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西日本に大雪が降る、という予報が出ている。
西日本では平地でも大雪になるところがある見込みで、10日夕方までに降る雪の量は、いずれも平地の多いところで、中国地方の日本海側と近畿北部で50センチ、近畿中部と南部、中国地方の瀬戸内側で10センチから20センチ、四国と九州で5センチなどと予想されています。
( → 西日本の日本海側中心に大雪警戒を | NHKニュース )
しかし、前回(1月24日)は、こうなった。前回記事から引用しよう。
天気予報では 50センチなのに、現実には 130センチ。これほどにも予想と食い違ったことが、今回の被害の原因だ、と言える。
要するに、天気予報の積雪の精度は、あまり当てにならないのだ。「雪が降るか降らないか」についてなら、かなり高精度で当たるのだが、「どのくらい降るか」については、あまり当てにならない。せいぜい「少ないか、多いか」ぐらいだ。
( → 大雪で自動車が立ち往生 )
というわけで、今回も注意した方がいい。気象庁の予報の数値は、あまり当てにならない。場所によっては、もっと大雪になることもある。雪が多いようであれば、無理をせずに、車を停めて、避難しておいた方がいいだろう。気象庁の予報は当てにならない、と思った方がいい。
とえっても、世の中の大多数は本サイトを読まないから、実際には立ち往生の被害が出ることもあるかもしれない。(そうなるかどうかは、お天気しだい。)
[ 付記 ]
「当たるも八卦、当たらぬも八卦なら、役に立たないぞ」
と思うかもしれないが、そんなことはない。こういうふうに半々ぐらいで危険性が出るのは、明日だけだ。他の日には、その危険はない。明日だけは注意した方がいい、ということだ。
大雪で列車や自動車の立ち往生が続発している。
http://www.news24.jp/nnn/news8756975.html
立ち往生で死者も出ている。
http://www.sankei.com/west/news/170211/wst1702110029-n1.html
詳細情報は動画で。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2980278.html
この動画の最後のあたりを見るとわかるように、積雪量は 85cm や 126cm や 154cm など。私が書いたとおり、予想は大ハズレとも言える。平均値はともかく、場所によっては大被害となるところもあるのが、降雪の特徴だ。
http://www.asahi.com/articles/ASK2C5HKTK2CPTIL00L.html?iref=comtop_rnavi_arank_nr01
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> 気象庁によると、11日午後6時現在の積雪は鳥取県倉吉市60センチ、同県米子市35センチで、いずれも平年の10倍以上。ほかに兵庫県豊岡市75センチ、福井県小浜市71センチ、京都府舞鶴市45センチ、滋賀県米原市36センチ、松江市20センチなどとなっている。
> 鳥取県内では車の立ち往生も頻発した。国土交通省倉吉河川国道事務所によると、山陰道で計約100台、国道9号で計約150台を確認。積雪による車庫の倒壊も相次いだ。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG11H3J_R10C17A2CC1000/
> 気象庁によると、積雪は鳥取市で11日午後に平年の10倍を超える91センチに達するなど記録的大雪となった。
> 気象庁によると11日午後、鳥取県倉吉市で2月としては観測史上最高の61センチの積雪を記録。京都府京丹後市78センチ、兵庫県豊岡市76センチ、岡山県真庭市123センチ、
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予報よりもひどいところが続出しているんだから、予報なんか当てにならないと理解して、慎重に行動するべき。
気象庁は「予報の数値は当たりません.ただの目安程度です」と警告するべき。