2016年12月28日

◆ 将棋連盟の謝罪

 将棋連盟が謝罪した。(三浦九段の件で、調査委の報告が出たあとで。)

 ──

  → 【将棋ソフト不正疑惑】日本将棋連盟会見詳報 産経ニュース
  → 離席発言「真偽の調査を怠った」 将棋連盟の説明詳細:朝日新聞

 連盟は、調査委の結論を受け入れて、謝罪したわけだ。
 しかし、前項でも述べたように、調査委の結論は、不十分な調査による間違った結論だ。連盟は、虚偽の上に立って、謝罪したわけだ。その場合、真実との食い違いが、これから露見するだろう。
 では、どうなるか? 今後を予想しよう。

 ──

 今後は、三浦九段は、技巧を使えない。もともとスマホを取り上げられた状態で対局するからだ。(金属探知機あり。)
 それでもこっそり使おうとすれば、監視が入るだろうし、仮にバレたら、それこそ取り返しが付かない。
 となると、技巧を使えないせいで、勝率は著しく低下することになる。

 さらに、もう一つ、決定的な結果が出るだろう。
 今後は技巧を使えないのだから、技巧との一致率が大幅に低下するはずだ。これまでは、
  ・ 勝局では、技巧との一致率が極めて高い。
  ・ 敗局では、技巧との一致率がかなり低い。

 という結果が出ていた。このことから、
  ・ 勝局では、技巧を使っていた。
  ・ 敗局では、技巧を使っていなかった。

 と推定された。

 一方、今後は、技巧を使えないから、勝局でも敗局でも、技巧との一致率はかなり低くなるだろう。
 つまり、次のようになる。
  ・ これまでは、勝局では技巧との一致率は高かった。
  ・ このあとは、勝局では技巧との一致率は低い。

 こういう結果になるはずだ。

 そして、このことから、「三浦九段は技巧を使っていた」ということが、論理的に推定されることになる。
 また、「三浦九段はもともと技巧に似た手を打つんだよ」という擁護論者の根拠が完全に瓦解することになる。

 つまり、今後の三浦九段の勝局において、「技巧との一致率」を調査することで、三浦九段が「黒」であったことが、論理的に推認できることになる。

 三浦九段があくまで「白」にこだわるのならば、現時点で引退するべきだった。しかるに、引退しないで、今後も対局し続けるならば、その棋譜によって、「自分が黒であること」を証明してしまうだろう。
 それが今後の道筋だ。あらかじめ予想しておこう。

 《 注記 》

 勘違いする人がいるが、注意しておこう。
 「今後は成績が落ちる」と予想しているというよりは、むしろ、
 「今後は技巧との一致率が下がる」と予想しているのだ。(勝局で。)
 両者は別のことなので、間違えないように。



 [ 付記 ]
 実は、このことは、(前項でも紹介した)下記項目で述べたことだ。
  → 三浦問題の決着方法(将棋)
 一部抜粋しよう。
 その方法とは、こうだ。
 「過去ではなく未来において、三浦九段と技巧との一致率を見る」


 これによって、判定できる。なぜなら、これによって、
 「三浦九段はもともと技巧に似た思考方法を取る人間なのだ」
 ということが成立するかどうか、判明するからだ。

 (1) シロの場合

 シロの場合には、もともと技巧に似た思考方法を取るのだから、今後の対局でも、技巧との一致率が高いはずだ。つまり、今後はソフトなしでも、技巧との一致率が高い手を指し続けるはずだ。

 (2) クロの場合

 クロの場合には、ソフトに頼っていたのだから、今後の対局では、技巧との一致率が低くなるはずだ。つまり、今後はソフトなしで対局せざるを得ないので、技巧との一致率が高い手を指し続けることはできなくなるはずだ。

 というわけで、今後の対局で、(ソフトなしの状態で)技巧との一致率を調べればいい。
 そのあと、次のように判定すればいい。
  ・ 技巧との一致率が 70%以下か
  ・ 技巧との一致率が 85%以上か


 前者( 70%以下)ならば、「ソフトなしでは技巧と同じでを指すことはできない」と判明したので、クロ認定となる。
 後者( 85%以上)ならば、「ソフトなしでも技巧と同じでを指すことはできる」と判明したので、シロ認定となる。
 なお、両者の中間( 70% 〜 85% )ならば、「どちらとも言えない」として、「保留」の扱いにして、調査を継続すればいい。

 より詳しい話は、該当箇所の前後を含めて、項目全体を読めばいい。
  → 三浦問題の決着方法(将棋)



 [ 付記 ]
 調査委の報告が間違っていること(一致率を誤解していること)は、前項の後半に記した。そちらを参照。
  → 三浦九段に「推定無罪」

 
posted by 管理人 at 07:09| Comment(26) |  将棋 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
統計の専門家から一致率については意味がないと考証されていますよ。
管理人は将棋についても将棋ソフトについても統計学についても詳しくないようですが、専門家の意見にどう反論できるのでしょうか?

専門外に首突っ込んだあげく自分の推理(笑)が間違っていたとわかると発狂するのは見苦しいと思わないのですか?

将棋連盟と専門家に依頼した第三者委ですら潔白を認めているのですから、何もしらない門外漢のあなたも認めた方がいいですよ
Posted by 病院は早めに行きましょう at 2016年12月28日 07:49
ここ二、三ヶ月、研究出来なかったこと。
精神的影響。
42歳という年齢。

疑惑が白だったとしても成績が落ちる要素があります。

仮に成績が落ちたとしても、疑惑が黒の証明にはならないと思うのですが。
Posted by バイアス at 2016年12月28日 07:56
本当にみっともないんでもうやめたら?
Posted by @ at 2016年12月28日 08:48
不正ありきでの検証は中立性を欠く、まさしくあなたのことですよ。
過去にあなたが引用した橋本さんのツイートも削除され、本人も俺が投稿したわけではないとトンズラして最終的に捨て台詞を言って逃げました。
なぜ橋本さんは逃げたんでしょうね?なぜ渡辺さん久保さんは今回の結果に猛抗議しなかったのでしょうか?
不正があると信じているなら証拠を出して徹底抗戦するべきでは?
連盟も状況の事実誤認も多々あったようですし、明らかに調査不足の勇み足としか思えないのですが?
Posted by マン at 2016年12月28日 08:55
 成績が落ちたり、スマホアプリとの一致率が明らかに低下したとしても、それだけで以前にスマホアプリを使っていたという証明とみなすのは難しいでしょう。
 仮にそうなったとしても、この騒動で棋力(気力)が落ちたという言い訳ができます。もちろん、その言い訳を聞く人が妥当と認めるかどうかは別の話ですが。

 三浦九段が裁判に訴えなければ、三浦九段の成績が落ちたり、スマホアプリとの一致率が明らかに低下したとしても、将棋連盟が追加の処置(休場や追放など)をするとは考えにくいです。
 世間の人は、「やっぱり黒だったのか」または「可哀想に、この騒動で弱くなってしまった」と思うのでしょう。

 私が危惧するのは、三浦九段が何らかの方法で対局中にスマホアプリを使うことです。
身体検査?、金属探知機? 裏をかく方法は有るのか?
 発見されてもされなくても、将棋界は大変でしょう。


 
 
Posted by ishi at 2016年12月28日 09:09
三浦九段が過去の棋譜を技巧との対戦に置き換えて
たくさん記憶していたなら、ありえないかな?
Posted by 今後も技巧に似た手を指してほしい at 2016年12月28日 12:44
とりあえず名誉毀損で三浦棋士の弁護士に連絡かな
Posted by お楽しみに at 2016年12月28日 12:54
連盟が指名した第三者委員会で不正の証拠がないっていってるのがわかりませんか?
調査が不十分というなら、どこまでやればいいのですか?
三浦さんが棋聖を獲得した時まで遡りますか?

管理人の発言は、ただの負け惜しみいやそれ以下のひどい内容で、みっともない以外の何物でもない。

人を疑うなら推測や推論で考えるのではなく、事実をのみを拠り所とすべきだ。

Posted by エンドウ at 2016年12月28日 12:59
このブログ、おもしろいね。
おもしろいから、2ちゃんとかからおバカさんが
いっぱいやってくるんだろうね、きっと。

だから、管理人クンさ。
自分の高尚な意見をツブされたくなかったら、
おもしろくないことだけを書けばいいのよ。

そうそう、昨日カメラ撮影を拒否した
どっかの団体(連盟?)みたいにね。
とっても簡単なことだよ。
試してごらん?
Posted by ほほう at 2016年12月28日 14:50
結局技巧との一致率が技巧公開前と後で有意差が出なかったことについてはどうお考えなのか
Posted by ぎわく at 2016年12月28日 15:06
ここの管理人は将棋についても統計学についても何も知らない素人だから聞いても無駄だと思いますよ

一致率なんて2か月も前から散々馬鹿にされていることすら知らないなんてとんでもない無知を晒しましたね…

ネットで基本を調べることすらできない人間がいるとは流石に驚きです。ネットde真実以下の知識量ですね!
Posted by 笑えない冗談に存在価値はあるのでしょうか?w at 2016年12月28日 16:03
将棋の橋本さんのように、残念ながら管理人の南堂さんも今回の件でいろいろ露呈したものがあるように感じました。
南堂さんの著作「ライブドア・二重の虚構」の鋭い分析には感心いたしました。しかしこのブログでは結論ありきで他の視点を受け入れられないあなたの分析には、脆弱で信頼が置けない面もあるということが伺えるかなと思います。
もうこの件ではもしかすると体面上「折れることはできない」のかもしれませんが、ほとぼりが冷めてからでいいので、ゆっくりと振り返って柔軟な力強さを手に入れて、また著作に励んでいただきたいです。期待しております。
Posted by 一読者より at 2016年12月28日 16:13
そもそも、久保のバカ(もう敬称没収)が、「30分以上離席してるので怪しい」とかほざいててて、みんなそれを真に受けて、「三浦九段はクロだ」とか偉そうなことを言ってたが、実際に調べてみたら、三浦9段の離席時間は、30分じゃなく、3分だったわけだ。

お前も先ずは、謝ろう。
Posted by 閻魔 at 2016年12月28日 19:58
勝局では、技巧との一致率が極めて高い。
敗局では、技巧との一致率がかなり低い。

とありますが他の高段者の棋譜でも同様の結果が出ていたそうですね
技巧に限らず単にソフトが選択した指し手がより正解に近いと言う事でしょう
ですからソフトとの一致率が高ければ勝ちの可能性は高くなりますし
一致率が低ければ負けの可能性が高くなる
ただそれだけの事ではありませんか?
三浦九段のみの棋譜だけではなく他の棋士の棋譜も詳しく見てみたいものですね
Posted by 24+ at 2016年12月28日 21:42
みなさんすみません、このブログは管理人が書いたものではなく、スタッフが勝手に書いたものです。
Posted by 佐伯敦 at 2016年12月28日 22:22
70%とか85%とかいろいろ数字出てるけどこの数字の根拠は?
正しい調査方法とか偉そうなこと言ってるけどまずは白黒判断基準のこの70と85について説明してよ
それから技巧公開前の技巧の一致率の高さについても説明お願いしますね
Posted by このブログ書いた人、頭大丈夫かな? at 2016年12月29日 00:25
三浦九段は金属探知機などを使った厳しい対局環境を用意してもらった方が、不正疑惑を抱かれるリスクから棋士を守ることになるので歓迎。(僕潔白だし)
というスタンスのようだから、復帰後の対局における一致率の平均やばらつき具合がどうなるか、ちょっと興味ありますね。

ただ、棋士が本気でバレないように不正をしようと思えばいくらでも手段が残されているような気もします。
局ごとに不正に使うソフトを変えるとか、急所の局面でだけ使うとか。
あ、金属探知機とかもすり抜ける素材の容器に入れて隠すとか事前に守衛室とかに隠しておくとかすればいいですし、協力者がいればスマホなしでもいいですし。
Posted by 赤ちゅん at 2016年12月29日 02:59
三浦九段があくまで「白」にこだわるのならば、現時点で引退するべきだった、管理人さんのこの意見には到底同意出来ません。

本人が「白」だと主張するのであれば、現役続行の意思をも主張しなければ筋が通りません。棋士を辞めるべき理由がそもそもないのですから。

その反対に本人が「黒」だと認めているのであれば、当然ながら自分から引退すべきです、連盟から除名処分を受けるのを待つまでもなく。

「白」でも「黒」でも引退すべきとの結論が導かれるのでは、疑われた時点で職業を辞める以外の選択肢がないではありませんか。
Posted by 無実であり無罪、そして冤罪 at 2016年12月29日 12:01
> 「白」でも「黒」でも引退すべきとの結論が導かれるのでは

 どうして日本語を読めない人ばかりなのだろう?

 「白だとこだわるのならば」というのは「こだわる」という点に力点が置かれている。ゆえに、「こだわらなければいい」というのが結論。
 そんなこと、小学生でもわかるだろうに。
Posted by 管理人 at 2016年12月29日 12:39
レベルの低い人にこれ以上話しても無駄ですよ。孫さんのtwitter見てれば大衆の馬鹿さ加減が恥ずかしくなるほどです。それに対応する孫さんをある意味尊敬しますが。
例えば感想戦の読み筋がソフトと一緒とか、指し手の感じが今までと別人(とても三浦さんらしくない)など証明しようのない話もいくらでもある。だから第三者委員会も連盟側の判断を尊重したのに皆わかってないよね。まあ終わりかたとしては三浦さんの名誉も守られたし、犠牲者もない。過渡期の事故と考えればこれでいい。
Posted by gunts at 2016年12月29日 16:49
自身の無実、身の潔白を主張する極めて自然で正当な行動を「白だとこだわる」と表現する管理人さん。これが世に言う「悪意の塊」を文章で表現し発表されたいい実例、お手本ではないですか。

貴方は三浦九段本人を攻撃していない、攻撃対象は調査委と三浦九段の無実論者だけだ、そう書かれていますが本当でしょうか?

三浦九段の意思であり名誉がかかっている潔白の主張をすることそれ自体を最初から否定してかかる管理人さんの姿勢、「現時点で引退するべき」と三浦九段の職業である棋士生命を終わらせることについてまで言及されていること。

2016年12月26日の◆ 三浦九段に「推定無罪」の余談では特に遠回しの悪意と人格否定を強く感じましたが、私は管理人さんの一連の将棋関連の投稿が三浦九段に個人攻撃を加えていないとは思えません。果たして私の気のせいなのでしょうか。あるいは管理人さんはこの案件にこだわり過ぎて、当初は意図していないところで思わず三浦九段を個人攻撃する結果になってしまってはいませんか。
Posted by 無実であり無罪、そして冤罪 at 2016年12月29日 18:02
> 自身の無実、身の潔白を主張する極めて自然で正当な行動

 本当にそうなら、私も三浦九段の潔白を信じられたんですけどね。
 残念ながら、事実は下記。

>  そして、現時点で、三浦九段は完全に沈黙を守っている。仮に彼が不正をしていないのであれば、大々的に「私は潔白です」と訴えて、記者会見を開いただろう。……三浦九段は、「私は潔白です」と訴える記者会見を開いていないからだ。
 → http://openblog.seesaa.net/article/442808976.html

 つまり、当初はずっと沈黙を守っていた。自分の無実を訴えることがまったくなかった。
 また、スマホの提供を求められたときには、断固として拒否して、いったん渡したスマホを奪取した。
 その後、将棋連盟から出場停止を言われたときには、「潔白だ」と訴えるかわりに、出場停止をいったん同意した。

 結局、真実を訴えるのとは逆の方針をずっと取っていた。彼の当初の行動は、「冤罪にあった人」とはまったく正反対のものだった。

 彼が潔白を強硬に訴えるようになったのは、かなり日数がたってからのことだった。(決定的な証拠はないから、勝てそうだ、と判明したあとのことだった。)
Posted by 管理人 at 2016年12月29日 18:14
調子がいい時→生着が見えていて一致率が高い
調子が悪い時→正着が見えていないので一致率が低いというのはごく自然なのではなきでしょうか?
今後三浦さんが仮に調子を崩して一致率か低くなったとして、なぜそれがクロの証明になるのか理解に苦しみます。
Posted by ヨシタカ at 2016年12月30日 11:45
なるほど、三浦九段の潔白主張に関する管理人さんの見方は出発点から少し経つまでの経緯から来ていたのですね。

私はつい最近になって貴ブログを拝見させて頂いている次第でありまして、新しい投稿文章をたくさん読みましたが、以前の上記貼り付け記事の辺りは失礼ながら流し読みしていました。

管理人さんは当初、白黒をはっきりとさせない方がいいとの立場だった。「法廷闘争なんかはやめた方がいい」「黙って処分を受けてから、あとで復帰すればいい」「推測だけがあり、証拠は何もないまま、穏やかに収束する」という決着を望む、それが三浦九段本人のためなのだ、と。

ここまで書いていたはずの管理人さんが、最近では「真実を求める。虚偽を排除する」真実はそれ自身が明らかにされることを欲する、「何のために」じゃないんだ、それが方針でありサイトポリシーだからだ、と。

このような言論の変遷を辿ることとなったのは三浦九段の対応の変化にあったわけですね。貴方が「白にこだわる」と表現される理由について、一応の理解が出来ました。とはいえ現時点で彼が棋士を引退すべき理由など毛頭ありませんが。

確かに当時、日本将棋連盟の発表から三浦九段が報道の場面に出るまで、かなりの間がありましたね。

最初に、三浦九段は普段からインターネットで直接に自分の意見や主張を発信するということを全くしていない棋士である、ということを認識しておく必要があります。

次に周囲にいる観戦記者やら新聞記者、将棋担当の取材関係者達はほとんどが常日頃から日本将棋連盟と仕事をしている間柄である、ということです。

その上で私の憶測その@。あの弁護士さんからNHKの取材に応じるまでの間は不用意な発言を止められていたのでしょう。

第三者委員会が設置される前の時点ではすぐに裁判に発展する可能性があり、かえって発言が不利に働くことを弁護士は職業柄、危惧し警戒するものですから。

それから現在でも両者の主張が食い違っている理事から竜王戦が中止になった、休場してくれ云々のことです。

ここで私の憶測そのAですが、多分将棋ムラのあの体質からいって、よってたかって「将棋界全体のため」だから、実際真相はどうであれ一旦は受け入れるよう半強制の雰囲気にとりまかれて、「しばらくはおとなしく黙っているように、分かってくれるよね?」といった感じで発言を封じられていたと思います。

第三者委員会が緊急事態ゆえに連盟の処分は妥当でやむを得なかったというのは、この辺りの事情なのでしょう。

私の憶測そのB。三浦九段の誠実で慎重かつ朴訥な人柄からくる彼の不測の突発事態(突如として不正を問い質される)に対する初動が、周りからは挙動不審に受け取られる、ということです。

三浦九段は近年でこそニコニコ生放送の解説などに出演して、明るくてよく話す一面を見せましたが、以前はそうは見られていませんでした。最近ではかなり場慣れして改善されてきましたが、基本的には口下手の部類に入りますね。渡辺竜王がもっと若い時から流暢で適確な解説を理路整然と出来るのとは大違いです。

もしも三浦九段の性格が渡辺竜王のようであれば、または管理人さんのようであれば、つまり日常では考えもしないような事態が生起した際に、ただちに適切な対応をとることが出来る性格をした人間であれば、「冤罪にあった人」にあってはならない沈黙期間はなかったでしょう。しかし三浦九段はそうではなかった。気が動転して頭が真っ白になってもおかしくない性格です。

この国に数多くある冤罪事件における気の弱い冤罪被害者達が、警察官に取り調べられる際に「無実の主張を貫き通すのは損にしかならないよ」「争うなんて無駄なことはやめて、諦めて楽になった方が今後の身のためだよ」「日本では裁判になった時点で99パーセント以上は有罪になったも同然なんだよ」などと脅されて黙らせられる(騙される)心境は、管理人さんのようにはっきりと物事を言えるかたには理解出来ないか、あるいは理解出来たとしても共感は出来ないでしょう。

私の見解は以上です。じゅうぶんに時間をかけて考えてから自分の態度を表明する。三浦九段のあの性格からして、なんら不自然な行動ではないということです。

ここからは蛇足ですが、スマホを渡さず云々についても、これは混乱の渦中にあって三浦九段の判断は当然のことだったと思います。日本将棋連盟は公平中立の機関でもなんでもない。三浦九段と家族の個人情報が入っている私有物を、一方的に根拠のない疑惑を指摘してくる信用のならない人達の集団に渡せますか? どんな悪質なでっち上げや機械的「不正工作」をしてくるか分かったものではない。証拠を捏造された後で、はいこれが言い逃れの出来ない黒の物的証拠です、などと提示されたらたまったものではない。危険過ぎる。裁判の場か第三者に提出して解析する以外に道はなかった。解析に入るまでずっと三浦九段が将棋連盟で寝泊りして、スマホの現物を以後将棋チャンネルのビデオで誰も触らずに撮影し続けてもらえる監視体制を築けるならば話は別ですが。つまりどうなるにせよある程度の時間が経つことは避けられなかったのです。
Posted by 無実であり無罪、そして冤罪 at 2016年12月30日 19:00
> 気が動転して頭が真っ白になってもおかしくない性格です。
> 冤罪事件における気の弱い冤罪被害者

 そんなに気が弱い性格だったら、将棋連盟の処分が出たあと、黙って甘受することにしたと思いますよ。私のおすすめしたとおりで、2カ月後に復帰すればいい。「自分が我慢すればいい」と思って、何もしないことにしたと思います。

 ところが三浦九段は、その後、徹底抗戦した。ここにはものすごく強力な意思力が働いています。
 その点は、STAP の小保方さんと比べると、はっきりする。彼女は記者会見でもあくまで「自分は潔白だと正直に訴える」という感じだった。涙目という感じもあった。
 一方、三浦九段の対応は、「真実を訴えて憔悴する正直者」ではなくて、「冷静に自分の正当性を訴える合理的な計算頭脳」という態度だった。小保方さんとは対比的な計略家だった。「頭の悪い正直者」ではなくて、「非常に頭のいい計略家」という態度だった。
 まあ、そのあたりは個人の印象の差があるかもしれないが、少なくとも「気が小さくておどおどしている」という感じはなかったですね。小保方さんにはそれがあったが。必死に自分を立てているという感じだった。すぐに崩れそうだった。一方、三浦九段は正反対だった。


 
Posted by 管理人 at 2016年12月30日 19:49
管理人さんと私、確かに著しく個人の印象の差があるようですね。

私にしても三浦九段の人となりを知っているなどと断言出来る程に将棋ファン暦が長くありませんが、多くの話題を取り扱う中にあって将棋の単独カテゴリなどはあえて作る必要がないという扱いをされている管理人さんは、一体どのぐらいの期間、将棋に興味関心を持って観ていたのでしょうか。大変失礼ながら今回の騒動があってから特に将棋や棋士に注目されるようになったのでしょうか?

三浦九段はプロの将棋棋士ですから「冷静に自分の正当性を訴える合理的な計算頭脳」の持ち主であり「非常に頭のいい計略家」なのであって、極めて頭脳明晰なのですよ。それでありながら同時にその内面から外面に向かって誠実で朴訥な人柄が窺い知れる。これらの言わば相反する要素を併せ持つ人物が、この広い人類世界にはいるものです。

しかし同時に積極的行動派ではない。そして咄嗟の事態に遭うと、慌てずに言葉に出すのが苦手。これらの点が渡辺竜王とは決定的に異なるところです。

私が上記の投稿文章で、世間一般の気が弱い冤罪被害者を例に出したのは相当に拙かったですね。これは安易であり失敗でした。単に突然非日常の冤罪事件に巻き込まれた冤罪被害者に共通の働きがちな精神状態が分かりやすいかなと思って書いたまでのことです。

三浦九段は違います。強力な意思力の持ち主です。黙って甘受する、「自分が我慢すればいい」、何もしない。こんなことを彼が自身に対して許せるわけがありません。いくら三浦九段が将棋界随一の研究家肌だといっても学者・研究者ではなく、あくまでも勝負の世界に生きてきた男なのですから。勝負師が盤上だけでなく人生の危機、重要局面におけるその態度表明においても徹底抗戦を選ぶこと、これは至極当然の結論であり行動なのです。

そしてここが重要なので注意して頂きたいのですが、「真実を訴えて憔悴する正直者」ではなかった、少なくとも「気が小さくておどおどしている」という感じはなかった、という管理人さんが受け取った印象についてですが、そうであったとしてもおかしくありません。

何故ならば我々将棋ファンや最低限でも関心を持った一般大衆が見聞きしてきた、報道の場に出て潔白を訴える三浦九段、記者会見で取材に応じる三浦九段は、既に熟慮の末に自分自身の態度の在り方について決然たる意思を持って受け答えする冷静な思考の持ち主だからです。

それとは反対に、我々が普段は見聞き出来ないところ、将棋棋士と一部関係者しか実際の場面を知らないところがある。それが前述した私の憶測その@ABです。

三浦九段に「自分が我慢すればいい」、「気が小さくておどおどしている」という部分があったとしたらここです。

あまりにも信じ難いことが目の前で発生、棋士仲間から不正を疑われるという、それまでの棋界では考えられない不測の事態にあって、普段の冷静さを失ってしまい、一時的に気が動転したり、物事を考える余裕をなくしたり、精神的ショックによる意気消沈しての、混乱のある咄嗟の言動があっても全然おかしくないんですよ、ということを私は書いたのです。

もちろん、その当時の常務界の聴き取りの様子とか三浦九段と理事達一人一人との会話や光景を、無関係者の私は直接見聞きしていません。だから私が憶測で書いたのは、三浦九段のあの性格ならば日常と非日常、普段の生活と突発事件における対応の仕方が違っても矛盾しないと感じる、ということだけです。三浦九段の性格について、報道の印象だけでは語れない、ということがご理解頂けたでしょうか。

私には管理人さんのように、今回の問題を分析・解析した上で自身の見解を表明するという手法や能力は一切ありません。ですのでその論争には加わる資格はなく、拝見させて頂くに留まらざるを得ません。

しかしながら潔白の主張が沈黙を挟んでのことだったという当時の経緯について管理人さんが疑問を抱いているということなので、このことについては私は黙っていられなかったので書いています。

当時、あの状況下にあってはことの重大さと成り行き上、ああいった流れになっても仕方なかった。ただちに記者会見を開くということをすべきだったのだとしても、三浦九段の性格上、冷静になって落ち着いてから弁護士と相談して考えるという時間が彼には必要だった。沈黙期間についてはこのことを理解する必要があると私は思います。
Posted by 無実であり無罪、そして冤罪 at 2016年12月30日 23:00
過去ログ