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中村俊輔が横浜マリノスから移籍するというので、どういうことなのかと思ったら、意外な事情が判明した。

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中村俊輔が横浜マリノスから移籍するそうだ。(各紙報道)
これを見て、「給料を下げられたせいかな?」と思ったが、そうではないそうだ。
→ 俊輔「お金じゃない」年俸1億2000万円蹴り8000万円提示の磐田へ
給料の大幅ダウンを飲んでまで、愛着のある古巣を離れる。どういうことか? 理由は「サッカーに専念するため」だという。(上記)
もっと詳しくは、下記。
→ 中村俊輔「もう現役長くない。だからこそ」一問一答
しかし、なぜマリノスでは駄目なのか? 現在のマリノスの状況では、サッカーに専念できないそうだ。というのは、現経営陣がチームを引っ掻き回しているせいで、それへの対処に追われて、サッカーに専念できないという。
→ 中村俊輔、横浜と涙の絶縁 英と業務提携できしみ
いったいどういうことかと思ったら、現経営陣は、外国からの進駐軍で、現在のマリノスの状況を無視して、滅茶苦茶に引っ掻き回しているということだ。
今オフはCFGが起用した強化担当者が急激な若返りを図り、中村と同じ38歳のDF中沢が年俸1億2500万円から50%ダウン、DF栗原も大幅減額を提示されるなど、激震が走った。選手から「マンネリ化したつまらない練習」と不満の声が出る中、CFGが推すモンバエルツ監督の続投も決めた。
シーズン中からチーム内から反発や不満、不信感が出て、中村は主将として、長谷川社長らフロントと再三、話し合った。ただ、親会社の日産自動車から出向している長谷川社長ですら、意思決定できない現実があった。自身の努力だけでは越えられない壁に限界と苦しさすら感じたという。
どうやら、無能な選手や無能な監督ばかりを導入して、有能な古参をどんどん追い出しているようだ。「若さがすべて」という感じで、若手の無能ばかりを登用して、それで人件費を浮かせるが、チームは崩壊状態らしい。
次の話もある。
CFGルートで年俸1億円超、3年契約で獲得したFWカイケが活躍どころか問題児だったことも、選手の不信感に拍車をかけた。長年支えた裏方スタッフも次々と契約を更新しないと通達され、体制は劇的に変化。中村の移籍は、マリノスの色が薄れた現状に警鐘を鳴らす側面もあったようだ。横浜は今月中旬に新体制発表を予定。攻撃の柱のFW斎藤学は海外移籍を希望し、川崎Fなどがオファーを出している。中村の移籍で主力選手が流出となれば、昨季の名古屋のようなJ2降格の悲劇を招く可能性もある。
( → 編成面はCFG、社長も口出せず/中村俊輔移籍解説 )
これを見る限り、「日産自動車はマリノスを捨てるつもりだな」としか思えない。マリノスを J2 に降格させて、消滅させて、現状のマリノスにかかる経費を浮かせようとする、というわけだ。(毎年 10億円ぐらいの赤字が浮くわけだ。マリノスが消滅すれば、そうなる。)
ところが、意外なことに、日産自動車は「マリノスを成長させる」というつもりでいたようだ。
《 日産とCFG、グローバルサッカーパートナーシップを締結 》
日本の自動車メーカーである日産自動車は、シティフットボールグループ(CFG)の公式自動車パートナーになります。
CFGが日産と結ぶ初めてのグローバルパートナーシップは、5年間の契約となります。CFGは、日産が株式の大多数を所有するサッカークラブ、横浜F・マリノス、マンチェスターシティ、 マンチェスターシティウェメン、ニューヨークシティ、メルボルンシティのネットワークの他に世界各地に事業所を持つサッカーに関するマーケティング会社を所有している、サッカーグループです。
パートナーシップの締結は、CFGが日産の所有する横浜F・マリノスの少数株主となり、シティフットボールサービスやシティフットボールマーケティングを通して、CFGの持つ知識や専門性、サービスを横浜F・マリノスに提供するというものです。
( → Manchester City FC )
世界最大規模のサッカー会社に経営を委託することで、マリノスを、マンチェスターシティやニューヨークシティーみたいな一流サッカークラブに立て直したい、というつもりだったようだ。壮大な夢を見ていたことになる。
ところが、現実は、立て直すどころか、J2 降格である。夢と現実とが正反対だ。
また、監督がとんでもないひどい監督だと判明したあとも、なおかつ監督を続投させ、代わりに、有能な選手を次々と失う。あきれるほどひどい状況だ。
「船は沈没しても、船長だけは最後まで船とともに運命をともにする」
という話はあるが、それとも違うようだ。船をすべて沈没させるが、船長だけは最後まで生き残ろうと思っている、という感じだ。それでいて、船底の穴を直す気もない。
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マリノスの現状は、とんでもない倒錯と大混乱だと言える。
では、なぜ、こうなった? たぶん、ゴーンの経営方針のせいだ。
「日本人は馬鹿ばかりだから、外国人を進駐させれば、大幅に改善するはずだ。フットボール後進国の日本に、フットボール先進国のクラブから、経営陣と指導者を導入すれば、大幅に改善するだろう」
こう思って、今回の方針を取ったのだろう。
ここまで見ると、ある共通性に気づく。それは、日産自動車そのものの失敗だ。
「日産の社員は馬鹿ばかりだから、ルノーの人材を導入して、社内では英語公用語化すれば、駄目な日産は状況が改善するだろう」
こういう方針で「社内の英語公用語化」を推進した。しかし、その成果は、惨憺たるものだった。
→ 英語の社内公用語化は?
ここに詳しく記してある通り。ひどい状況になってしまった。(読んでほしい。)
そもそも、ルノーは、日産にものを教える資格など、何もない。ルノーの出す利益はごく低く、ろくに儲けていない会社だ。下記にグラフがある。
→ 自動車野郎の独り言 : 五カ国連合 仏ルノーの企業統治
ま、ここ1〜2年ぐらいは、ルノーの経営も改善されてきたようだが、それまではずっとひどい状況だった。赤字経営になったこともあった。
こんな駄目会社から来た進駐軍が、日産を牛耳っているのだから、日産がまともに経営できないのも、さもありなんということだ。(セレナの自動ブレーキもひどいありさまだ。)
で、こういうふうに、やたらと外国人がのさばって、会社やクラブを引っ掻き回すから、会社やクラブは滅茶苦茶な状況となる。
それが、マリノスと日産自動車で起こっていることだ、と言えるだろう。諸悪の根源は、日本人を馬鹿にする、白人優先の王様のせいだ、というわけだ。
Gone with the wind.
【 関連項目 】
マリノスが大幅赤字を出して、ひどい状況にあることについては、前に述べた。
→ マリノスの赤字解消法
ここでは、赤字解消の方法を示したが、その方法は取られなかった。かくて、大幅な赤字は蓄積するばかり。そしてついには、クラブ解消へ向かいつつあるようだ。
【 関連サイト 】
本項の公開後に、詳しい背景解説をするページが出た。ついでに読むといいだろう。
→ 中村俊輔も退団、どうなる横浜FM。揺らぐ名門はゼロからのチーム再建、今季の苦戦は必至か

現実化する前に、何とか食い止めてほしい、という願望と警鐘です。
病気になった人がいたら、見て見ぬフリをして放置するより、病気だと指摘する方が親切でしょ? 私は意地悪しているわけじゃありません。意地悪なら、今は無視して、つぶれたあとで喜びます。
タイムスタンプは 下記 ↓
三菱自動車は日産傘下になった。
レッズは、三菱重工の傘下になったが、そのうち、日産傘下になるかも。日産がマリノスを手放せば、日産や三菱自動車はレッズを手に入れる権利を持つ。三菱重工には、金がないし。
(個人的には俊輔よりも榎本の移籍が残念でしたが。)
「とんでもない倒錯と大混乱」に見えるのは、チームの体制と合わなくて出ていく人たちの意見だけしか報道されないからであって、今年は優勝争いは難しいかもしれませんが、J2降格の危機とまでは、とても言えないと思っています。
まあ、今日の新体制発表を見てから判断しても、遅くは無いかと。
https://pbs.twimg.com/media/C2L77rjVIAAu6yM.jpg
一方、本項と似た趣旨の記事。
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/jleague_other/2017/01/14/_split_fm/
以下、引用。
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むしろ深刻なのは、ディフェンスの主力であるDF小林祐三(→サガン鳥栖)、DFファビオ(→ガンバ大阪)、GK榎本哲也(→浦和レッズ)の3人を移籍させた点だろう。彼らに正当な評価を下し、引き留めることができなかった。それは「罪」に近い。不動の右サイドバック・小林には「契約満了」を突きつけた。見る目がないというか、正義がまかり通らない。
横浜FMは来季に向け、レッドスター・ベオグラード(セルビア)で得点を量産していたポルトガル人FWウーゴ・ヴィエイラを獲得するなど、戦力補強も行なっている。しかし、DFラインの主力をごっそりと手放し、Jリーグで生き残れるのか? もし、齋藤学も移籍する道を選ぶとしたら……。そこには、茨(いばら)の道が待つだろう。
新体制の発表を見て、私は逆のことを思いました。
加入選手のコメントは、ことごとく前向きで、マスコミのネガキャン(笑)を否定するものばかりでした。
これって、言わされているのだとしても、チームのマネジメントがしっかり出来ているって事じゃないですかね。
F・マリノスが泥船だとすれば、乗り込んで前向きな発言をするなんて、余程のバカか、余程のクズだと思うんですけど、そんなのがプロ選手になっているなら、Jリーグ自体クズだって事でしょう。
(世界の中では、まだまだレベルが低いとは思ってますけど。)
確かに、後ろの選手(特に哲くん!)の移籍は心配だとはいえ、それぞれにそれなりの理由や事情があるし、代わる選手はきちんと補強できてます。
お貼りいただいた記事の「正義がまかり通らない」は、言いすぎじゃないですかね、流石に。
とかなんとか申しましたが、別に「あんた間違ってるよ、ふざけんな!」という気持ちで書いてるんじゃなくて、自分なりの予想と言うか、願望?(笑)が管理人さんと真逆だったので、コメントさせていただきました。
何はともあれ、どういう経過、結果になるか、楽しみながら今シーズンを見てゆきます。
そんなことないでしょ。移籍して入った選手で最有力なのは扇原だと思うけど、彼は J2 降格の名古屋からの移籍です。泥船は名古屋。マリノスの方がまだマシ。
この例からもわかるように、チームが泥船でも、選手はいつでも移籍できます。沈没する前に逃げれば大丈夫。
チーム経営が泥船なのと、選手のスポーツとは関係ありません。マリノスが泥船でも、沈没するまでは選手は普通にスポーツができます。両者は無関係。
たとえば、世界最低レベルの中国に、有名選手がいっぱい来る。それと似たようなものだ。
> 楽しみながら今シーズンを見てゆきます。
ハラハラしながら、では?
うっ、た、確かに。
まあ、それも含めての、醍醐味という事で(笑)。
→ https://www.footballchannel.jp/2016/11/07/post183566/
名古屋は、トヨタのせいで、J2降格。
横浜は、日産・ゴーンのせいで、J2降格になりそう。
どっちもそっくりだな。
一方、広島カープは、マツダのおかげで優勝。(会社が野球に口出ししなかったから。)
カープにしろマツダにしろ、原爆の焼け跡から裸一貫で復興してきた
地元広島への愛着がゆるぎなくあるからでしょうね。
まさに上記の2件と対照的です。やはり日本人は「情と集団」で動く
民族なのかも。「シン・ゴジラ」の最後の最後に仕込んであった、
あの暖かい「どんでん返し」は、日本の企業で働いた経験が5年以上
ある人間でしたら誰もが「はっ」と気が付く仕込みですし(あの庵野
という人、おそらくは被害者にも加害者にもなった経験があるので
しょうね。