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記事を引用しよう。
水泳会場は現行通り「オリンピックアクアティクスセンター」(江東区)を新設する。観客席数を現行計画の2万席から1万5000席まで減らし、基本設計から見直すことで、建物全体を規模縮小する案を有力とした。683億円の整備費は470億〜512億円まで圧縮可能とした。
( → 読売新聞 2016年11月01日 )
まあ、席をそれだけ減らせば、それだけコストを圧縮できる。とはいえ、その後は、1万5000席という広大な席がずっと無駄になる。都心の一等地で、1万5000席という広大な席をずっと無駄にするのは、実にもったいない。
こんな無駄をするくらいなら、五輪後はつぶしてしまった方がマシだ、とさえ言える。しかし、つぶしてしまうものを建設するというのも、馬鹿げている。
では、どうすればいい?
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そこで、私が妙案を出す。発想の転換で、主従を交替させてしまえばいい。つまり、こうだ。
「席の方はそのまま2万でいいが、プールの方をつぶしてしまう。あとには2万席のコンサートホールを残す」
これでいいだろう。というのは、コンサートホール(劇場用を含む)は、都内では不足しているからだ。
また、特に、舞台の周囲に席が並ぶというタイプのホールは、数が限られているので、稀少価値がある。
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プールをつぶすと、オリンピック委員会や日本水連が文句を言いそうだ。そこで、プールについては、調布か新横浜か戸田あたりに、プールを新設すればいい。そこでは、プール以外の観客席は最小限でいい。どうせ観客なんか、ほとんど来ないんだし。
下記は、調布スタジアムの近辺だ。スポーツ施設を作るための土地は、たっぷりと余っている。
※ 何で土地が余っているかというと、調布飛行場のそばで、音がうるさいからだ。こういうところこそ、水泳競技の会場を作るのには最適だ。こういう郊外に、立派なプールを作ればいい。観客席は少しだけあればいい。