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100円ショップのセリアに行ったら、入口のそばで アルミ保温シートというものを売っていた。厚さ1ミリの発泡プラスチックとアルミ箔を接着したもの。
「風呂に浮かべると断熱効果があるかも」
と思って買ったのだが、あとで思い直した。
「掛け布団カバーや、敷きパッドみたいに、アルミ保温シートを使うといいのでは?」
そこで、試してみた。「うまく行かなかったら、風呂に浮かべればいいんだし。駄目元さ」というつもり。
で、その結果は?
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まず、「体の下に毛布を敷く」という従来の方針があった。
→ 毛布を敷く? いや……
これと併用する形で、
「毛布の下に、アルミ保温シートを敷く。輻射熱が逃げるのを防ぐために、アルミ面を下に向けて」
というふうにした。
すると、こうなった。
「保温効果は、いくらかある。厚い毛布1枚分にはほど遠いが、0.3枚分ぐらいの効果はある」
「電気毛布で言うと、強さ1割下げても大丈夫になるぐらいの効果がある」
ま、100円でこの効果なら、大いに効果があったと言える。
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ただし、難点もあった。シートがクシャクシャになることだ。布ではないので、クシャクシャになりやすい。長期的に使うものじゃないですね。1年で一番寒い時期に、1カ月ぐらい使うといいかも、という程度。長く使えそうもないので、使い捨てふう。
また、クシャクシャなのが見えると、見映えも悪い。見た目重視なら、毛布の方がいいですね。
おすすめするかどうかというと、
「コスパ重視なら、100円でかなり暖かくなるので、おすすめ」
と言えるが、
「見た目が良くないので、見映え重視なら、おすすめしない」となる。
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なお、使えるアルミ保温シートは、セリアのものに限る。これはサイズが 180cm×90cm あるので、敷きパッドみたいに使える。
一方、ダイソーや CanDo のものは、長さ不足で、 120cm×90cm( or 70cm)ぐらいしかないので、全然小さすぎる。また、ダイソーのは、厚みが足りない。
買うなら、セリアのものに限る。それ以外は不可だ。
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ついでだが、「体の下に毛布を敷く」という方針のとき、「体と毛布の間にタオルケットを挟む」というふうにすると、毛布を傷めないので、毛布が長持ちするが、そのかわり、体感温度はずっと下がってしまう。とてもおすすめできない。
「体の下に毛布を敷く」という方針では、毛布の上に直接練るべきなのだろう。それが最も効果がある。
[ 付記 ]
アルミ保温シートを、風呂に使う……という本来の目的もあった。
上で述べたように、布団の下に使ってしまったので、改めてセリアに行って、もうひとつアルミ保温シートを買ってきた。180cm×90cm あるので、1回分使っても、まだ1回分ぐらいが残る。それを重ねて、二重にかぶせた。(2倍の保温効果?)
その結果は……
風呂が沸く時間は、1割弱減ったが、あまり違いはなかった。この点は、期待はずれ。
いったん湧かしたあとで、「冷めにくくする」という効果は、十分にあった。おおむね予想通り。
「風呂に入っている間も、保温シートをかぶせておくといい」
というアドバイスがあったので、それに従った。たしかに、その通りだった。
ただし、「首の部分だけくりぬくといい」というアドバイスは、不要だった。普通に全面にかぶせておいていい。あとは、風呂に入っている間、端の方を二つ折りすれば十分だ。それで、首のあたりは出せる。
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Amazon でも購入できる。
http://amzn.to/2kd9lnx
100円ショップよりは値が張るが、厚さが 4ミリもあるので、品質としてはこっちの方がずっとよさそうだ。
ただし、値段は安いとしても、買物の合計額が 2000円以上にならないと、購入できない。そこが難点だ。
購入者の評価を見ると、なかなか評判がいい。ま、価格もすごく安いし、文句を言う必要はないね。
使い方のドバイスも、このページ(上記リンク)を見て知った。読むとよさそうだ。
【 関連項目 】
→ 掛け布団カバーはすごい
→ 毛布を敷く? いや……
→ 二度風呂の薦め (次項)
寝具として使うことはできないな〜
私はとりあえず使ってますけどね。寝相の差かな?
安定しているわけじゃないけど、そもそも、布団というものは、毎日ズレるものだし。ズレの範囲内だとも言える。
まあ、人それぞれか。お試し代は 100円だから、駄目だったら、風呂用にすればいい。
なお、セリア以外だと、小さすぎて駄目です。セリアのならば、少しズレたって、まだ大丈夫。
それはもちろんやっているんですが、冬場だと、大幅に水温が下がります。アルミ保温シートを使うと、下がる量が激減します。1時間たつと、8度下がるはずが、2度下がるだけで済む、みたいな。
断熱は熱伝導を遅くする。
アルミ自体は熱伝導が早いですよね。
アルミは赤外線を反射するので、放射によって熱が逃げるのを防ぎます。
→ 毛布を敷く? いや……
これと併用する形で、「毛布の下に、アルミ保温シートを敷く。輻射熱が逃げるのを防ぐために、アルミ面を下に向けて」というふうにした。
管理人さんへ
アルミ面が逆のように思いますが、いかがでしょうか?
アルミ面が上になるように保温シートを敷いてその上に毛布、その上に身体という順番だと納得できます。
または、身体の上に毛布や布団、その上にアルミ面が下になるように保温シートという順番だと納得できます。
風呂に使うときは、アルミ面を熱い湯の方に向けておいて、湯からの輻射(放射)を防いで保温にはたらかせます。アルミ面は身体の方に向ける必要が有ると思います。
なるほど。そう言われてみると、そうですね。
ただ、逆にしてみよう……と思ってベッドに近づいたら、上にアルミの面が剥き出しになっていると、
・ 見映えが悪い
・ アルミが破れやすい
という二重の難点がある。白い発泡プラスチックを上にしておけば、問題はない。
ただし、アルミの面を上にしても、その上にシーツをかぶせれば大丈夫。つまり、シーツの下にアルミ保温シートを敷けば大丈夫。
でも、シーツが挟まれる分、保温性は弱まりそうな気もする。
ううむ。いろいろあって、一長一短で、どうとも決めにくい感じだ。
ま、あれこれ悩んでいる間に、時間が経過して、「もう真冬は過ぎたので、アルミ保温シートはいらない」ということになりかねないが。