2017年01月24日

◆ アルミ保温シート

 アルミ保温シートというものがある。その効果は?

 ──

 100円ショップのセリアに行ったら、入口のそばで アルミ保温シートというものを売っていた。厚さ1ミリの発泡プラスチックとアルミ箔を接着したもの。
 「風呂に浮かべると断熱効果があるかも」
 と思って買ったのだが、あとで思い直した。

 「掛け布団カバーや、敷きパッドみたいに、アルミ保温シートを使うといいのでは?」

 そこで、試してみた。「うまく行かなかったら、風呂に浮かべればいいんだし。駄目元さ」というつもり。
 で、その結果は? 

 ──

 まず、「体の下に毛布を敷く」という従来の方針があった。
  → 毛布を敷く? いや……

 これと併用する形で、
 「毛布の下に、アルミ保温シートを敷く。輻射熱が逃げるのを防ぐために、アルミ面を下に向けて」
 というふうにした。

 すると、こうなった。
 「保温効果は、いくらかある。厚い毛布1枚分にはほど遠いが、0.3枚分ぐらいの効果はある」
 「電気毛布で言うと、強さ1割下げても大丈夫になるぐらいの効果がある」

 ま、100円でこの効果なら、大いに効果があったと言える。

 ──

 ただし、難点もあった。シートがクシャクシャになることだ。布ではないので、クシャクシャになりやすい。長期的に使うものじゃないですね。1年で一番寒い時期に、1カ月ぐらい使うといいかも、という程度。長く使えそうもないので、使い捨てふう。
 また、クシャクシャなのが見えると、見映えも悪い。見た目重視なら、毛布の方がいいですね。
 おすすめするかどうかというと、
 「コスパ重視なら、100円でかなり暖かくなるので、おすすめ」
 と言えるが、
 「見た目が良くないので、見映え重視なら、おすすめしない」となる。

 ──

 なお、使えるアルミ保温シートは、セリアのものに限る。これはサイズが 180cm×90cm あるので、敷きパッドみたいに使える。
 一方、ダイソーや CanDo のものは、長さ不足で、 120cm×90cm( or 70cm)ぐらいしかないので、全然小さすぎる。また、ダイソーのは、厚みが足りない。
 買うなら、セリアのものに限る。それ以外は不可だ。

 ──

 ついでだが、「体の下に毛布を敷く」という方針のとき、「体と毛布の間にタオルケットを挟む」というふうにすると、毛布を傷めないので、毛布が長持ちするが、そのかわり、体感温度はずっと下がってしまう。とてもおすすめできない。
 「体の下に毛布を敷く」という方針では、毛布の上に直接練るべきなのだろう。それが最も効果がある。



 [ 付記 ]
 アルミ保温シートを、風呂に使う……という本来の目的もあった。
 上で述べたように、布団の下に使ってしまったので、改めてセリアに行って、もうひとつアルミ保温シートを買ってきた。180cm×90cm あるので、1回分使っても、まだ1回分ぐらいが残る。それを重ねて、二重にかぶせた。(2倍の保温効果?)
 その結果は……
 風呂が沸く時間は、1割弱減ったが、あまり違いはなかった。この点は、期待はずれ。
 いったん湧かしたあとで、「冷めにくくする」という効果は、十分にあった。おおむね予想通り。
 「風呂に入っている間も、保温シートをかぶせておくといい」
 というアドバイスがあったので、それに従った。たしかに、その通りだった。
 ただし、「首の部分だけくりぬくといい」というアドバイスは、不要だった。普通に全面にかぶせておいていい。あとは、風呂に入っている間、端の方を二つ折りすれば十分だ。それで、首のあたりは出せる。

 ──

 Amazon でも購入できる。



http://amzn.to/2kd9lnx

 100円ショップよりは値が張るが、厚さが 4ミリもあるので、品質としてはこっちの方がずっとよさそうだ。
 ただし、値段は安いとしても、買物の合計額が 2000円以上にならないと、購入できない。そこが難点だ。

 購入者の評価を見ると、なかなか評判がいい。ま、価格もすごく安いし、文句を言う必要はないね。
 使い方のドバイスも、このページ(上記リンク)を見て知った。読むとよさそうだ。
 


 【 関連項目 】

 → 掛け布団カバーはすごい
 → 毛布を敷く? いや……
 → 二度風呂の薦め (次項) 
posted by 管理人 at 21:37 | Comment(8) |  健康・寒暖対策 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これはツルツル滑ってダメだ。
寝具として使うことはできないな〜
Posted by 先生 at 2017年01月24日 22:01
> 寝具として使うことはできないな

私はとりあえず使ってますけどね。寝相の差かな? 
安定しているわけじゃないけど、そもそも、布団というものは、毎日ズレるものだし。ズレの範囲内だとも言える。
まあ、人それぞれか。お試し代は 100円だから、駄目だったら、風呂用にすればいい。

なお、セリア以外だと、小さすぎて駄目です。セリアのならば、少しズレたって、まだ大丈夫。
Posted by 管理人 at 2017年01月24日 22:15
湯船のふたをなるべく閉める様にするといいですよ。風呂場はあたたまりませんが。
Posted by 京都の人 at 2017年01月24日 22:16
> 湯船のふたをなるべく閉める

 それはもちろんやっているんですが、冬場だと、大幅に水温が下がります。アルミ保温シートを使うと、下がる量が激減します。1時間たつと、8度下がるはずが、2度下がるだけで済む、みたいな。
Posted by 管理人 at 2017年01月24日 23:00
アルミは断熱ではなく、遮熱だったかと。
断熱は熱伝導を遅くする。
アルミ自体は熱伝導が早いですよね。

アルミは赤外線を反射するので、放射によって熱が逃げるのを防ぎます。
Posted by PV3taro at 2017年01月25日 22:43
まず、「体の下に毛布を敷く」という従来の方針があった。
  → 毛布を敷く? いや……
 これと併用する形で、「毛布の下に、アルミ保温シートを敷く。輻射熱が逃げるのを防ぐために、アルミ面を下に向けて」というふうにした。

管理人さんへ
 アルミ面が逆のように思いますが、いかがでしょうか?
アルミ面が上になるように保温シートを敷いてその上に毛布、その上に身体という順番だと納得できます。
 または、身体の上に毛布や布団、その上にアルミ面が下になるように保温シートという順番だと納得できます。
 風呂に使うときは、アルミ面を熱い湯の方に向けておいて、湯からの輻射(放射)を防いで保温にはたらかせます。アルミ面は身体の方に向ける必要が有ると思います。
Posted by ishi at 2017年01月26日 16:18
>  アルミ面が逆のように思います

 なるほど。そう言われてみると、そうですね。

 ただ、逆にしてみよう……と思ってベッドに近づいたら、上にアルミの面が剥き出しになっていると、
  ・ 見映えが悪い
  ・ アルミが破れやすい
 という二重の難点がある。白い発泡プラスチックを上にしておけば、問題はない。

 ただし、アルミの面を上にしても、その上にシーツをかぶせれば大丈夫。つまり、シーツの下にアルミ保温シートを敷けば大丈夫。
 でも、シーツが挟まれる分、保温性は弱まりそうな気もする。

 ううむ。いろいろあって、一長一短で、どうとも決めにくい感じだ。
 ま、あれこれ悩んでいる間に、時間が経過して、「もう真冬は過ぎたので、アルミ保温シートはいらない」ということになりかねないが。
Posted by 管理人 at 2017年01月26日 22:38
 思い直したが、敷き布団のかわりでなく、掛け布団の代わりにするといいかも。体温を遮熱する効果も高そうだし。
Posted by 管理人 at 2017年01月27日 12:02
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