【 注記 】 最後の 【 続編 】 の箇所で修正されています。
──
8回目までは「汚染なし」だったのに、9回目には「大幅に汚染されている」という異常な数値が出た。これで大問題になった。だが、急に数値が大幅上昇したことに疑問視する指摘もあった。
そこで新たに証言を得たところ、9回目では取得したサンプルそのものが異なっていたそうだ。
すなわち、9回目には、現場にたまっている「たまり水」(泥や雨水が混じり込んでいる井戸のたまり水)を検査したそうだ。本来はこれは廃棄するべきもの。長い間の汚れで汚染されているので。
8回目までは、たまり水を捨てて、その後に湧き出た新鮮な地下水について検出していた。その場合には、「汚染なし」だった。
要するに、9回目で「汚染されている」とわかる異常な数値が検出されたときのデータは、不正なデータだった。つまり、9回目の数値は無効。「汚染されていた」と騒いでいたのは、ただの空騒ぎ。
記事は
→ 豊洲市場の地下水 最終調査は“都の指示で過去と違う手順” | NHK
→ 魚拓
【 関連項目 】
以前に書いた推測の記事。「雨水だろう」と予想している。
→ (豊洲)地下室の水は雨水だろう
【 追記 】
実は、そもそも地下室に床がないことの方が問題なんだが。床があれば、地下水が湧くこともないし、問題視される「湧き出た地下水」というもの自体が存在しないことになる。
結局、「床がない」という手抜き工事のことがすっかり忘れられている。方向違いのことでばかり騒いでいる。
さっさと床を設置するべき。(床がある場所と、床がない場所がある。全部に床を設置するべき。)
【 続編 】
本項の続編があります。
9回目に続いて、10回目の測定があり、9回目と同様のデータが出たそうだ。
これを受けて、本項の内容を修正した形になっています。
ぜひ、続編をご覧ください。
→ 豊洲市場の地下水の汚染 ( 2017年03月20日 )
:
>9回目の最終調査では、およそ70か所から最大で環境基準の79倍となるベンゼンのほか、検出されないことが環境基準となるシアンなどが検出されました。
その1箇所以外は前回までと同じ方法なのにベンゼンやシアンなどが検出されてるということなのでしょうか。
それ以前に
>8回目の調査で、市場の青果棟の3か所から、環境基準をわずかに上回るベンゼンとヒ素が検出されました。
と基準超えしてるので市場としては不適でしょう。
それでも問題がないというのなら、
豊洲市場の地下水にこの基準を当てはめたのがそもそもの間違いなので、まずそれを撤回し、新基準を公表する必要があると思われます。
(基準を超えたデータが出た後での基準変更が受け入れられるのかは疑問ですが)
また、基準変更で検査が簡便になり検査費用が格段に安くなるのであれば、9回の検査で税金を無駄に使ったことになるので経緯の調査が必要になるかもしれません。
タイムスタンプは 下記 ↓
汚染物質が出ないのが不思議
東京都の水質調査をみると地下水から汚染物質が出てないところはない
奥多摩の檜原村からもシアンやベンゼンが検出されてる
今回が、まっとうな測定方法では??
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/200862
溜まっていた水を検出したのが1箇所。
ベンゼンが79倍となっていたのが1箇所。
汲み上げた直後の湧き水を使ったのが多数。
ベンゼンが10倍超となっていたのが、多数。
──
以上のうち、前者はまともではないが、後者はまともらしい。世間で騒いでいたのは、前者の方。
ただし、床を設置すれば、どっちも無意味。地下水は湧き出さないんだから。
そしてその水は排水基準をクリアできてるのでしょうか。
地下水は勝手に噴出することはありません。水は高きから低きへ。地下はもともと低いところ。
∴問題を理解し、解決するように事は運ばない。
施設放置でランニングコストばかりが税金から垂れ流される。井戸のたまり水より、垂れ流される税金を調査対象にした方がいいのでは。