2017年02月19日

◆ 小1事故が多発

 小学1年生の交通事故死が際立って多いそうだ。この問題をどう解決するか?

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 これは朝日の記事。
 《 歩行中の交通事故、死傷者は小1突出 》
 歩行中の交通事故の死傷者は小学1年生が際立って多い。公益財団法人「交通事故総合分析センター」に朝日新聞が依頼して事故データを分析すると、こうした傾向が見えた。
 小学校の入学を機に親から離れての行動が増える一方で、外歩きの経験が浅く、危険を認知する力がまだ十分でないことなどがうかがえる。
 15年の場合、7歳児の人口 10万人あたりの死傷者数は約 140人で全年齢の3倍に上る。
( → 朝日新聞 2017-02-19

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 事例もある。
 《 横断歩道、手を挙げていたのに 一人歩きの小1死亡 》
 下校後に友達の家で遊んだ。事故に遭ったのは、夕方の帰り道だった。
 自宅まで350メートルほどの信号機のない横断歩道を、両親に教わったように手を挙げて渡った。左から乗用車が近づいてきた。それを見た別の車が危険を知らせるクラクションを鳴らしたが、身長120センチ弱の小さな体は乗用車にはね上げられた。
 60代の女性が運転する乗用車は時速40キロで走っていた。午後5時20分、対向車線には、離れたところにある信号を待つ車が連なっていた。列にいたトラックの陰から慎之介君が小走りで姿を現した。
( → 朝日新聞 2017-02-19

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 この問題をどう解決するか? 
 記事では、「道路交通法では、横断歩道は歩行者が優先で、車が安全配慮の義務を負う」と記しているが、これは、解決にはならない。「誰に責任があるか」を示して、罪と責任を指摘することはできるが、それだけだ。失われた命が帰ってくるわけではないし、また、今後の事故の予防ができるわけでもない。

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 この問題を解決するには、次の方法がある。
  ・ 自動ブレーキの普及
  ・ 高齢者の免許を制限する。( → 前項


 前項では、高齢者の不能力者の免許更新を不許可にする、という方針を示したが、ついでに最後に、「高齢者の一部に限定免許を与える」という方針を示した。これは「自動ブレーキ車に限定する」という形の免許であり、これによって、高齢者における自動ブレーキ車の普及率を大幅に高める。
 こういう方針を取れば、高齢者の多くが自動ブレーキ車に乗るようになるので、上記のような事故は大幅に減るだろう。(皆無にはならないとしても、事故件数は減るだろう。)
 また、自動ブレーキによって大幅に減速するので、死者も減るだろう。時速 40キロが時速 10キロまで落ちれば、たとえ衝突しても、事故死はしないで済むことが多いはずだ。

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 自動ブレーキというと、前方車両への衝突という事故が念頭になるが、歩行者への事故も重要である。そして、歩行者への事故の多くは、運転手の人為的な不注意であることが多い。上記の 60代女性もそうだ。「物思いにふけっていた」という理由で、ブレーキもかけずに歩行者にぶつかった。
 ここでは、自動車のブレーキ機能が不十分だったのではない。運転手がブレーキそのものをかけなかったのだ。こういう問題を解決するには、自動ブレーキを普及させるしかない。というか、義務づけるしかない。(高齢者には。)

 前項でも述べたが、政府は「新車に対して自動ブレーキを強制する」という方針を取ろうとしている。しかし、若い人が新車を買うときに自動ブレーキ付きの自動車を買ったとしても、高齢者が自動ブレーキ付きの自動車を買うことにはならない。これでは、尻抜けだ。
 政府のやっていることは、まったくもって馬鹿丸出し。これでは、子供の死者が続出する。



 [ 付記 ]
 他に、別の対策もある。こうだ。
 「交通量の多い交差点には、信号機を付ける。少なくとも、押しボタン式の信号機を付ける」

 上の鹿児島市の事例では、「渋滞ができる」ほどの交通量がある道路なのに、交差点に信号機がなかった。だから、手を上げて横断歩道を割っているときに、(渋滞した)自動車の陰に隠れて、姿が見えないまま、自動車にはねられた。
 ここでは、「交通量が多いせいで、事故が起こった」のだが、同時に、「交通量が多いのに、信号機がなかった」ことになる。
 信号機を付けない警察こそが真犯人だ、と言えるかもしれない。

( ※ 鹿児島みたいな地方都市で、渋滞ができるとしたら、よほどの交通量のあるところだろう。なのに、ボタン式信号もないなんて、呆れるね。)
 


 【 関連項目 】

 → 高齢者免許と認知症診断

 最後に 【 追記 】 を加筆しました。
 「高齢者には自動ブレーキ限定免許を標準化するべきだ」という新たな主張を加筆しました。
 自動ブレーキ限定免許を部分的に導入するのではなくて、原則として 65歳以上の全員について、自動ブレーキ限定免許にしてしまう、という案。
 将来的には全部の車が自動ブレーキ付きになるはずなので、これで問題ないはずです。単に移行期間が早まるだけです。その分、移行期間における死者が激減します。

posted by 管理人 at 19:47| Comment(4) | 安全・事故 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>外歩きの経験が浅く、危険を認知する力がまだ十分でないことなどがうかがえる。

ここに着目すべきでしょう
一回痛い目にあわせればいい(笑)
幼いうちにヒットポイントを上げておくといい
Posted by P助 at 2017年02月19日 11:47
↑ちっと違いましたね ヒットポイントを上げることはクルマにぶつかっても簡単に死なないとなるわけですから(笑)
Posted by P助 at 2017年02月19日 11:54
子供は大けがや死亡という概念が分からない。大人が運転する車を信用している。
いくら危険とかアブナイという語を伝えてもよく理解できない。

自分の子が幼児のころ、運転席に座らせ(股の間に座らせ)私が運転しながらどのように子供が見えるのか
実地で教えた。よく見えないことや急停止できないことを身をもって教えた。

いわゆるOJTみたいなモンだが、運転者からの視点を共有すべきプログラムが足りないように思う。
Posted by 検証家 at 2017年02月20日 11:41
運転者の股の間に座らせたって、
思いっきり道交法違反ですしそれ以上に危険ですよね。
Posted by tkhs at 2017年02月23日 00:56
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