザインは、分裂病の精神に似ているのだ。だからこそ、次のような好き嫌いが生じる。
  ・ 分裂病っぽい気質の人 …… このデザインが好き
  ・ 落ち着いた 気質の人 …… このデザインが嫌い


 私が思うに、プリウスのデザインをしたデザイナーは、分裂病っぽい気質の人だったのだろう。たぶん、若くて、痩せ型体型の人だ。トゲトゲしい感じが、いかにも自分に当てはまると感じられる。
 一方、若くない人や、落ち着いた気質の人にとっては、プリウスのデザインは不快に感じられる。トゲトゲしい感じが、自分にはまったく不適合だと感じられる。

 ──

 以上のようにまとめることができると思う。(分裂病気質という観点から。)
 
 ※
 本項は、物事の本質を探るという趣旨で、「隠れた本質を探り出す」という趣旨で示した。
 プリウスのデザインの奥には、精神医学ふうの話題がひそんでいるとは、たいていの人には気づきにくいだろう。
     ※
     なお、「分裂病」という言葉は、今日では「統合失調症」と言われる。ただし、話の趣旨に合わせるために、あえて「分裂病」という言葉を使った。これは、不適切に思えるかもしれないが、特定個人の病名として使っているのではなく、抽象的な「症状のタイプ」の名称として使っているので、特に問題はあるまい。誰かが傷つくこともあるまい。




 《 参考 》

 (病気というほどではないが気質的に)分裂病っぽい気質については、次の書籍が有名だ。


http://amzn.to/2pNKH2w

 古典的な名著であり、とても面白いので、一読をお勧めする。
 内容は、あくまで典型的な事柄を示すものであり、そっくりそのまま鵜呑みにする必要はないが、物事を新たな視点からとらえ直すことができるという点で、とても興味深い。
 心理学に興味のある人なら、巻を措く能わずというところだろう。



 【 補説 】
 § プリウスの安全性


 話が短く終わってしまって、物足りない感じなので、おまけの情報を書き足しておく。

 プリウスは、新しい設計思想のボディ構造(TNGA)を取っているので、安全性や剛性が非常に高まっている。そのことは、下記の動画からもわかる。





 ここまでいいのだが、驚くべきことに、韓国車もまた、同レベルにあるのだ。最新型のプリウスに比べても、遜色ない。下記の動画で示されている。





 これには、びっくりだ。
 また、衝突対策だけでなく、自動ブレーキも優れている。そのことは動画からもわかる。日産車に比べると圧倒的に上だともわかる。

 ついでだが、別項 で示した品質ランキングでも、トヨタに次ぐぐらいの、高いレベルにある。再掲しよう。


ranking_brand.jpg
出典:J.D. パワー


 順位で言うと、ベンツ、ヒュンダイ、BMW の順だ。ベンツやBMW と並ぶ品質がある、とわかる。(ヒュンダイ = 現代自動車)
 これより上の品質は、日本ではトヨタだけだ。少し遅れてホンダが続き、大幅に遅れて、スバル、マツダ、日産が来る。これらは先頭グループにはとうてい及ばない。
 特に日産は、値引きで売れているだけだから、「安かろう、悪かろう」という感じだ。
 
 それにしても、韓国車は、ここまで性能レベルが上がった。ま、「品質向上」をめざして、欧州の技術者やデザイナーを大量に招いているから、それも当然かもしれない。(韓国車は、欧州のデザインセンターで欧州人がデザインしたものが多い。)
 「コストダウン」ばかりをめざす日産自動車なんかとは、めざすものが異なるのだろう。「志が違う」と言ってもいいだろう。

 ついでだが、「IT分野では中国が世界最先端で、日本はとうてい追いつけない」という話もある。
  → 中国においてけぼりを食らう日本 - Togetterまとめ
  → はてなブックマーク
posted by 管理人 at 20:55| Comment(7) | 一般(雑学)4 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
すばらしい記事タイトルです・・
スレタイ大賞じゃないけど、今年一番。
Posted by ito at 2017年04月23日 00:23
 プリウスのデザインがひどいのは、元の良いデザインを、上級管理職が自分の好みでどんどん作り替えていったからだ、……という内部情報(らしきもの)がある。
 以下、引用。 http://8971.info/news/prius/design から。

 ──

 理想をそのままスケッチを描いて検討。その理想を具現して粘土模型を作って検討。 ダサいデザインの量産経験豊かな煩いデザインの上司の横槍でいきなりダサく。そしてデザインを知らない会社の重役連中に茶々を入れられもっとダサくなり…。

要は優秀なデザイナーがデザインしたものが、上司、役員に叩かれてどんどんダサくなったようです。トヨタのデザインが80点だと言われますが、その理由がここに隠されているようですね。

ちなみに最初に発表された時はこんなに斬新なデザインでした。

  画像: http://j.mp/2pRQZxO

Posted by 管理人 at 2017年04月23日 09:25
 上の画像の出典を調べてみた。
 たしかにトヨタ公式だが、新型プリウスというより、コンセプトカーであった。
  → http://prius-ec.jp/news/?p=865
  → http://www.toyota.co.jp/jpn/auto/toyota_design/concept_cars/concept_car_gallery_ns4.html

 とはいえ、プリウスっぽい。この路線で少し修正するだけにしておけばよかったのに、全然別物になるほど改悪されてしまったようだ。
 あるいは、新型プリウスは、これとは別のところから生まれたのかもしれない。ちょっとは似ているが、全然違うしね。
Posted by 管理人 at 2017年04月23日 12:48
コンセプトカーはラピートと、なぜかアルファロメオを彷彿させますね。

それとPHVタイプはよくなったかもしれません。
Posted by 京都の人 at 2017年04月23日 22:21
通常では全く関係性を思いつかないような洞察力は、AIにも備わる日が来るのでしょうか。管理人さんはすばらしいです。
Posted by 北海道の人 at 2017年04月25日 12:18
これはホンダみたいに老人の横やりでは無く、エヴァンゲリオン世代のデザイナーがパクっただけだと思います。
Posted by 通りすがり at 2017年04月26日 09:03
あまりエヴァのことはよく知らないのですが、通りすがりさんの意見に納得しちゃいました。
Posted by 反財務省 at 2017年04月30日 20:48
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